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乾徳山ビバーク体験会報告

日程   :2009年10月31日~11月1日
メンバー :11名
10月31日 9:00塩山駅~10:35登山口~12:05錦晶水(ツェルト張り練習、昼食)13:00~13:45扇平~14:40山頂~16:30ビバーク地
11月1日  6:10下山開始~7:00道満山~8:00前、徳和バス停にて解散

「日帰り山行で道迷い」の設定でビバークするので、原則日帰り装備、あとは個人判断。Y隊長のお言葉に各自日帰り仕様(チョット豪華め)で集合した。
錦晶水の疎林の中で、まず各自ツェルト張りを実践。張り終わった後、初心者のために場所の選び方やツェルトの張り方のデモンストレーションをして頂く。ポールの代わりのストック活用法や傘の利用法などメンバーからもいろいろアドバイスがあり勉強になった。
その後、遭難前の寸劇?交じりの楽しいおしゃべりをしながら山頂へ。
Mさん「もうこんな時間だ。今から山頂に向かうと日没までに下山できない。ここで引き返そう」
Tさん「えぇー、せっかくここまで来たんだから山頂へ行きましょうよぉぉ~~!」

・・・実際、下山してくる方は、遅い時間に山頂へ向かう私達に『どうするつもりだろう』と不審の目つき。対向者の皆様、余計な心配かけてすみません。

山頂では黒金山から回ってきた4名と合流。360度の景観を楽しんで下山開始。
ビバーク適地の指導を受け、西風の当たらない岩陰や窪地に実際に横になって寝心地を確認しながら進んだ。
16:00 Y隊長から声がかかる。
リーダーになって道に迷っていたら、これぐらいの時間にはメンバーに声をかけること。「後1時間、行けるところまで行って、ビバークするかも」など。そしてツェルトの有無などメンバーの装備を確認しヘッドランプや防寒着をすぐ取り出せる所に移させること。・・・
16:30左側疎林、右側ススキ原のところで急に隊長がストップする。
「これから先は急坂続きでツェルト張る場所がないと思うからここでビバークしましょう」 リーダーは地形も読めなくてはダメですね。各自夕食をとり日没とともに就眠。

以下は私個人のビバーク初体験記
ツェルト張りは、まぁ自己満足の域。下は落ち葉でフワフワで結構快適。楽勝!!と思ったのもつかの間、1時間後には山の冷気が体に張り付いたようにゾクゾクする。21時ころには、熱を生産すべく全身の震えが始まる。タオルでもザックカバーでも、被せられる物はすべて被りミノムシ状態で子犬のように(老犬のように)丸まる。震えるままに食べ物を口にし朝方の冷え込みに備える。幸い3時頃、寒さが和らぎ震えもおさまる。
少し休もうとお湯を沸かしペットボトル湯たんぽを作り熱いミルクを飲んでほっとするが、ほとんど眠れぬまま朝を迎える。

私と同じように普通の格好で寝たはずのY隊長は、これ位の寒さは序の口、と余裕の笑顔。こごえてしまった私との違いは何だろう。経験差?体力?気力?  他の皆さんもそれ程は寒くなかった様子で、話を伺うと普段から日帰りでもレスキューシートは持ち歩くとか春秋はシュラフカバーや銀マットは持つとか。自分の「日帰り装備」の甘さを実感した。

この次に日には雨が降り寒波襲来。一日ずれていたら大変でした。
今回はよい体験が出来、感謝しております。隊長さん、楽しいメンバーの皆様ありがとうございました。
最後ですが、青い空、大展望の山頂、夕日に輝くススキのの穂波・・秋晴れの乾徳山は最高でした。
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