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春季 雪上訓練

■日時: 2010年4月18日(日)
■場所: 谷川岳 マチガ沢
■参加者:14名
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■概要
 前日の降雪の後で天気が回復し、良い天気の中、盛り沢山の練習が行なえた。雪不足が心配されており、尾根筋では地面が露出した状態だったが、マチガ沢内では1メートル以上の十分な積雪があった。

■訓練内容

8:30 土合駅出発、旧道からマチガ沢を10分ほどつめた所の西黒尾根斜面を訓練場所とする。

9:30 訓練開始
1)歩行練習
つぼ足で、直登、直下降、斜登高、斜下降
2)耐風姿勢、初期制動
・合図により一斉に耐風姿勢。
・登高、下降中に、合図により一斉に初期制動。
3)滑落停止
・空身での滑落停止練習。ザックを背負っての滑落停止練習。
4)確保訓練
ハイキングレベルの雪山では、ハーネス、クライミングロープは持たないのが普通なので、8ミリ補助ロープ、スリングを使った練習を行う。
・スリングを用いた簡易ハーネスを作成。
・立木に支点を取って8ミリロープを設置。ハーネスのカラビナを用いた半マストによる懸垂下降。支点のカラビナに半マストでロープを掛けての下降者の確保。

12:30~13:00 昼食

5)弱層テスト
スコップで30センチ角程度の雪柱を切り出す。深さ5センチ位のところに昨日の降雪による層があり、さらに深さ40センチ位の所にも層がある。人が雪柱に乗っても崩れず、安定はしているようであった。
6)タコツボ掘り
斜面に制限時間20分でタコツボを作成。風をしのぐには十分?なものができる。
7)荷物を背負っての歩行、斜面でのアイゼン装着
・傾斜地で休憩・作業する際の注意点を身につけるため、傾斜地でアイゼンを装着。講師のお二人が一番、二番で作業を終了されたのは流石。
・適度な急斜面、でザックを背負うと、登るのは容易でも下るのは恐怖感があり、良い練習となった。
8)ビーコン訓練
・2台のビーコンを雪に埋め、ビーコンを持っている人が捜索練習。会内のビーコン所持者の割合も増えてきている。十字交差法の原理について説明が必要であるかもしれない。

15:00 訓練終了 土合駅に戻り解散
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