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月山・鳥海山スキー(月山編)

日時:2010年5月1日~2日
メンバー:会員6名、他会1名
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5月1日(土)
4月30日に東京を旅立ったT塚以外の6名は、シーズンオープン前のネーチャーセンターの大きな庇の下にテントを張って、前祝の晴天祈願前泊宴会を滞りなく済ませ、1日朝の合流を待っていた。1日7時前に仙台発のTが合流し、本日のオープンニングセレモニーのため出勤してくるネーチャーセンターの職員の目を気にしながら、前泊後を片付けていると、心優しき職員の方々は、無断宿泊の私たちを咎めることもせず、にこやかにトイレまで使わせてくれました。山形人の優しさに感謝感謝!
 準備を整えていると、上空のヘリからマイクで下界に呼びかけている。「東京都からお見えの〇〇さん。ヘリに見えるように手を振って下さい!」昨日遭難者が出たようで、その捜索である。ぐずついた天気を気にしながら準備を整え車1台をデポして、2台の車で姥沢に向かう。
 姥沢からリフトに乗る。リフトの終点に立つと結構風が強い。山頂にはガスがかかっている。それでも、周りの山スキーヤー、テレマーカー、山ボーダー、登山者達と足並みをそろえて、シールを貼って出発する。時々強風が吹く。横を行く山ボーダーは風除けのため、匍匐前進スタイルである。風と戦いながら、牛首のコルの手前まで行くが、撤退を決めて、リフト終点まで引き返した。ここまで引き返すと風も治まる。徒歩組は、姥沢まで下山。スキー組は、姥沢経由志津温泉まで滑降。本日の行動を終了する。
今日の夜は、清川行人小屋という、至れり尽くせりの無人小屋に宿泊の予定であったが、小屋へたどり着くどころか、戻ってきてしまった。今夜の宿をどこにするか?T塚の頭の中を整理すると、記憶の隅っこから素敵なキャンプ場の存在が出没してきた。本日の幕営地は、大井沢のキャンプ場に決定。このキャンプ場は、草地のサイトで、直火OK、すぐ近くに温泉あり、当然水道トイレ付き。そして驚く事に無料なのです。当然焚き火を囲んで宴会。山菜天ぷらに山菜のおひたし等々。そして爆睡。

5月2日(日)
 テントから出ると、月山・姥ヶ岳・湯殿山の三つの真っ白な頂が、真っ青な空の中に浮かんでいる。早速月山に向かう。本日の予定は、徒歩組は月山登頂。スキー組は姥ヶ岳登頂後姥ヶ岳西斜面を滑り降り石跳川をネーチャーセンターまで滑降。
 リフト終点で、徒歩組(H夫妻)とスキー組5名は、別々のピークを目指し二手に分かれる。徒歩組の報告は集会の後にでも、惚気話として聞きましょう。スキー組は30分強ほどのシール登行で山頂に立つ。山頂からは雄大な朝日連峰が迫ってくる。朝日を望む足元には、真っ白な大斜面がある。いよいよ、1日お預けを食らった大滑降が始まった。誰もいない大斜面に5人のシュプールが描かれる。足はピクピクしてくる。大斜面を滑り降り、しばし休憩。コルから石跳川へ滑り込む。少しずつ樹林帯に入っていく。ブナの大木の中を、滑り下りる。あっと言う間に終点のネーチャーセンターに到着。後ろを振り返ると、はるか遠くに姥ヶ岳が鎮座している。
 この後、O、T、会員外の3名は鳥海に向かう。H夫妻は蔵王温泉へシットリと過ごしに。YとT塚は帰宅の徒についた。
 この冬は積雪が少なく残雪の量が気にはなっていたが、融雪量が少なかったため、近年まれに見る残雪量であった。第二日目はほぼ無風快晴の中滑る事ができて最高の幸せでした。春の月山は何年通っても、飽きる事のない大斜面を提供してくれます。また、月山の大斜面は、邪悪三姉妹のTが、実は天然三姉妹の一員であることも教えてくれました。
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