【日程】 2010/5/28(夜行新宿発)~5/30(早朝新宿着)
【メンバー】2名

【ルート】 中津川駅(5:00)→前宮登山口(5:50)→山頂避難小屋(10:30)→
恵那山山頂(11:00)→大判山→鳥越峠→神坂峠(15:30)
新宿23:20発の高速バスに乗り込み中津川へ。そこからタクシーで30分、前宮登山口に
たどり着く。5時50分、静寂の森、正ケ根谷を流れる水が清々しい。しかし来るまでの
至るところに“熊注意”の看板が…、熟成した2人は朝のモグモグタイムの
ご馳走にされないかと少々心配になる。
今回登りに使う前宮ルートは明治26年にウェストンが登った歴史あるルートらし
いが、他の楽なルートができてからは人気が無いらしい。実際男性1人を目撃して
以来誰も来なかった。6.5時間の最長ルートを敢えて選んだリーダーは素晴らしい
!^_^; 全コースタイムは10時間、タクシーの迎えが17時なので休憩は最小限に
しようと決める。
頼りない丸木橋を渡りいざ出発!いきなり尾根の急登が始まる。この登りが
長く本当に息つく場所が無い。眺望もなく暗~い山道、6時間もつのか??と思う
。(後から聞けばリーダーも同じ事を考えていたらしい。)汗だくで息を切らし
黙々と登ること約2時間、ようやく樹林から抜け明るく展望が開ける。いつもの事
だがきれいな景色を見るとパワーアップ↑途中数ヶ所で山菜のコシアブラをゲットし、
再度現れる急登も何クソと頑張る。2千メートルを越えると段々なだらかになり、
雰囲気がガラッと変わった。地面は白のお花畑、ショウジョウバカマやイワカガミも
出現し、針葉樹の原生林(コメツガ、トウヒ?)の道はなんとも神秘的。
期待以上の光景に2人とも大感激!写真を取り気分が盛上がる。
軽い足取りで一ノ宮、二ノ宮、三ノ宮と祠を越え、山頂手前の避難小屋たどり着
く。(立派で清潔な小屋で薪ストーブ、貯水槽、近くにトイレもある。)
気付けばここまで4.5時間、いいペースだ。気持ち晴れ晴れ笑顔の2人(^-^)
のんびり下山しようね~、なんて余裕発言も飛び出す。
簡単にランチを済ませ山頂を目指し、10分ほどで到着。しかし恵那山山頂は樹林
に囲まれ全く眺望がきかない。ご丁寧に櫓もあったがイマイチ・・・。
記念撮影をし、恵那神社でお参りすると早々に下山ルートへ。
避難小屋横の大岩の上に人が数人、何でだ?と思い登ってみると、
なんと360度の絶景!残念ながら雲が多く北、南アルプスは望めなかったが、
冷たい風にあたりながらしばらく素晴らしい景色を楽しむ。
後から登って来たヤンググループに場所を譲り熟女2人は撤退、下山の神坂峠ルート
を目指す。
岩が露出した歩きにくい箇所もあったが、崩壊箇所にはしっかり迂回ルートが
できていて安全、展望がきき快適に歩ける。アップダウンは結構激しく
疲れるが、その分絶景ポイントが多く振り返って雲を被った恵那山を何度も
眺める。時間に余裕があるのでしばらく待つが雲は一向に切れない、それどころか
段々厚く暗くなってきたので先を急ぐ。途中サラサドウダンやアカヤシオを見な
がら下山。神坂峠には15:30に到着。
タクシーを待つ間は山菜採取タイム!雑草の中から
山ウド、雑木林の奥にコシアブラ。リーダーは藪を掻き分け見事に見つけ出す。
袋いっぱいの山菜土産ができて嬉しいかぎり!この後タクシーで「クアリゾート湯舟沢」
に移動し中津川温泉を満喫。閉店22時まで寛いだ後、中津川駅より再び夜行バス
で帰京した。
夜行日帰り山行でしたが、バスで眠れて何とかなりました。せっかく岐阜まで
来たのだから長いルートを歩いて正解!翌日食べたコシアブラの天ぷらは本当に
美味!!クセになりそうです。 出発前から帰りまで、技術面から山菜まで
アドバイス下さったリーダーに大感謝!今回も楽しい山行でした。
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