【メンバー】11名
日時: 2010年12月19日(日)
集合: 土合駅 朝8:40
場所: 谷川岳 天神平
雪不足で開催が危ぶまれたが、開催の週に積雪があり、かろうじて雪訓ができる程度の雪の量となった。
天神平スキー場は一番下のゲレンデのみオープンでほとんどスキーヤーはおらず、その代わりに、数グループの山岳団体、ガイドツアーが訓練を行なっていた。
雪は少ないものの、好天の下、必要十分な訓練が行なえた。また初参加のKさんが雪山に深い経験を有しておられ、要所で有意義なアドバイスを頂けた。
○8:50~ ブリーフィング後 天神平に移動。
○10:00~ 訓練 (途中で適宜休憩・昼食)
【内容】
【状況判断】
1)現在位置の確認: 地図とコンパスを確認し、訓練を行う地点を地形図上で把握。
2)ピットを掘り雪質の観察。積雪は深いところで40センチ程度。。ほとんど新雪だが、下10センチ位がやや締まっており、その上がごく弱い弱層となっている。
【歩行技術】
1)ピッケルを杖にしての、つぼ足での歩行 斜面を直登、直下降、トラバース。
2)ワカン装着による歩行
3)斜面にピッケルで足場を掘り、ザックをピッケルで確保し斜面上で、アイゼンを装着。アイゼンの具合が悪くすぐに装着できない人もいた。(シーズン初めの用具の点検を怠らないようにしましょう。)続いて、アイゼンを着けての歩行訓練。急斜面でダガーポジションによる下降の練習。
【ピッケルを用いた滑落防止技術】
1)耐風姿勢
号令により、一斉に耐風姿勢をとる。登りの途中、下りの途中の両方で練習。
2)初期制動
号令により、前後左右に転倒し、即座にピッケルを突き滑落を事前に防止する練習。登りの途中、下りの途中の両方で練習。
3)滑落停止:
・緩い斜面でフォームの確認。仰向けで:足が下、頭が下。うつ伏せで足が下、頭が下、でそれぞれピックを刺す練習。
・急斜面で背中で滑って反転停止。雪が軟らかいため滑りが悪く、ソリを使って練習を行なった。
【確保技術】
スリングを用いて簡易ハーネスを作成。補助ロープを用いて半マストによる懸垂下降の練習を行なった。その際、雪を掘って支点(雪きのこ)とする技術を実習した。雪は意外と強度があることが解ったが、正直、山のなかでは使いたくない技術である。
○15:10 訓練終了。土合駅に戻り解散。
以 上
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- 2010-12-31
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