日程:2011年4月23日~24日
メンバー:2名

4/23雨 7:40新宿 11::00美濃戸口 12:30出発 15:20行者小屋前
4/24晴 5:45行者小屋 8:00 2850m分岐 9:00行者小屋 12:00 美濃戸
4/23 関東地方はすべて雨だが出発することにする。翌24は晴れのはず。
本日は天候によっては、美濃戸口で停滞も考えておく。7:40新宿を出発、11:00には美濃戸口へ到着。
昼食として山菜そばを食べてさらに車で進む。3月に来た時はこのあたりは積雪があり凍結して車で先へ行くのは難しかった。4月下旬ともなると新緑が鮮やかで雪のかけらも見えない。
美濃戸山荘のPに2日分2000円を払い身支度を整え出発。あと2パーティが入山するようだった。小雨だがやみそうにない。まあ、行者小屋まで2時間だからと傘をさしながら歩き出した。
実は、今回の核心部はここにあった。登山道は氷の上を雨が流れ、脇は踏みぬきそうなモナカ状の雪。雨の中、ザックからアイゼンを出してはくのもおっくうだったので歩いたのが失敗だった。バランスをとっているうちに二人とも、ビニール傘が壊れた。とても緊張して歩いてどっぷりつかれた。
2000mぐらいから、雪山の様相。2300mから雨は横から降り注ぐ雪になった。
行者小屋には、1張り先客がいた。雪の中、急いでテントを張る。雨で2枚目の手袋がびしょぬれ。手が動かず、感覚がなかった。リーダーは素手でテントを設営していた。
ずぶぬれでテントに入ると、全身がガタガタ震えだした。ずっと歩いてきて急に止まってさらに冷えたせいだろうか。その後は、ランタンで濡れたものを乾かし、テントに溜まる水をかき出しと内職をせっせとこなした。
4/24 4:30起床 夜半はだいぶテントの上をざらざらと雪がおちていたが、朝には止んで天候回復の兆し。
5:45 空身で赤岳を目指す。トレースはない。昨日の雪がまっさらな状態に戻している。
沢沿いから分三郎尾根へとりつく。ハイマツの尾根道は雪で埋もれ、好きなルートに足跡をつけていく。ハイマツが切れると風が強い。鉄階段だろうか、手すりまでたっぷり雪に埋もれている。今年は雪が多い。雪面は固く、なかなかアイゼンが入らない。ダガーポジションで慎重に進む。2700mから上、強風の中、思うように進まない。岩の取り付きのちょっとした、分岐の看板のところで烈風に飛ばされそう。あえなく敗退。あと60m。
雪煙のたつてっぺんは恐そうだった。すみません、気力・体力・技術、今一歩。出直してきます。
撤退は早い。すこし緩んできた雪面をザクザク降り、瞬く間にテントへ。
下りで、何組かのパーティーに会う。皆、昨日は赤岳鉱泉だ。暖かいストーブでぬくぬくしてたんだろうな、羨ましい。
のんびり、コーヒーを飲み、テントを乾かし撤収。
これから、装備を整え阿弥陀へ登るクライマーたちがいる。ずいぶん余裕だ。
帰りは、アイゼンをはいたまま降りたため滑ることもなく美濃戸山荘までスピーディー。
新緑輝く別荘地をぬけ、もみの湯に入って帰宅しました。
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