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剣岳・立山三山

日程2011年8月13日-14日 
メンバー:2名
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8/13 
天 候:晴れのち曇り
コースタイム: 7:00室堂着 7:16室堂発 8:22一ノ越 
9:28雄山 9:38大汝山富士ノ折立 真砂岳 12:10別山 
剣午前小屋経由 14:00剣沢テン場着

金曜夜新宿スバルビル前には立派なバスがまっていて、灯会の皆が続々集まってきた。
こんな、遠足みたいな山行は初めてでちょっとワクワクドキドキ。
ウトウトしているうちに室堂下のゲートに6:00前に到着、
開くのをまちながら腹ごしらえ。

出発時間が遅かったので、今日は立山三山を廻って剣沢テン場までとする。
まず一ノ越を目指す。一ノ越、富士の折立の稜線からは黒部湖が見え赤い屋根のケーブルカーが動いていた。
一気に3000メートルの稜線に出られるのがこの立山の魅力だ。
残念なのは徐々にガスってきて回りは真っ白。大展望は望めなった。
順調に真砂岳を過ぎ気持ちのよい尾根歩きの途中で、前方から、Y、Tパーティーに遭遇。
山の中で仲間に会えるのって嬉しい。なんか和気あいあいで楽しそうだった。
私とTさんももちろん楽しいのだが背中のザックの重さと
明日の剣岳の天候が気になっていた。
別山ではMパーティーに会えた。ホント、こういう山ってすごいなと思う。
いい思い出になったな。なんて感慨にふけっていたら、
道まちがえた。
剣沢のテン場へ直に降りる道を見逃し、剣御前小屋回りになった。
まあ緩やかなので装備が重い分よかったかもだ。
14:00 テン場到着 
すでにカラフルなテントがならび、間をみつけて2人で4~5人用のエスパースを設営。悠々と荷物を広げられてご飯も食べられて大満足。
前方にはどーんと前剣がそびえ頂きはガスにかくれ、なかなかその雄姿を拝ませてくれない。
テン場を10分下る剣沢小屋でビールを買うついでに明日の道を確認。
沢には雪渓が残っており、チンネや源次郎から登るクライマーはアイゼン、ピッケル装備である。
剣山小屋までも雪渓をわたるがトラバースの道が切ってありとりあえず安心。
ゆっくり、Tさんが夕食を作ってくれる。
今晩はオクラ、キュウリの浅漬け、ズワイガニのトマトソースのパスタ。
つまみにさんまの蒲焼缶を開け、軽く晩酌。
明日は3:00出発のため、19:00就寝。2:00起床予定

8/14
天候:晴れ(夜半だったが、星、満月、雲なし)
コースタイム:3:05出発 3:45剣山荘 6:05剣岳山頂着
8:12剣山荘 9:05剣沢テン場 
10:15テン場出発 11:15剣御前小屋 12:05雷鳥沢テン場 
13:00室堂バスターミナル着

気がつくと2:25。あわてて起き、すぐ外をみると剣が大きな姿を見せている。
雲なし、星あり。月も出てる。やった!! 行ける!! 
急いでお湯を沸かしてお茶だけ飲む。
早出の時もこの暖かいお茶が体を起こし、気持ちを落ち着かせてくれて大事だとおもう。
ヘッデン装着で出発。昨日下見した道が暗くてよくわからなくなってしまった。
一度剣沢小屋までいってまた戻って確認、雪渓にのる道を見つける。
剣沢小屋まで行くとヘッデンの灯りがぽつぽつならんで見えた。
すでに渋滞予想か。
団体にはさまれるのは避けようと抜かし気味で急ぐが、
前がいなくなると、まだ暗い登山道、岩稜帯の為、どこでも行けそうで道をはずしそうになる。
一服剣で小休止、10人ほどが休憩していた。
先にでると先行がいない。ちらちら見えた灯りはこの人たちだったようだ。
単独か2人連れに時々追いつき追いつかれ、
待ちもなく前剣に到着。ここまででも相当高度感があり、
ずっと岩をつかみ、つま先をかけ、攀じ登る。
このところ、岩がマイブームなのでただの登りはだらだらするが
、攀じ登るところは何となくターボがかかる。
Tさんも身軽にするする攀じ登っていく。
前剣の先でご来光。
写真を撮っているおじさんと「あれは鹿島槍ですかねえ」
と話したが真偽のほどは不明。
平蔵のコルの辺、鉄橋が稜線に何気にかかっていて
下はすっぽり切れ落ちている。
遠くから見るカニのたてばいは高度感があり怖そうだが、
実際は手も足も随所にかけられそれほどではなかった。
その後ひと登りで剣岳2999m山頂。
着いたところは広々とした山頂。祠があり、20人近くが休んでいた。
360度の眺望。雲海の上、朝日に輝く峰々、富山の街並みと日本海。
すごい、北アルプスは日本海につながっている。
若者が日の丸の旗を広げて写真をとっていたので、思わず「貸して」ってお願いしフレームに収めた。
ずーっとそこにいて陽の動きを見ていたかった。
カップラーメンを食べているグループが羨ましかった。
Tさんと私は初めての剣を十分満喫し下ることにした。
この後のカニのよこばいにドキドキしながら… 
予想外に渋滞もなく、だから下山道と登りルートを間違えないよう確認しながら。
ほどなくカニのよこばい。十分間をあけて降りる。
確かに岩を回りこむところ、一瞬足場が見当たらない。ように見える。
鎖を持って岩から体を離せばその下の足場は見つけられる。
大きく一歩をふみだし回りこんでクリア。次は鉄はしご。
岩はしっかりしており、どちらかというと、
ときどきあるトラバース気味のザレ場が浮き石、落石の危険があった。
前剣への間かな、Oさんパーティ3名とすれ違う。
他の2人は先行して登っているそう。気がつかなかった。
降りてしまいたくない剣を後に、テン場へ9時着。
予報では徐々に天気は下り坂とあるがまだまだ青空、いいお天気。
しばし剣の景色を眺め、お湯を沸かしコーヒータイム。
テン場はみな出払っていてシーンとしていた。
10時テント撤収して出発。剣御前小屋まで登り、雷鳥沢へは下り、
またみくりが池へ登り、室堂バスターミナルへくだった。
集合は13:30、微妙か、テン場でまったりしすぎたか、
登りでスローペースだったか、とりあえずがんばってなんとか13:00に到着。

温泉には入れなかったため、
Tさんは頭から水をかぶってさっぱりしていた。
私も腕はまくりあげて水浴び。つめたくて気持ちよかった。
バスは14:00に出発。
さすがにお盆まっただ中、大渋滞の末、
新宿で4人の帰宅困難者はネットカフェ泊、始発で家に帰った。
ながーい一日だった。
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