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奥武蔵/棒ノ嶺(地図読み山行)

[日時] 2011年12月23日(金祝) 天気:快晴
[行程] さわらびの湯バス停~名栗湖~白谷沢~棒ノ嶺~北東尾根~名栗湖~さわらびの湯バス停
[メンバー]10名
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飯能駅に7:50集合、ここからバスに乗って登山口に近い『さわらびの湯』に向かいます。
本当は、さわらびの湯より少し先のダムまでバスで入る計画でしたが、運転手さんに確認したところ、そのルートは廃線と判明。
という訳で、さわらびの湯バス停で下車。バス停から登山口手前の名栗湖の有間ダムまでは、10分ほどの歩きになりました。
ダム脇のトイレで身支度を済ませた後、6月にあった地図読み勉強会の復習山行ということで、ここで『復習チーム』と、地図読みは初めての『みっちり基本からチーム』に別れて、スタートします。

『基本からチーム』は、Mさんがリーダー。メンバーは、新人のSさん・Tさんと、わたしOです。
スタート前にまずは基本中の基本、尾根と谷の見分け方と、シルバーコンパスの使い方を教えてもらいます。
読図の本を読んでもさっぱりだったのに、Mリーダーの分かりやすい説明のおかげで、コンパスを使うとみんな見事に目標物に体が向きます。
シルバーコンパスて、凄い!
目からウロコです。
しばらくダムの上で、地形観察や近場のピークの位置確認をしたりしていましたが、風が強いため、地図を持つ手がかじかんできます。20分ほどのレクチャーの後、寒さに負けて、登山口に向けて歩き出しました。
歩く途中も、ダム湖周りの地形を、地形図と見比べながら講義が続きます。崖や橋などを確認します。

9:55、白谷沢登山口から登山開始。
地図読みポイントの箇所に番号がふられた地形図を見ながら、ポイントの地形を見落とさないよう、ゆっくり進みます。
見つけやすい地形の箇所に番号が付けられてはいるのですが… やはり慣れないために、2万5000の地形図では表現されない、細かな沢や尾根に惑わされます。みんなで答え合わせをしながら歩きました。
ようやく、わかりやすい岩場エリアに突入し、そこからは地図をしまって手を使いながら登ります。クサリありロープあり、乗るとたわむ細い丸太橋ありと、沢伝いにスリリングなコースが続きます。(“マムシ注意”の看板もあります。暖かい時期に来れば出会えそうです)
林道と交差する地点まで出たところで、東屋もあるので休憩を兼ねて、再度じっくり地図読みタイム。
この先には、トラバースやコルが出てくるので、等高線からわかる傾斜の説明などと合わせて、レクチャーを受けました。
東屋をあとに、また地形図とコースを比較しながら歩き出します。
よく伸びた霜柱をバリバリと、踏みしめ、時に踏み抜いて足元をすくわれながら、12:30に山頂到着。
先着していた『復習チーム』が、温かいおでんで迎えてくれました。冷えた体が、芯からあったまります。
空気が澄んで、山頂からの展望も、都心部のビル群から秩父の山々、日光の男体山・女峰山、一週間前に雪上訓練をした谷川岳までばっちり見えます。あの山があーだこーだと山座同定を楽しみ、食事をしていたら、あっという間に時間が過ぎてしまいました。

13:05、下山開始。
登りはなんとか、地形図を追っかけられていたのですが… この下山コースの地図読みは、本当に難しかったです。
山頂のある尾根から、下山に使う尾根筋に出るのにも、説明されてなんとなく理解。そのあと地形的にわかりやすい706ピークまでの歩きも、尾根に沿ってずっとフェンスがあったために、フェンスに安心して、ちゃんと地形を見て歩けていたか怪しい感じです。
そして、706ピークを過ぎたところから、ついに説明されても現在地がよくわからない状態に…。 所々で、コンパスを使って進行方向の確認をしたりしますが、自分で思っている位置と、説明を受ける現在地がとことん合いません。等高線に出ない小ピークがいくつか続き、さらに混乱してしまいました。
どうにも目標のコースより西にずれて下っているような感覚のまま、とにかくリーダーについていくしかなくなり、足元に注意しながら、急斜面を下ります。
40分ほど猜疑心と闘いながら下っていくと、気づけば眼下に車道が見えはじめ…
14:55、なんと目標の下山場所に着きました!
すごい!!(←この場合、槇さんが)
みんなで、ハイタッチ!!
無事、先行の『復習チーム』とも合流し、ダム脇トイレに寄る時間も惜しんで、下山後のお楽しみ・さわらびの湯へ直行します。残念ながら、ご用事があるそうで飛澤さんが帰られてしまいましたが、残ったメンバーは、柚子湯が用意された露天風呂でまったり。温泉を出てからも、休憩室でさらにまったり。
17:32発のバスで飯能駅に戻ってからも、駅前で店をハシゴして大いに盛り上がってから、ようやく帰路に着きました。

********
今回地図読み山行に参加してみて、今までの自分がただ地形図を持って歩いていただけだったのだと実感しました。正しくコンパスを使って見ていけば、ものすごい情報量のある紙なんですね地形図は。
とはいえその情報を正しく読み取れるようになるには、とにかくいろいろな場所を、地形図を正しく使ってひたすら歩き、経験を積むしかないのだろうなとも思いました。
ためになる企画山行を出していただき、Sさんありがとうございましたm(_ _)m
この山行でよい勉強をさせてもらったので、来年の自分の目標は、「地形図とシルバーコンパスの活用」としたいと思います。
決意も新たにしたところで、せっかく覚えたその使い方も、温泉とアルコールでふやけた自分の鳥頭では 年が明けたら忘れてそ~ とか弱気になっていたら、間髪入れず年末に地図読み山行が出ました。
M会長にもありがとうございますm(_ _)m

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