日時:2012年5月27日(日)快晴
メンバー:(L)Eキャップ、Kチカ様、レディー・Tさま、M校長、ペーU

クライミングを初めて間もないころ、「幕岩」と言われてトポでチェックしていたら見事に「甲府幕岩」で、ちょっと紛らわしいぞ!甲府幕岩!と思った覚えのある、そんなことはどーでもいいのだが、とにかく正真正銘の甲府幕岩に行けることになった。
朝7時に西国分寺集合のはずが、まさかのキャップのお寝坊(!!)で、集合時間が7時半に変更。時間通りに到着していた良い子の4人はセブンへ移動、ちょっくらたむろってキャップをお待ちする。
無事キャップ号が到着し、5人+荷物をらっくらく乗っけて出発。こんな素敵なお車を梅雨シーズンに活用しない手はない。最近お引越しをしたばかりの女性3人は、早速「キャップ号で行くIKEAお買い物ツアー」などなど素敵なプランで盛り上がる。きゃあきゃあ言ってるうちに、車は高速をおり、迷いやすい山道に突入。以前、集いで甲府幕岩に来た校長とレディーは、とにかく迷いまくったらしく、奇跡的に岩場についたとのこと。そのためクライミングの記憶はほぼなく、道に迷ったことしか覚えてないらしい。今回は何度も通っているチカ様のナビもあり、林道もすぐにわかり、10時過ぎに駐車場に到着。駐車場からのアプローチは10分程で楽ちん。最近クライミングばかりで歩いていないので、ちょっとまずいなーと思いつつも、長いアプローチはうんざりなので助かる。
岩場は新緑が美しい森の中でとても爽やか。すでに手前の「豊饒の森」エリアのルートにはクライマーがたくさん取り付いている。身支度を済ませると、キャップ、校長、レディは隣の「メルヘンランド」エリアの「ペンタゴン5.9」で、チカ様と私は豊饒の森にある「ナベちゃん5.8」でアップする。ここでチカ様から「マスターで行ってみようー」との指令がでる。
えっ、マスター!?初めてなんですけど。。。」とアワアワするも、チカ様の言うことは絶対なので(笑)、トライすることに。マスターとはクイックドローを自分で掛けながら登ること。今まで外岩でリードしたことはあるが、先にクイックドローをセットしてもらっていたため、マスターは今回初トライ。ルートは短く、壁は寝ていてホールドもたくさんありそうだが、マスターとなると緊張感は倍増する。いつもベテランのみなさんにはもっと辛いルートをマスターで登っていただき、Trを張ってもらってたのだとあらためて感謝する。慎重に登りきった時はちょっと感激。難しいルートを登りきったらこの何倍もの達成感を得られのだろうなぁ。チカ様もマスターでサクサク登り、その後、他の3人がいるペンタゴンに向かう。
ペンタゴンでは、キャップがTrをセットし、レディ、校長と登りちょうど校長が回収を行っている最中だった。私もTrで登りたかったため、チカ様に再度Trを張ってもらう。チカ様の素敵な登りを見た後は、自分も素敵に登れるような錯覚を起こすが、もちろんかなり苦戦し、ここのリードはまだ無理とややしょんぼり。
次に同じくメルヘンランドのロングルート「HIVE5.10a」にキャップがTrを張ってくれる。このルートは25m程あり、50m
ロープでギリギリ足りた。上部はクラックも走っており、長くて面白そう。軽くお昼を食べ、校長、レディ、私の順に登る。「HIVE」とはミツバチの巣箱という意味らしいが、ルート下部「アプローチ5.7」を超えると、そこから上は虫さんパラダイス!ハエさんハチさんなんだかわかんない虫さんがわんわん飛んでる。ひえぇー。お邪魔してるのは人間どもなので、刺す虫さんがいないことを祈りつつ、上を目指す。ちょうど虫さんパラダイスあたりからの岩は握りこぶくらいの大きさの穴がぽこぽこあいていて変わってる。だからハチの巣なのねー。終了点からは新緑の森が一望でき、いい気持ち。長いルートを登りきった後のご褒美だ。高度があるのでややビビりつつも、Trのセット回収。
お昼ご飯の後、少しお昼寝していたチカ様は元気モリモリになったらしく、キャップとともに「スパイラルリーフ5.11b」へ。見るからに長くて難しそう~。キャップの本気トライを見学しつつ、お隣の「キノコ狩り5.10b/c」でチカ様お手製の「ちょんぼ棒」の使い方を習う。マスターで登れそうにないルートでも、ちょんぼ棒を使えばあらかじめロープを通したクイックドローをボルトに掛け、安心して登れるという優れもの。お手製のちょんぼ棒は釣具の「タモ」の網部分を取り、クリップがつけてある。クリップにクイックドローのカラビナを挟み、粘着力がやや弱くなったテーピングテープでカラビナのゲートの開きを固定する。ボルトに上手く掛けた瞬間テープが外れ、ゲートが閉まる仕組みだが、ボルトに引っ掛けるのが難しく、また引っかかる前に「カチッ」と切ない音を立ててゲートが閉まってしまう。切ない音がする度に、レディーと大爆笑していたものだから、本気トライ中のキャップは上のほうでイラッとしていたに違いない(笑)。
ちょんぼ棒使用法をいち早くマスターした校長が、早速きのこ狩りの3ピンまで登る。校長のおかげで3ピンまではTr状態のため、なんとか登りTrをセットする。初セットでドキドキしたが、これから覚えていかなければならない大事な作業。その後レディーもさくさく登り、キノコ狩りは終了。キャップとチカ様はスパイラル・リーフを見事リードで登りきる。それにしても11クラスはかなり辛そうです。
朝混んでいた豊饒の森エリアに移動し、校長とレディーは私が朝登った「ナベちゃん5.8」をマスターで登る。私は登りやすいルート左側を登ったが、校長とレディーはもっと難しいルート右側をマスターでさくさく登る。お2人ともさすが安定感があります!特にレディーは昨年末に腰を痛めて以来半年ぶりの外岩だったため、リハビリクライミングだと言っていたが、半年間のブランクを全く感じさせない登りでした。
スパイラル・リーフから戻ってきたチカ様とキャップは「岳でキョン5.11c」をトライ。ベテラン様に頼れなくなったレディーと私は、ちょんぼ棒を使って「ピリカ5.10b/c」にトライすることに。ピリリと辛いだけあって、出だしから「無理だろー!」と思うくらいスラブっぽくホールドがない。小町師匠(太田さん)なら難なく登れそうなルートである。しかーし、ここでちょんぼ棒が大活躍☆先ほどの練習の成果か、4ピン目までほぼ一発でクイックドローを掛けることに成功!これで私もちょんぼ棒マスター♪なんて喜んでる暇があったら、自力で登れるようにせいっ!と渇を入れられそうだが、いい気になってるといつのまにか岳でキョンも終わり、「イエローマウンテン5.9」をオンサイトしたキャップが「じゃ、撤収しまーす」と一言。
ええっ!終了点までまだあと4ピンもあるんすけど、と動揺してるとレディーが「あとは私が登るから降りていいよ」と助けてくださる。ありがたや~。結局、時間が経つにつれ元気モリモリになったチカ様が嬉しそうに登って回収してくださり、本日のクライミングも無事終了。外岩では登りだしたら終了点まで登りきるのが鉄則。でないとギアを回収できない。今回の反省点です。
日が長いので、ピリカを登っていたときはまだ5時台だとばかり思っていたが、すでに6時を過ぎていた。キャップが帰るコールをするのも納得。気づけば岩場には誰もおらず、私達が最終パーティとなった。日が長いお陰でヘッテンのお世話にもならず6時半に駐車場を出発、観音峠のゲートが開いていたため、往路よりもスムーズに高速に乗り、そこからは渋滞に巻き込まれながらもノンストップで9時半に西国分寺に到着。クライミングでお疲れのところ、休憩なしで運転しつづけてくださったキャップ、本当にありがとうございました。西国分寺のサイゼリアで遅い夕食をとり、解散。今日も長く学ぶことが盛りだくさんの充実した1日でした。みなさま、大変お世話になりました。勝手に呼び名つけてごめんなさい。お気に召さない場合は変えますので(笑)。これから梅雨シーズンですが、週末だけは晴れてみなさまと岩場に行けるといいなぁ。
追伸:写真はスパイラル・リーフ5.11bに登るチカ様です☆
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