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日本三大霊山/白山

日本三大霊山/白山  2012年7月13日(金)夜~7月16日(月)
メンバー:会員7名、会員外1名
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コース:集合…7月13日22時45分新宿。23時10分の夜行バスで出発。
1日目…金沢駅 –(ジャンボタクシー利用) 別当出合 – 砂防新道 – 白山室堂泊
2日目…午前中[白山室堂 – 御前峰]、昼食[冷やし中華の自炊]、午後[室堂から千蛇ヶ池に至る中央の道を探索するも、雪渓で敗退。再度、一番左の道を探索し、千蛇ヶ池に到着し、その道を帰る。]、白山室堂泊
3日目… 5時35分室堂出発 – 黒ボコ岩 - 観光新道 - 別当出合(ジャンボタクシー利用) - 幸せの湯 – 金沢駅14時14分発の特急「はくたか」にて帰京

 昨年も霊峰白山に花を見る目的で出かけたのだが、初日から猛烈な雨に見舞われて、南竜ヶ馬場でテント泊をする予定が、仕方なく小屋に逃げ込んだ思い出がある。その上、その山行の前に痛くなっていた膝が、ますます痛むようになっていたので、私の不快指数はうなぎ上りの状態であった。だから、今年、白山に誘われて、今度こそすてきな山歩きが堪能できるだろうという期待で胸が膨らんでいた次第である。しかし、私の期待は、見事に裏切られてしまった。
 初日こそは小雨で、室堂のヴィジターセンターまでどうにかたどり着くことが出来たが、二日目は、天気は回復するどころか雨と霧と強風の三点セットで、とても山などに登る気分になれない。私以外の7名は、朝の食事を終えると、御前峰の白山奥宮目指して出発していった。ほぼ視界ゼロの状態であった。
 皆が出かけていった後、小屋に一人残って無聊をかこっていたが、小屋の部屋を掃除したり、布団を片付けたりする小屋のスタッフの様子を見やって時間を潰すことができた。小屋の仕事というのもなかなか大変だということを知った。
 そうこうするうちに、御前峰に赴いていた面々も戻ってきた。百名山の一峰をゲットというわけなのだが、心なしか浮かないのは、もちろんガスの中の登頂で、登った実感がしかとはないからなのだろう。こりゃ、もう一度登るべきですぞ。
 昼食は、SさんKさん御夫妻が準備してきた、食材を調理して美味しい「冷やし中華」を御馳走になった。調理配膳、すべて小屋の大きな食堂の中でやったので、周りで昼食中の他の客たちが、実に羨ましそうに我々の「冷やし中華」を眺めていた。それも良し。
 食後は、お花を見に行こうというので、雨も上がったことだし、スイッチの入っていなかった私も、やっと動く気になってきた。まず、室堂センターから千蛇ヶ池に至る真ん中の道を、花を探し求めて歩いていった。時々、ちらほらと可憐な花々が顔を見せてくれる。キヌガサソウ、ハクサンキンバエ、イワカガミ、ミヤマゴゼン、思いつく限りの花の名前を忘れない内に列挙してみたが、いい加減な記憶なので、適当に聞き流しておいて下さるように。さて、かくして、雪渓を二つほど渡っていったのだが、最後の雪渓で引き返すことに決め、もと来た道を室堂平まで戻った。次に、一番左の道を、花を探し求めて、これも千蛇ヶ池まで登ることにした。こちらの道の方が、多少花は多いのだが、大した数ではない。後、二週間もすれば、瞬く間に花々が咲き乱れることになるのだろう。その情景を想像しながら歩いていく。そのうちに、風も強くなりガスも視界を遮るほどになってきてしまった。急坂を上りきったところが、大汝峰からの稜線と交わっていて、そこに半分雪に覆われた池があった。傍らに百姓池と看板が建っている。その脇を20mほど行くと目指す千蛇ヶ池であった。しかし、池は雪の下に静かに横たわっているだけで、全く見えない。そこへ、30名ほどの団体が、大汝峰の方からやって来た。何でも、この視界不良の中、御前峰から大汝峰を通って御池巡りをして来たのだそうだ。ガスのため何も見えなかったそうである。しばらくそこにいたが、先に通り抜けていったその団体の後を追って、我々も帰ることにした。途中で、膝が痛くなったらしい仲間を介護している彼らを追い抜き、再び、室堂センターに帰って来た。
 最後の日は、皆、早起きをして、5時30分過ぎには、室堂センターを出発した。この時間は、まだ、天気はすっきりと晴れない。弥陀ヶ原の木道からも開けた風景は眺められない。黒ボコ岩から観光新道に入る。やはり、この道が今回の白山登山で一番花の数が多かった。咲き乱れるニッコウキスゲは何カ所かに群生していた。その他、様々な花が下っていく我々の目を楽しませてくれた。詳しくは、他のメンバーの補足を御願いする。
 別当坂分岐から別当出合への急で湿った坂を慎重に下り、3時半頃に下の駐車場に到着した。待っていてくれたジャンボタクシーに乗り込み、一路野々市の「幸せの湯」に向かう。
 車を降りると、下界は真夏の地獄のような暑さであった。余りの落差に、ギョットしながら「幸せの湯」に逃げ込んだ。源泉掛け流しの温泉は、至福の時をもたらしてくれたが、石鹸類がいっさい置いてないのが、ちと玉に瑕であった。石川県の文化なのであろうか。女性陣は大変だっただろうと思ったが、何でも一番若いSさんが、シャンプーを買いに走ったのだということであった。
 帰りの列車は、特急はくたか号、上越新幹線のたにがわを乗り継いで、皆でかまびすしくお喋りをしながら東京に到着した次第。後は、各々、別れて帰路についた。
 Wリーダー、ご苦労様でした。
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