fc2ブログ

Entries

安達太良山 石筵沢

日程:2012年7月28~29日
場所:安達太良山 石筵沢
メンバー:(L)T、(SL)M、O、他5名(他会)
s-安達太良沢

コース:1日目 銚子ケ滝登山口10:30-入渓点11:10-F1(2段20m)12:45-テント場(1240m)15:20
2日目 テント場6:20-1380m左岸から枝沢7:00-登山道8:00-和尚山9:00-銚子ヶ滝見学10:50-駐車場11:30

6:00頃 新宿集合
東北道は渋滞もなく、手塚さんの運転で、順調に石筵ふれあい牧場に到着。

10:30 銚子ヶ滝登山口駐車場
駐車場で入渓準備を整えます。「水って補給できないんですか?」と質問した私に、「これから水がたくさんあるところに行くのに」とT親分。。。え!沢水をそのまま飲むの!?カルチャーショックです。奥多摩の沢じゃー考えられません。
入渓点までは、整備された遊歩道を40分ほど歩きます。

11:10 石筵川に出て入渓
入渓点は登山道の渡渉点。暑いので早く水をかぶりたい!と話しながら来ましたが、さすが東北の沢。求めていた以上の涼をくれました。
やまねくらぶの元気な若者達は、他にいくらでも楽なコースがあるのに、あえて面倒くさそうな小滝を選んで進みます。私も吊られますが、冷水を頭から被り、心臓が縮み上がりました。
ここでもがいたときに、ポケットから地図を落としてしまいます。なるほど、地図をヘルメットにつけておくと、水没せずにすむんですね。
遡行図はF1までをかなり端折っており、1時間以上ゴーロと巨岩帯が続きます。(小滝等で遊び過ぎたため、ちょっと時間かかり過ぎたかも?)

12:45 F1 2段20m
ようやく見えた大滝は右側を登ります。階段状ですが、高度感があるため、ロープを出してもらいました。8人の大所帯なので、ロープを出すと、滝を越えるのにだいぶ時間をとられます。F1以降はロープを出す必要はありませんでした。
F1を越えると、そこからは美しい東北のナメが始まります。釜の水は透明な青で、思わずため息が出ます。
先日ピロリ菌検査でめでたく陰性だった私は、ずっと沢水を飲むことに抵抗していて、ここまで水無し。毛利さんがペットボトルに持参した東京のお水を頂き、ほっとするも、やっぱり足りない。でも、この澄んだ水を見て決心します。みんなよりちょっと上流に進んでから、ごくり。はー生き返った。
皆さんは沢の中に頭を突っ込んでゴクゴク飲んでました。うーむ、ワイルドだぜ。
F2までは天然のウォータースライダーが続き、私はつい我慢できずに片っ端から滑ろうとします。すみません、時間押し気味なんですよね(汗)わーん、でも我慢できん!とまた滑る。
魚影がちらほらと見えるので、休憩時にTさん&Mさんが竿を出して、今晩の食材GETにトライします。しかし残念ながらヒットならず。
F2?は滝の左を濡れずに登ります。
14時を過ぎて、そろそろ今晩の宿を探しながら歩きます。8人が泊まれる平地で、岩に着いた増水跡よりも高い場所で。地形図を見ると、F3越えたあたりが狙い目っぽいとのこと。

15:20 テント場着
F3は右側を登って、その後何回かフェイクに引っかかりながらも、1240mあたりの右岸にいい感じの平地を発見。
親分指導の下、今晩の寝床作りにとりかかります。親分の鮮やかなロープワークにホレボレ。ロープの結び方なるiPhoneアプリをダウンロードしようか迷い中。どなたかオススメありましたら、お教えください。
同時進行で薪を集め、準備が整って、いざ火入れ。ガムテープの着火剤からみるみる火があがり、楽しい宴の始まりです。
今晩のメニューはT親分が米から炊くご飯と、親分指導でO作製のペミカンを使った豚汁。あとは焚火で焼くソーセージ、さつまいも、茄子、マシュマロです。ご飯絶品。あと茄子のホイル焼きはトロトロでヒットでした。豚汁はバター風味ですが、これはこれであり。今回はビバーク装備で登れるか不安だったため軽量化したけど、次はもっと色々試したい。
焚火を囲んで、月を眺めながら、美味い酒を飲む。そうして夜は更けていったのでした。

7/29
4:30 起床
朝食は、焚火をおこして、そうめんを湯がきます。私はトッピングを刻むのに夢中になっていたため、焚火にはノータッチ。実はやりたかった。焚火がおこせる女になりたいのですが、自主練できる場所、どこかにないかしら…

6:20 出発
昨日かなり登ったので、今日は出だしから、ツメの場所を探りながら進みます。
30分程でそれらしき枝沢(1380m)が左岸に現れました。MさんがGPSで確認してバッチリ合います。
ここから、枝沢沿いを稜線の登山道に向けてつめます。途中二股に分かれ、左を選択。が、これがまずかった?運がよければ藪こぎは15分程(悪ければ1時間半)と記録に書いてありましたが、漕げども漕げども稜線に出ません。結局50分程かかりました。後に続く私達はMさんとTさんが開いてくれた藪の中を進むため、ずいぶんと楽をさせてもらいましたが、それでも、上着の袖口が何箇所か破れてました。Mさん、Tさん、さぞや大変だったことでしょう!ありがとうございました。

8:00 登山道
安達太良~和尚の登山道は人が少ないせいか、藪が繁っていて、少々荒れ気味です。ハイマツ帯の中、日差しは強いですが、風が気持ちいい。右手には遡行してきた石筵沢の谷筋が確認できます。沢から右に入れば、藪こぎの程度の差こそあれ、いつでも登山道にエスケープできます。
和尚山の三角点は登山道から外れています。せっかくだし踏んでくるか、と軽い気持ちで寄り道しますが、道は次第に荒れ、ピークはなかなか見えず。地図を再確認すると、500mくらいはありそうです。やめやめ、とあっさり引き返し、駐車場を目指しました。

10:50 銚子ヶ滝
石筵川を渡渉し、昨日はカットした銚子ヶ滝を見学しました。階段を5分程下ると、日本百名瀑の銚子ヶ滝が現れます。滝底で涼しくなりますが、帰りは急な階段を登り返すため、プラマイゼロ。むしろプラスで暑い。

11:30 駐車場着
ユラックス熱海で汗を流してから、激混みのラーメン店でラーメンを食し、帰途につきました。

石筵沢は日帰りもできるそうですが、遡行&藪こぎ&下山を一日でこなすには、かなり体力が必要です。あと、中盤のナメが本当に美しいので、急いで歩くのがもったいないです。
「沢登りには登山の総合力が必要」を実感するとても有意義な週末でした。ありがとうございました!


スポンサーサイト



0件のコメント

コメントの投稿

投稿フォーム
投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

Appendix

プロフィール

アルプス灯会

Author:アルプス灯会
Since 1975. 今年で48周年

FC2カウンター

月別アーカイブ

ブログ内検索