メンバー:M・T・M・U・K
日程:2012年8月3日~5日
行程:
【1日目】室堂駅8:00⇒浄土山⇒雄山⇒大汝山⇒富士ノ折立⇒14:00真砂岳⇒別山⇒剱沢キャンプ場
【2日目】剱沢キャンプ場4:00⇒剣山壮⇒一服剱⇒前剱⇒平蔵のコル⇒カニのたてばい⇒剱岳山頂7:11⇒カニのよこばい⇒剱沢キャンプ場⇒雷鳥沢キャンプ場
【3日目】(雷鳥沢キャンプ場⇒奥大日岳⇒)雷鳥沢キャンプ場9:00⇒雷鳥壮(湯)⇒室堂駅

【1日目 3日】
室堂に着いたぜ~
と言うことで、ワイルドな剱岳山行が始まります。
天気は快晴!
今日は立山三山巡る組(Mさん,Tさん,K)とテント設営組(Mさん,Uさん)の2手に分かれて出発です。
テント設営組は歩程が短い分ガツンとボッカ。
テン組のMさん20kg!Uさん18kg!(もっと重かったらすいません!)
がしかし、三山組のソロテンMさん22kg~!
その重さの秘密はテン場に着いてのお楽しみです☆
「牛歩で行きます~」と言いつつも元気なテン組と別れ、三山組はまず浄土山へ。
南に笠と槍を臨みながらよっこらしょ、浄土山山頂に到着するも、山頂らしき道標も無く、、
「本当に山頂~?」と思いながらもばっちり記念撮影をし、残る2座へと前進します。
一ノ越へ高度を下げ休憩していると、大量の遠足小学生が、、、!
ここから雄山山頂まではまさかの遠足渋滞。
この日は遠足日和だったらしく小中学生がわんさか雄山に登っていました。
遠足で立山に上るなんてうらやましいな~。。
「こんにちは」の嵐に息を切らしながら雄山山頂へ。
ダムの向こうにつんとした針ノ木が良く見えます。
実は5月末に私はバックカントリーをしに立山に来ていたのですが、
そのときは美しいカールを求めて一ノ越から黒部平へと滑降。
雄山に登らなかったことにピーク好きの私としては悔しい思いをしていたのでした。
今回は晴れて登頂!せっかくなので祈祷もしてもらいました!
神主さんとも仲良く2ショットをいただき、次は立山最高峰・大汝山を経由し残る別山へ。
ここからは人も減り快適な尾根歩き、剱もぐんと近づきます☆
大汝では撮影渋滞w
「ありゃー撮りすぎだろ~」とMさん。先生、言ってやってください!
渋滞をかわして真砂でお昼休憩。14:00近かったので、
「テン組は待ちくたびれちゃうかな~」とちょっと心配です。
そわそわとご飯を食べて別山へ向かいます。
「別山はピークが2つあって、どっちが本物かわからないのよ~」とTさん。
ほんとだ、尾根が北東に延びてます。
どっちかわからないなら、どっちも踏まにゃーなりません。
別山山頂について祠にお祈りしたら、地図上の北峰を目指します。
北峰は展望がよく、目の前には猛々しい剱岳が。。
「あれが山頂?いや前剱かな?」
剱岳を眺めながら明日への期待が高まります。
別山山頂からは剱沢キャンプ場も見え、思わず
「Mさ~~ん、Uさ~~ん!」と叫びます。
しーん。 応答なし。。
よしっ、キャンプ場へ急ぎます!
剱沢にはすでにたくさんのテントが。
Mさんたちは管理棟のそばにテントを張ってくれていました。
荷物を降ろしたら小屋へダッシュ!
ビールを買って宴会の準備です☆
今夜のおかずはジャーマンポテト&お漬物☆
Mさんのザックから、
ジャガイモ、玉ねぎ、マッシュルーム!
Uさんのザックからは
お漬物が3種類も!
そしてMさんのザックからは96度の超ハードリカーがぁっ!
すごいすごい、料理下手な私にはものすごいご馳走であります!
ビールを片手に手際よく皆さんお料理します。
どれもこれもおいしい☆
皆でおいしいご飯を食べられて幸せです。これで明日はばっちり登頂できます!
ご飯を食べながら団欒のひと時。
今日あった出来事や剱への作戦を語らい、
来たる明日の剱岳登頂に備え、早めに就寝をしたのでした。。
【2日目 4日(土)】
渋滞を見越して予定より1時間早めに出発。
外は月が明るく、雪渓が白く光ります。
剣山壮でご来光を向かえ、まずは一服剱そして前剱を越えて行きます。
猛々しい景観とは裏腹に登山道にはお花畑が広がします。
剱沢キャンプ場を振り返ると、朝日に染められた山肌に雪渓がいくつも浮かび、
その向こうにはまだ明るい月と雲海が広がります。
今日も快晴、雲一つない最高のお天気です。
前剱山頂でいまにも手が届きそうな剱岳を背中に記念撮影!
これから行きまっせ!目指せ山頂!
前剱を越えるといよいよ険しい岩稜帯、わしっと岩に張り付きながら
前へと進みます。
「ひゃほーぃっ」とUさんのうれしい叫び☆みんなもテンションが上がります!
登山道は渋滞防止のために要所に下山道が別に設けられていますが
すれ違いの難しい細道も、、
出発時間を早めて正解でした。
快適にわしわしと登山道を登っていくと雪渓の向こうに噂のカニのたてばいです。
ほほう、なかなか垂直、、
ですが、足場がしっかりしているのでこのお天気ならなんのその。
みなさんは岩も経験しているので、スイスイとかっこよく登っていきます。
むーん、あんな風になりたいぜっ
さくりとたてばいを抜けると、おや? 岩場終了??
意外なことにあとはガレ場なのでした。。
山頂はもう目の前!テンションは最高調!
足どりも軽やかに小躍りをしながら山頂へ☆
祠が見えたらもうそこは、、
20120804 AM7:11
P2999、剱岳登頂っ☆
うれしさ全快、みんな最高の笑顔です。
記念撮影もばっちり、私はGOATEXフォトコン用にProShellでパシャリ、w
山頂からは目の前に五竜と鹿島槍が、そして遠くに富士山が☆
本当に好いお天気です。
Mさんはちゃっかりカップヌードルをぺろり。
最高においしかったでしょう。
幸せなのでしばらく山頂を満喫しました。
余韻に浸りながらの下山道。
タテに同じく、よこばいも皆さんスイスイ。
「ここに足をおいてね」と前を行くTさんが教えてくれます。
なるほど、スイスイ。
よこばいではみんな余裕の記念撮影です。(真似をしてはいけません)
下りは前剱と一服剱のザレが歩きにくく、慎重に足を置いていきます。
お花畑をいくつか過ぎるとあっという間に剣山壮です。
ここでトイレ休憩。
剣山壮は広くてとてもきれいでした。
特にトイレは水洗でしかもウォシュレット付!
下界のトイレよりきれいでした、、、
おみやげに剱岳Tシャツを購入し、登頂祝いのビールを飲むために
剱沢小屋に移動します。
「おつかれさまでした~☆」剱岳に向かって乾杯です!
うまいっ!喜びの一杯であります☆
このビールは最高においしかったです。
ビールで一息ついた後はそれぞれ余韻に浸りながら
テントを撤収し、雷鳥沢キャンプ場へと向かうのでした。。
【2日目 雷鳥沢キャンプ場】
雷鳥沢キャンプ場には登山客に混じり、DAYキャンプのお客さんも多く見られました。
ともあれテント場を確保したら、ビール担当Kは最寄の小屋にダッシュ!
まずはお神酒をゲットします。
ビールザックをしょってかけ戻ると、テントはばっちり完成。
さっき乾杯したはずですがwもう一度「かんぱ~いっ☆」
するとTさんのザックから何やら大量のナスが、、、
そうです、今夜はマーボーナスです!
最終日なのでみんなのザックに隠れていた生野菜たちが集結し、
そこにMさん一押しのツナマヨペーストを投入すると、
おいしいサラダの出来上がり!
今夜もおいしい宴が開催されるのでした☆
【3日目 8月5日(日)】
最終日は自由行動とあったので、私はわがままを言わせてもらい
AM3:30、奥大日に出発。目指すは山頂での御来光on剱岳です!
今日も快晴、月も星も、よく見えています。
夜明け前の月は明るく、ヘッドライトもいらないくらいで
月光に照らされた剱岳は吸い込まれそうに美しく、むしろ恐ろしい様でした。
雪渓を越えて尾根まで上ると、あたりも薄明るくなり鳥もさえずり始めます。
途中、奥大日山頂手前にカメラマンが一人いました。
ここは剱岳の撮影スポットらしく、なるほど最高の景観でした。
ぎりぎり御来光に間に合い、しかしおなかもすいたので、ラーメンを作ったり撮影をしたりw
朝の山は本当に気持ちがいい。空気も最高です。
目の前の剱岳は昨日と見る方角が違い、よりぎざぎざと切り立ち
さらに猛々しい姿をしていました。 よっ イケメン!
この日も朝は本当に天気がよく剱岳はもちろん、
立山連峰をはじめ、笠や槍もよく見えていました。
山頂を満喫し、ぼちぼち下山。
そういえばMさんが「明日の朝はお粥かな~」といっていたことを思い出し、
食欲に負けて小走りで帰るのでした。。
テン場に帰ると「おかえり~」とテントの中からうれしい声が☆
そしてお粥もこれかららしいっ 間に合った、、!
バスまで時間に余裕があるので、のんびりご飯を食べてから撤収し、
待ちかねた3日ぶりのお風呂へ向かいました。
お風呂は雷鳥壮で入りました。
なんとボディーソープとシャンプー付き!
展望風呂からは地獄奥大日への尾根が!
小屋の中もとてもきれいで、浴衣のレンタルもあったようです。豪華です。
3日間の疲れも吹っ飛ぶ素敵なお湯でした。
お風呂のあとはまったりと室堂駅に戻り、それぞれお土産散策へ。
Mさんと私は、室堂周辺の遺産めぐりへ。
日本最古の山小屋と玉殿岩屋(立山開山伝説)を見学してきました。
毎日アルペン号へ乗り込んだらいよいよ帰り道。
なんともおなか一杯の3日間、とても楽しかったです。
Mさん、Tさん、Mさん、Uさん本当にありがとうございました。
また登山中まだまだ勉強不足な部分にも気づくことができました。
学ぶことも忘れずにこれからも山を楽しもうと思います。
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