日程:2012年9月8日~9日
参加者:T(L)、H、M

コース大泉清里スキー場~真教寺尾根~赤岳~頂上小屋(宿泊)
小屋~キレット小屋~権現岳~編笠山~観音平
八ヶ岳の主峰赤岳は、最後にとっておこうと心に留めていましたが、興味のあった難しいとされる今回のコースに興味を持ち参加をお願いしました
また編笠山と権現岳も10年前に灯会の山行で参加したので再び歩けるのも楽しみの一つでした。いつもは八ヶだけは茅野駅に集合が多いので間違わないように小淵沢駅で下車して、八ヶ岳高原列車に乗り換え、清里に降り立ちました蒸しかえるような天気ではなく、カラッとしたようきでした。
このコースは多くの人には歩かれていないようで笹薮が最初から行く手をはばみました
牛首山をこえて1時間ほど歩くと建徳山の山頂近くにある鎖場をとても長くしたような
垂直の岩場と鎖場が連続して緊張感あふれるのぼりを堪能できました。鎖に頼らず
腕で登ったため非常に疲れました私達が健脚なのか、勾配のある道のためか予想より
はるかに早く赤岳の頂上に立つことができ疲れが一気に吹き出して来る感覚に襲われました。
赤岳頂上小屋はとてもきれいでこざっぱりした感じの小屋でした。食堂の片隅にモーリス製のギターがポツンとおいてありました。思わず昔を思いだし爪弾いてしまいました
小屋のスタッフが暇な時に寂しさを紛らわす物のようでした。
さて2階の自炊室でくつろいでいてふと外を眺めていると天候が回復してきているようで、5時の夕食時には夕陽が顔を覗かせていました。急いでご飯をかき込み、外に出ると赤岳展望荘、横岳、阿弥陀岳がガイドブックの写真そのままの姿を見せてくれました
時間も忘れて写真を撮りました。
日が暮れてからはくもの隙間から星座、下界の夜景、カメラのフラッシュのような稲妻
を見ることができました
翌朝はご来光のを見ようとする人の足音で目が覚めました。薄明るいオレンジ色の空は
松明の火の様でしたその中から炎の塊のような太陽が昇り、雲海に浮かぶ富士山も目にできました。自然が作り出す朝のステージは赤で彩られた空と白い雲海のステージから
抜けるような青い秋空に変えて生きました。私達も今日の核心コースに向かうべく歩みを進めていきました。
キレット小屋までのコースは急な下り坂と足場が少し浮いたはしごに苦戦しましたが
阿弥陀岳や、赤岳の雄姿に背中を押されて楽しく下ることが出来ました朝日岳から見る
仲良く背をならべる赤岳、阿弥陀岳も見事で写真をとりながら進むので時間が大幅に
遅れてしまいました
権現岳まで行くと日帰り組みと思われる人たちが多くいました。権現岳から赤岳方面に目を向けるとずいぶん山谷をこえて歩いてきたんだなと実感しこれからもこの先の人生も山谷があるのかなと考えてしまいました。
権現岳~編笠山のコースは10年前に歩いたコースでした。ギボシまでのトラバースが
こわかったことを昨日のことのように思い出しながら歩みを進めていきましたが
楽に越えてしまった自分が10年の間に社会での経験、山での経験が自分を大きくさせたのかなと逆に自分が年を重ねたことに唇をかんでしまいました。
編笠山のピークでTさんとHさんの集合写真を撮ってあげましたが10年前は
私が10人ぐらいの人達と一緒に写真をとってもらいこの日は快晴で雲海が広がっていたことを懐かしく思い出していました
時代が変わっても山は姿をあまり姿を変化させていないように思いましたが、時代と
人はどんどん変わっていくと思いますただ、この先の10年後も八ヶ岳の自然が変わらずに残っていることと自分が山登りをつずけていられる環境を維持することが出来ることを願わずにはいられない山旅になりました
今回の山旅をサポートしてくれた人と八ヶ岳に感謝いたします
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