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北ア/蝶ヶ岳~大天井岳~槍ヶ岳

【日程】2012年9月14日(金)~9月17日(月)(前夜発)
メンバー:Y(L)、F、TZ、T(R)
【行程】
1日目(14日):前夜発 駐車場ゲート(4:35)~三股登山口(4:50)~蝶ヶ岳(10:00)~常念岳(16:00)~常念小屋(17:00) 計12.5h
2日目(15日):常念小屋(5:45)~大天井岳(9:15)~ヒュッテ西岳(13:18)~西岳往復 計8h
3日目(16日):ヒュッテ西岳(5:50)~ヒュッテ大槍(8:30)~槍ヶ岳山荘(9:40-10:20)~槍ヶ岳(12:40)~槍ヶ岳山荘(13:10-13:45)~樅沢岳(17:10)~双六小屋(17:30) 計11.5h
4日目(17日):双六小屋(6:10)~鏡平山荘(7:50)~ワサビ平小屋(10:55)~新穂高温泉(12:00) 計6h

1日目:前夜竹橋に集合するも夜行バスの到着が遅れ、30分遅れの出発となるが予定通り蝶ヶ岳温泉に着き、駐車場ゲートからヘッデン付けて歩き始めます。
ひたすら樹林帯の登りですが、後ろから赤い朝日を受け、途中に「ゴジラみたいに見える木」や横から見るとネコの顔に見える木の実があったり、クロウスゴ・フユイチゴ(?たぶん)の実を食べながら順調に蝶ヶ岳山頂に到着。(10:00)

稜線のオンタデの草紅葉のグラデーションがとてもキレイでした。
その後蝶槍を過ぎたあたりから登山道は急降下。せっかく登ったのに麓まで降りてしまうのではないかというくらい長い下りのちまた登り、再び稜線に出ます。
あとは常念岳を超えるだけですが、ここからが長かった。。
壁のようにそびえる常念の登りは段差のある岩場で長時間行動の後半の疲れもありペースが落ち、予定よりだいぶ遅れてやっと常念岳山頂(16:00)
ガスがかかり残念ながら展望はなし。
下りの途中には夕食中のサルの群れに会い、女性・子供はサルにナメられるから、とリーダーのアドバイスでトップをFさんに交代して常念小屋到着。(17:00)
常念小屋は設備が整った小屋で4人で個室も使え快適でした。

2日目:今朝は雲が多く風も少し強い。でも十分睡眠も取ったし元気良く出発。起伏の少ない稜線歩きで昨日よりちょっと楽かな。
ぱっとしない天気のお陰で雷鳥に遭遇!しかも4羽も一緒に。そして朝食中のサルの群れにまたまた遭遇。目を合わせないようにしてすみやかに通過。

大天荘に着いたけど、ここで合流できたらいいね、と言っていたKパーティーはまだのよう。小休止して先に大天井岳ピストンしてくることにします。
山頂で記念撮影しているとKPが登って来るのが見えます。みんなで大手を振って迎えてハイタッチして合流!山で会うのってすごく嬉しい気持ちになりますね。
大天井ヒュッテで、殺生ヒュッテを目指すKPと別れ4人でゆっくりヒュッテ西岳へ向けて歩きます。槍ヶ岳は目の前にあるのに槍の頭はずっと雲に隠れたままでした。
ヒュッテ西岳に到着後、すぐ近くの西岳をピストン。
この日も小宴会して就寝。

3日目:夜中に外へ出てみたら満天の星空がすごかった。良いお天気が期待できそう。
5時の朝食の後小屋前でカメラを手にご来光を待ちます。5:30頃朝日が昇り始め、槍ヶ岳から穂高連峰を赤く染めていくモルゲンロートは本当に美しかったです。槍の格好の展望台のヒュッテ西岳に宿泊して良かった~。
いざ槍ヶ岳へ向けて5:50出発。すぐにハシゴ・クサリ場の急な下りが水俣乗越まで続きそこからまた登り返します。
この日午前中の東鎌尾根はこの山行中一番の快晴で、真っ青な空を背景に西の正面にはどんどん近付いて来る槍ヶ岳、北側の高瀬川の先には剱岳が望め、素晴らしい眺望に歩みはゆっくりになります。
ヒュッテ大槍に着き、雑誌で見かけてずっと欲しかった田淵行男氏デザイン手ぬぐいを2種類ゲット☆(ほんとは全3種類買いたかったけど倹約。)
YさんとTZさんにもオススメして、レンガ色のは3人お揃いです。

もう少しで槍ヶ岳山荘に到着だけど、なんか槍の下から上まで人がたくさんくっついてる・・・。大渋滞で人が動いていない・・。往復3時間掛かるとか。。
でも憧れの初めての槍ヶ岳を素通りにはできないので、休憩して待ってるというFさんを除く3人で並びます。途中、Jさんが私達を見つけてくれて、MさんとFさんと3人で双六テン場の場所取りの使命をおび先に出発して行きました。槍中腹でTEさん他テント組とも会い、Oちゃんは下から、登るYさんたちを隠し撮りしていたらしい。
ケガ人搬送のヘリを間近に見たりして、やっと着いた槍ヶ岳山頂!3人で握手をして健闘を称える。なのにガスに包まれ始め期待していた360度の展望は今度の機会に。
下りはあっという間の25分。小休憩ののち皆と大宴会が待っている双六小屋を目指します。
下り坂は小走りしてサクサク歩き、夏の名残りの花々に少し癒され、硫黄尾根の方から漂う硫黄臭に温泉に入っている空想をしながら歩くがなかなか樅沢岳が遠い。
1日目の常念岳と同じパターンで、最後の樅沢岳の登りがキツかった。。
双六小屋に到着後、軽く着替えて大宴会に参加。ボッカしてないのにテント組が作ってくれた御馳走を頂いてしあわせ。小屋消灯の21時近くまで宴会は続く。

4日目:テント組パーティに混ぜてもらい一緒に下山します。
今回は登れなかったなだらかな双六岳を右手に見ながら弓折乗越を過ぎ、左下に見える鏡池が太陽の光を反射して光っている。鏡平山荘で休憩、槍の頭は雲に隠れて鏡池に映る逆さ槍は見られなかった。
秩父沢の冷たい水で顔を洗い、ワサビ平小屋で食べたリンゴがすごく美味しかった。
テント組のタクシーの時間が迫っていたため、超ハイスピードで歩き新穂高温泉に到着。道を振り返って、昨日歩いた西鎌尾根の一部を見ると感慨深い。
温泉で汗を流し、高速バスに乗ると、この4日間がずいぶん前のことのように思えて不思議な感覚でした。

Yさん、リーダーの交代で3人の面倒を見て頂いて本当にありがとうございました。安心して歩けました。
Mさん、一緒に歩けなくて残念でしたが、今度は是非みんなで山へ行きましょう!

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