日程:2012年11月9日(金)~11日(日)
メンバー:会員3名、会員外1名

鳳凰三山の山行は去年の11月に計画し中止となり、今年の5月に再チャレンジし雨で中止となり、今回は3回目のチャレンジであった。私自身も鳳凰三山は近くにあるにも拘わらず今まで行ったことがなく、ぜひ行きたいと思っていた山である。金曜日夜9時半に京王線「明大前駅」に集合し、メンバーが都合により当初の6人から4人に減ったこともあり、Wさんの車1台で韮崎インターに向かった。近くの道の駅「韮崎」に着いたのは、12時前であった。この道の駅には芝生の公園ゾーンがあり、その中に木製のテラスを見つけ、ここは絶好の幕営ポイントと思い、テントを設営した。会の6人用テントであったが、初めての使用だったので思った以上に設営に時間がかかってしまった。(コツを知っていれば非常に設営しやすいテント)明日は早いのでワインを少し飲んだだけで就寝した。
土曜日の朝は快晴で空気が透き通っていて、目の前に南アルプスが良く見えた。鳳凰三山に雪がないのを目視し、軽アイゼンは車に置いていった。近くのコンビニで朝食を済ませ青木鉱泉に向かった。青木鉱泉に車を置き、8時ころ林道を中道に向かった。このあたりの山麓はちょうど紅葉の盛りで、きれいだった。1時間弱で中道登山口に到着した。ここからはカラマツ林の中の急登を登る。入り口に「体力のない人は登らぬこと」の看板あり。中道はさすがに注意喚起するだけあって頂上まで4時間半の急な尾根道が続く。森林限界を超えると薬師岳(2780メートル)頂上の岩が見えてくる。1時半頃に薬師岳山頂に到着。頂上に立つと雪を頂いた北岳の雄姿が眼前に広がっている。後ろを振り返ると富士山がよく見える。風も穏やかで快晴だ。しばらく景色を楽しんだ後、頂上直下にある薬師岳小屋に向かう。元々非難小屋だっただけに小屋の中は狭く寒い。外のテーブルには太陽の光がいっぱいに注ぎ、中より暖かいので、夕食までの軽い宴会は外でした。5時半のおでんの夕食が済むと、昨夜の寝不足を回復すべくさっそく布団に入った。この日は日曜の天気予報が悪いせいか客は我々4人と親子づれ2人だけであった。
日曜の朝はまだ雨(雪)は降っておらず、6時半には小屋を出発した。もう一度薬師岳を登り返し天空の稜線を観音岳(2840メートル)に向かった。曇っていたが視界が良く効き、素晴らしい眺めを堪能した。その後、地蔵岳(2764メートル)を経由してドンドコ沢を下った。地蔵岳から甲斐駒、仙丈がよく見え、後方には槍が小さく見えた。鳳凰三山からは本州中央部の主要な山が全部見えるという感じだ。鳳凰小屋を通り、ざれた砂地の急坂をどんどん下る。途中、白糸の滝などを見学しながら、雨(雪)が降り出す前に下山しようと先を急いだ。青木鉱泉には12時過ぎに到着した。帰途、日帰り入浴し中央高速で帰京した。雨は予報通り午後に降り出した。途中、事故渋滞が断続してあり、高井戸インター到着は7時過ぎになってしまった。運転のWさん、ご苦労さまでした。Wさんは鳳凰三山が好きで10回くらい登っているとのことだったが、本当に素晴らしい山だった。11月前半は鳳凰三山には通常は積雪がなく、目の前の北岳頂上部には雪があり、山を眺めるには非常に良い時期だと思う。
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- 2012-12-01
- 縦走
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