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外秩父七峰縦走ハイキング(42km)

平成20年4月20日(日) 集合6:30 東武鉄道小川町駅大会受付テント前
参加者:9名

6:51小川町スタート(Aルート)‥8:42官の倉CP(5.1km)‥
9:41和紙の里9:53‥10:57萩平丁字路‥
12:07笠山CP(16.7km)‥12:21笠山峠‥
12:39堂平山CP(18.4km)‥12:52剣ケ峰CP(19・3km)‥
13:02白石峠‥13:46定峰峠13:50‥14:18旧定峰峠‥
14:49大霧山CP(25・4km)‥15:11粥新田峠‥15:43二本木峠‥16:00皇鈴山CP(31・1km)‥16:21登谷山CP(32・3km)‥
18:13寄居ゴール(42km)

昨年は独りで歩きとおした「秩父七峰」42キロ、その後何度か情報をメールその他で流した結果、今年は早朝の集合にもかかわらず、会員8名+ご友人、総勢9名が集まることができました。しかし初参加の方は、日曜早朝にもかかわらず、駅に降り立つリュック姿の人の多さ、受付を済ませるやいなや歩き始める人の流れの多さに驚かれたのでは、と思います。全般的には中高年が多いものの、けっこう若い人のグループやカップル、小さな子供連れもおります。ジーパンの、山の初心者と思われる人や、明らかに山をなめた服装・装備の人もいます。参加者4,5千人とも、歩き出した後の情報で今年は8千人参加とさえ飛び交う、ウルトラマラソンならぬ、マンモスハイキング(参加者が)なのです。

昨年、町を抜け山道に入って狭くなってから最初のCP(チェックポイント)官ノ倉まで、渋滞で行列となり、何十分もホントに動かない状態を経験していたリーダーは、当初、受付後、隣駅・東武竹沢まで電車で行って、そこから歩き出す、混雑対策として考え出されたBルートで計画を伝えていました。Bルートは、Aより約2km短くなりますので、「フルマラソンと同じ距離を完歩」にこだわりたい人には、やはり本来のAルートでしょう。本来の受付開始時間を早め、人を滞留させていない感があったことと、トイレ等の準備により丁度良いタイミングの電車を逃しそうなため、昨年経験者と相談の上、Aルートを歩くことにしました。しかし、昨年より参加人数が増えていたのだったら、どっちへ行っても結果は同じだったことになります。

当初から、最初はいっしょに歩き出すが、頃合を見計らって、あるいは自然発生的に
速いペースのグループ、標準のグループ、マイペースのグループと分かれることは想定していました。街中を抜けるまではアスファルトですが、山に入ると混雑するのを知っている参加者は、早足でどんどん抜いていきます。(この大会は、走ることは禁止になっています)それにつられ、先頭グループと最後尾と、まもなく間が空いてしまいました。途中、里山に春の花が咲きそろう美しい景色が広がるのですが、気持ちの余裕がありません。官ノ倉山手前では、やはり予想とおりの渋滞。しかし、ここの渋滞は昨年これより遅い時間に通過した時よりはマシだったように思ったのもつかのま、CPのスタンプを受けたあとまで、動かないとは。山道からアスファルト道に出たところで、歩みを速めましたが、ちょっとタイムロスが大きい。今回より20分遅いスタートの通過時間と比べる限り、制限時間内ゴールへの問題はないのですが、まわりは少しあせっている様子。
ここからしばらくトイレがないため、和紙の里で、大急ぎで済ませ、いよいよ本気モードに。後続グループをちょうど着くタイミングで、言葉を交わして、先頭グループはアスファルトの登り坂を飛ばし気味に歩いていきました。
しかし、アスファルト道は、足が疲れます。この大会は、思いのほか、アスファルト身道が多いのが欠点です。
大霧山からのパノラマも横目に、すぐ険しい下りをころがるように下山。この前後、峠通過の時間制限がじょじょに厳しく設定されており、特に、旧定峰峠、粥新田峠あたりは、のんびり歩いていると下山誘導に合ってしまいそうなポイントです。
疲れもピークになってきて、足を前に出そうにも、体が言うことを聞かなくなります。
途中、父親に連れられた子供2人に抜かれた時は、さすがに情けなくなりました。
最後のCP・登谷山を時間内に通過すると、時間との勝負はまずひと段落、あとはただひたすらアスファルト、延々10km。これがまた辛い。
途中の、日本水の接待所で出された糠漬が美味しかった。きっと体が求めていたのでしょう。
最終的に5名完歩。バテバテでした(少なくてもリーダーは)。
最後のメンバーのゴール時は、すっかり暗くなっていました。

完歩者がもらえるのは「完歩証」と「秩父七峰オリジナル帽子」または「オリジナルポシェット」。帽子は「秩父七峰」の文字が大き過ぎるそのデザインが恥ずかしく(みどり好きのリーダーですら、この緑色帽子はパス)、とても他の場所にかぶっていける類ではないので、私は2年続けて、ポシェットです。でも、帰りの電車では、5人並んですわったどこかのおじさんがみんな誇らしげにかぶっていて、ちょっとほほえましかったです。

なんでこんな辛い思いするのに、毎年、何千名も参加するんでしょう。速くても順位も着きません。完歩賞もカッコのいいものではありません。やはり達成感でしょうか。
通常、「山」において「自己の限界へのチャレンジ」はあまりにリスクが高いため、勧められません。しかし、これだけ運営スタッフやエスケープルートと下山用バスが用意される体制の中、山の会の所属メンバーとしては、年に1回ぐらい、「安全に」自己の限界にチャレンジするのもいいのでは、ということでしょうか?

翌日は体全体が疲労物質、乳酸の固まりのようで、肉体だけは会社に出社させたものの、全く仕事になりませんでした。

以下、メンバーの一言コメントです。

40km歩く苦しさをたっぷり味わうことが出来、何事も経験だと感じました。
ゴールで待っていてくれてありがとうございました。
ほっとして嬉しくなりました。(OZ)

昨年も最後は足が痛くなり辛い思いをしたので、参加はためらっていました。が、
灯会の仲間が一緒なので直前に決めました。
昨年以上の悲惨な痛みで体がガタガタになってのゴールでした。延々12時間まめを
つくってふらふらになりました。
来年はきっと不参加でしょう。 (TK)

必死に前に進みました。スタミナは十分に持っていることを確認。
でも花も何も見つけられなかったので、今度同じルートを歩く時は
ゆっくり行きたいです。(KN)

制限時間ぎりぎりでしたが、何とか完歩できてよかったです。
牧場で売ってたアイスクリームおいしそうでした、(AM)

必死で駆け出すおじさん、おばさんの元気さにはびっくり!!それに比べて私は、
半分でリタイア。
まあ、「来年また来なさい」、と言うことですね。考えときます。(KH)
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