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春の雪訓

日程:2013年4月20-21日 
雪上訓練
メンバー:8名、(土日帰り)2名(日曜日帰り)2名

4/20 晴れ
9;00土合駅集合
金曜前泊のKAさん、八王子発のMI号、新宿発のTAM号、電車のTAKさん、が集結し準備万端、指導所まで車で移動。
マチガ沢までの林道はまったく積雪なし、路肩には開ききったふきのとうも見られ春のきざし。
いつものマチガ沢出合い、先行に1パーティーありで手前の斜面に陣取る。
まずKAさん指示でフィックスをはる。径1mのキノコに8ノットのロープをかけ各2本。
1. .歩行の練習
KAさんよりつぼ足でのレクチャーを受け、2班に分かれ各4か所に赤布を立て直、斜、のクロスのラインを作り練習開始。
雪面はクラストしているが、下はザラメ状。直登でも足が流れる。トラバースは両足の感覚を広げると安定する。こういうところ、12月と異なり春の雪という感じ。
直下降、KAさん、OBさん、TEさん、さすがどんな雪でも合わせられるバランス感覚。ゆっくり確実に降りる。TAKさんサクサクと上手、たぶん経験値があるのだろう。TAMさん体のバランスが良い、すぐ飲み込めている。MIさん、安心の下降。MAKさん、基本形。
ODさんとYO、直下降がちょっと苦手。KIさんKAコーチがマンツーマン。
2. .アイゼン着用
同じクロスラインをアイゼンで練習。ほぼ問題なし。だんだん雪が腐ってきてすぐダンゴになる。
3. .滑落停止
まず支点を作る。スノーバー、デッドマンで流動分散。最近皆これはできるようになった、進歩!!
 次ソリをつけるがつけなくても結構すべるのですぐやめる。
結構スピードがありピックを刺すが雪がみぞれ状で刺してもずーっと流れてしまう。皆フィックスまで流れる。
試しにピッケルなしで両手両足で雪をかきこむと案外止まる。ケースバイケースだなあと感じる。
とにかく、回数と言われて練習するがぽつぽつ雨が降り出しそうで14:50に終了。帰路ふきのとうを収穫し、日帰り組を水上駅までTAM号が送り他はサンモールへ買い出し。
4. 夜は、ふきのとう、ウド、まいたけ、さつまいものてんぷらとうどん、日本酒、さらに追加の日本酒で宴会。苦味のわかる熟年$期待の若者1名で宴会は続く。

翌21 早朝より雪 たぶん15cm以上
日帰り組、7:50到着
各自朝食をとり9:00出発
昨日とうってかわって林道は真っ白、ふくらはぎ半分までの降雪でラッセルっぽい。
雪がふってもマチガ沢は沢。下を水が流れているわけで踏みぬかないよう細心の注意。
やはり今日も訓練の先行パーティがおり、昨日より上の斜面に陣取る。
日帰り組のTK(り)さんと、SEさんはKA班、他はTE、OB班。
筆者はTE、OB班。
5. 蛸つぼほり。20分以内に1m径深さ1mの穴をほりビーバーク地をつくる。スコップの使い方、設置場所の探し方、居住空間の作り方、早く掘りだす方法を聞く。TEさん、早い。OBさん、ツェルトを張るのに無駄がない。なるほど。
6. ビーコン練習。ゾンテの用意、searchi & send、の切り替え、捜索、掘り出し。
1アンテナはやはり遅いし、始め方向が確定しない。3アンテナはまっすぐ対象へ進む。位置が特定してからチームプレイ。かき出す方向を決めると搬出スムーズらしい。こういうことは山岳会で共有していくべきだろう。掘り出しまで6分合格。
7. TK(り)さん、SEさん、KAさんがビーコン練習に合流。
他メンバーは見学だが、風も増し、動かないと寒いのでツェルトを持ってきて緊急時の自主連。5人で被るがやはり一人入れない。大きさの問題。2~3人に1個は携帯したほうがよいだろう。被ると相当しのげる、温かい。たたむのが嫌なツェルト、でもアライのツェルトはパラシュート素材だそうで寝袋同様くちゃくちゃ袋に突っ込んでも収納可で便利なことが判明。

13:00なかなか天候が好天しないため訓練終了
15:30土合駅にて解散

お疲れ様でした。季節外れの積雪でまるで様相のちがう訓練ができ充実でした。
固い雪、腐った雪、さらに新雪が乗った断面、いろいろ体験できました。
講師の御3方ありがとうございました。宴会での下ネタ談義は聞かなかったことにします。

以下MAK会長の一言を添えます。

久々に2日間ともフィールドでの訓練ができて良かった。
雪山の技術を身につけるには、反復練習が必要不可欠!
年間2回の雪訓は必要最低限で、レベルの現状維持がやっとのこと。
身につけなきゃならない技術がまだまだ山のようにある。
雪山だけで1シーズン費やしてしまいそうだ。

以上、皆様ありがとうございました。
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