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富士山

【日程】6月29日(土)日帰り
【メンバー】LT、TK、O、TZ、S
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【行程】6:40相模湖駅集合=富士スバルライン=8:00五合目8:20~13:50山頂14:20~剣ヶ峯~15:25下山開始~19:20五合目着~21:20八王子駅解散

 富士は見る山。山に登ったとき、富士山が見えるととても嬉しい。何とも得した気分になる。でも富士山に登ったら富士山見えないじゃん。そう思っていた。だがしかし…。昔雪訓で途中まで行ったことはあるけれど、一度も頂上に立たずに棺桶に入るというのも少し寂しい。よし!今年こそ富士山に登るぞ!

 だがしかし…。今年の富士山は世界遺産に登録されたり、雪がいつもより多かったりと逆風ばかり。そんな中、ミーハーではないっ!とTリーダーが計画を遂行してくれた。道路は渋滞か、登山道は人だらけ?頂上は雪だらけ?我々自身半信半疑で登山に臨んだ記録をここに記します。

 各自始発電車で相模湖駅集合。竹内リーダーの車は富士スバルライン(往復2,000円)を快走する。あれ?渋滞はない。駐車場もかなり空いている。昨日テレビで紹介されていた富士山メロンパンが売っている。帰りに買いたいなぁと思いつつ五合目(標高2,300m)を出発。

 吉田口への斜めの道に入ると六合目に安全指導センターがある。山開き前のため閉まっていたが、その割には人が多い。馬もいるし。しっかり整備された道が七合目まで続く。イワツメクサが可憐に咲いている。見上げると、砂礫や雪崩の防護壁が要塞のようにそびえている。七合目からは岩稜帯。溶岩がそのまま固まったようにゴツゴツとした岩肌が続き、手を使って登るところも。

 高さんが先頭に立ち、登るペースを作ってくれた。とっても歩きやすい。富士山5回目のTKさんはもうすぐ行く南米エクアドルの山の高度順応のため参加してくれた。

 次々と山小屋が現れる。下の方は閉まっているようだが、営業中のところも多かった。トイレは200円。行った人はキレイで便座が温かく快適で大満足の様子。Oさんは「どこもかしこも思ったよりずっときれいで、自然遺産でもいいんじゃない?」と感心していた。

 八合目からは再び砂礫の道を登る。人生初めて経験する高度。だんだん足が重くなる。平行感覚がおかしくなっているのか、皆もフラフラすると言いながら一歩一歩進む。見ると登山道のあちこちに青い顔をして座り込んでいる人がいる。しかし、にもかかわらず、我々をごぼう抜きして行くトレランの方々は大丈夫なのか?ああ何とTJさんやYさんの偉大なことか。感心しているうちに何とか頂上へ。

 昼食をとり、風邪気味のリーダーをおいて剣ヶ峯へ。ああとうとう登頂したぜぃ!お鉢巡りは雪のためピストン。満足感に満たされて下山。下山道はまだ開かれておらず、登ってきた道を譲りあいながら下る。TKさんは高度順応に成功したようで快調。今日はOさんが近くの王岳にいる。王岳山頂から電波を飛ばして連絡をくれたようが、残念ながら富士は雲の中。Oさーん、見えませーん。

 途中パラッと雨が来た。「雨具を着ましょう」との声に従い私たちはモタモタと雨具を取り出して着、ザックカバーをようやく付け終わった時には雨は止み、太陽が顔を出していた。その間高さんはというと、1回雨具を着終わり、止んだのを見届けて脱いでザックにしまい、スパッツのみを着用し、皆を待つという早業。さすがだねーと感心しながら後に続く。五合目は一時的にかなり激しく降ったようで、上から見ると九十九折の道は色とりどりの雨具やザックカバーで不思議にきれいな景色を作っていた。

 異変は「あと1時間かからないね」と言った頃起こった。TKさんが泣いている。首が動かせないほど頭が痛いとのこと。ついさっきまで元気だったのに。あまりの痛さに脳梗塞か?との疑いも。皆も何とそれぞれ頭痛がするとのこと。そこからソロリソロリと歩き、最後はヘッドランプをつけて五合目到着。途中飲んだセデスが少し効き、救急病院行きは止めて八王子駅へ直行。駅に着く頃にはいつものTKさんに戻っていた。よかった!!!後で脳梗塞ではなく高山病と判明したが、恐るべし高山病!TKさん、エクアドルお気をつけて。

 今回は山開き前の登山ということで、いろいろな方々にご心配をおかけしました。TリーダーとTKさんのおかげで無事登頂することができました。皆様ありがとうございました。やはり富士山は高い山だなあと実感した次第です。
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