FC2ブログ

Entries

ステップアップ企画・夏合宿:北ア/双六岳~三俣蓮華岳~鷲羽岳~雲ノ平

s-1783.jpg

3月の総会で知り、可能な限り優先してカレンダーに入れてきた「ステップアップ企画」。
初めての避難小屋泊、初めてのテント泊を経て、最終回はテント連泊。場所は憧れの雲ノ平。
ずっと楽しみにしていたけれど、予定が近づき、荷物分担や食事担当の詳細がやりとりされるうちに、だんだん不安になったきた。
荷物を担いで4日も歩けるかな、食事の内容はこれで本当に足りるかな、体調が悪くなったらどうしよう・・・

楽しみ半分、不安半分でスタートしたステップアップ企画第5弾、テント泊視点からレポートします。

●1日目

新穂高温泉バスターミナルでテント組で荷物を分担。メンバーのTAさんが都合により2日目テント場からの合流となったため、残りの7人で急遽配分を変更する。リーダーのOGさんのザックは23kg、他のメンバーも皆重そうだ。「もう少し持てない?」と聞かれるが、私的には史上初の16.5kgで、これで歩きとおせるのか自分でも分からない。ちょっとムリですとお断りするが、一番荷が軽いことが後ろめたい。

6時45分、目の前に聳える笠ヶ岳を見ながらしばらくは林道を行く。途中の風穴、水場では涼を楽しめたが、とにかく暑い一日で、汗が噴出す。登りに入ると秩父沢あたりから槍-穂高がそばに迫り、鏡平では池にきれいに写った逆さ槍に思わず歓声があがった。一方、重さと暑さに調子を崩す人が続出し、元気なメンバーで更に荷を分散する。鏡平から先は2時間程度と、気持ちに余裕ができるが、増えた荷物がボディーブローのように効いてくる。立ち止まっていると足裏が痛み、歩いていても膝から下が全体に痛む。

弓折乗越までの坂道では、コバイケイソウ、ハクサンフウロ、ミヤマキンポウゲ、シナノキンバイ、ハクサンイチゲなどの花々に加え、クロユリの群生も。花と景観に励まされながら、さらに1時間ほどかけて16時45分に双六小屋到着。急いで7人用テント、4人用テントを設営する。前回のステップアップで1度やっているはずだが、まだまだ設営手順が分からずまごまご・・。

この日の食事は小屋泊まり組もテントに集まり、計11名で賑やかに過ごした。食事担当のSAさんのカレーが美味しい!OKさん・MNさんは自作乾燥野菜のたっぷり入った豚汁を振舞ってくれた。更に、YOさんがサプライズでケーキを準備。ホイップクリームを泡立て出したときは驚いたが、バームクーヘンにホイップクリーム、バナナ、キャンドルでデコレーションし、OGさんをはじめとする8月生まれのみんなを祝ってHappy Birthday To Youを合唱!暑く重い一日だったが、美味しい食事と楽しいおしゃべりで、疲れが癒される。

<本日の献立>
夏野菜カレー(パプリカ、ナス、オクラ、コーンビーフ入り)、ゴーヤサラダ(ゴーヤ、キュウリ、コーン、ツナ)、豚汁(小屋組の差し入れ)、バームクーヘン、ハーブティー

●2日目

朝2時、雨がぱらつき、慌てて靴をテント内に避難させたが幸い大降りにはならず。3時に起床、HGさん作のニュウメンで体を温める。なんと生卵とカニ缶で蟹玉風味!!皆、幸せそうに舌鼓を打つ。

出発に向けテント撤収しようとすると、テント内に水溜りを発見。雨ではないし、こんなにこぼした記憶もないし、とみんな首を捻るが、とにかくダスターで吸い取って対処する。縦走はテントの設営と撤収の繰り返しだなぁ、雨が降っても風が吹いてもたいへんだ・・・と残りの日々を思って少し気が遠くなる。

テント組が少し手間取り、5時15分に双六小屋をスタート。本日の重量は15.8kg。昨日より軽くなり、気温も涼しく、双六岳、三俣蓮華岳、鷲羽岳を順調に登頂。鷲羽岳山頂ではガスが晴れ、水晶岳、黒部五郎岳も姿を見せる。今日、雲ノ平で合流予定のメンバーはどの辺にいるだろうね、と話していたら、その後すぐに、ワリモ岳をハイスピードで山を下ってくるYEさん・Iさん・TAさんが合流。「早いねー!」「噂していたんだよ~」、と皆一気にテンションがあがる。

15時半過ぎ、雲ノ平キャンプ場では、先行したYEさん・Iさん組、KAさんと合流し、ひときわにぎやかな集団ができあがる。私は初の食当。超簡単メニューを選んだのに、ビールが回っているせい?か段取りが悪く、失敗するはずのない麻婆春雨がイマイチの出来で冷や汗・・・(春雨は水から煮込まなくてはいけないのに、投入が遅すぎたためらしい・・・)

<本日の献立>
朝・ニュウメン(ねぎ、卵、蟹缶、ちくわ入り)、キュウリとなすの塩麹漬け
夜・麻婆春雨、山菜おこわ、海藻サラダ、卵スープ

●3日目

3時起床。TAさんより、朝はしゃべらず作業するよう指導があり、皆もくもくと準備する。(双六で他のパーティからクレームがあったらしい。さもありなん・・・)
しゃべらず集中して作業したせいか、今日はテントの撤収も出発準備も余裕。本日の重量は14kg。食当の材料が減り、コッヘルとテントポールを持ってもずいぶん軽くなった。

5時、別ルートを行くYEさん、Iさん、KAさんに見送られ、キャンプ場を後にする。雲ノ平山荘までの25分ほどの道は、あたり一面にチングルマが咲き乱れ、朝日の中に黒部五郎、水晶、笠が浮かび上がり夢のような景色だ。小屋組と合流し、”アラスカ庭園””奥日本庭園”を経由して薬師沢へ向かう。この下りは急な上に大岩がごろごろし、コケや土ですべって歩きにくい。登ってくるパーティとのすれ違いもあいまって、思った以上に時間がかかった。

水しぶきが気持ちの良い薬師沢を過ぎると、木道が多くなり小さなアップダウンを繰り返す。何箇所か沢、橋を渡り、太郎山への最後の坂を登ると、太郎平小屋が視界に飛び込んでくる。テント場はこの先だが、今回の縦走のメインルートはこれで達成!小屋前の広場のベンチに陣取り、ビールで乾杯。みんなくつろいで大休止した。

13時15分、小屋組と分かれて20分ほど先の薬師沢キャンプ場へ。太郎平小屋で聞いたときは、まだ空いているとのことだったのに、テント、テントで激混み状態。あっと言う間にスペースがなくなっていく。この日は結局日が落ちる頃まで登ってくる人が途切れず、テント場は大賑わいだった。

なんとかスペースを確保してテントを設営。休憩したいがテント内は蒸し風呂、涼を求めようにも木陰はほとんどなく、数少ない日陰はもう先客に占領されている。
わずかな木陰に場所を借り、座れないメンバーは立ったまま傘を差して日没を待ち焦がれた。

日が落ちる頃にはテント場のいろいろな場所から良いにおいが漂ってくる。YOさん、MIさんの今夜のメニューはチラシ寿司。疲れた体にお酢のきいたご飯が美味しい。隣のパーティからてんぷらの差し入れをいただき、これまた美味しくて感動。こちらからは明太ポテトサラダと海草サラダをお返しした。
食後には甘めの紅茶にウィスキーを垂らしてくつろぐ。

19時就寝。20時半に起き出して、星空観察。OGさんの解説を聞きながら見上げる空は満天の星で、天の川もくっきりと見える。ペルセウス流星群から流れ星を見ることもでき、満足してテントに戻る。

<本日の献立>
朝・棒ラーメン(乾燥野菜、魚肉ソーセージ、韓国餅入り)、ミニトマト
夜・ちらしずし(笹かまぼこ、かんぴょう、錦糸玉子、でんぶ、海苔入り)、明太ポテトサラダ、海草サラダ

●4日目

3時起床。皆黙ってもくもくと準備。まだ星が残る空の下で朝食をとる。テントもさくさく撤収し、太郎平小屋で小屋組と合流して折立へ下る。

本日も快晴で、剱岳や、奥大日岳の稜線も見える。
途中、TKさん、FTさんが合流し、一緒に下って下って10時前に折立に到着。合宿組はバスで亀谷温泉に移動、汗を流し、のんびりお昼をとった後、約6時間半かけてバスで新宿に戻った。

<本日の献立>
朝・汁ビーフン(ゆず、三つ葉入り)


長いようであっという間の4日間でした。
天気に恵まれてラッキーだったのに加え、同行の皆さんにはいろいろ助けていただき、ありがとうございました。

何より、綿密に計画を立て、テント組、小屋組双方に細かく気を配ってくれたリーダーのOGさん、4日間先頭をとり全員が安全に歩き通すことに心を砕いてくれたサブリーダーのTDさん、おかげさまで無事に縦走することができました。たいへん感謝しています。

一連のステップアップ企画に参加させていただき、少しずつ経験値を上げることができ、とても勉強になったと思います。
企画、運営の皆さんにはたいへんなご苦労と思いますが、このシステムはぜひ存続していただきたいですし、たくさんの新人の皆さんが参加されたら良いなと思います。
お勧めします!
スポンサーサイト



0件のコメント

コメントの投稿

投稿フォーム
投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

Appendix

プロフィール

アルプス灯会

Author:アルプス灯会
Since 1975. 今年で45周年

FC2カウンター

月別アーカイブ

ブログ内検索