日程 :5月3日~4日

今回の唐松岳山行目的は、雪山でのリハビリ、筆卸無線機の調整、稜線上の雪の状況
チェック、温泉である。(単独行)
5月2日
新宿から高速バスで白馬八方に向かい、スキー場で働いていたという女性に野営が出
来そうな場所を聞いたところ、この時期、熊が出ており、昨年も子供が襲われ犠牲に
なったのだという。これは物騒なことだ。山に登る前に熊に襲われたではシャレにも
ならない。安全そうな場所(二階のベランダ)を見つけてツェルトにて野営。山の裾
野だけに夜中になると冷たい風が出てくるので、ツェルトは有効だった。
3日(土)
目覚めて湯を沸かし、目の前の雪のない八方尾根を見ながら、インスタントラーメン
とコンビニで買ってあったお握りを摂る。
ゴンドラ駅に来てみると登山者を含めて結構な人が繰り出していた。
第一ケルンを過ぎて間もなく雪だけの世界に入れて一安心。ガスが出ており、鹿島槍
を見ることはできないが、近くの白馬三山は見えて来た。急斜面が続いた丸山を過ぎ
れば、緩斜面の登りを経て唐松岳山荘に至る。踏み跡があり、アイゼンなしのキック
ステップで登って来た。
途中の休憩中に、不帰の嶮の急斜面で発生した雪崩を3回ほど見ることができた。
当初幕営、食事だけは小屋食で計画していたが、この時期それはダメというわけで、
幕営を中止して、上げ膳据え膳の山荘利用に変更しており、一旦荷物を置き、アイゼ
ンを付けて唐松岳ピストン。唐松岳からは五竜岳、剣岳、立山、水晶岳も見える。小
屋に戻ってからは、単独者4人(東京、千葉、横浜、京都)が集まり、夕食まで(夕
食後も)話に花が咲く。冬の雪壁が専門でナンガ・バルバット(8126mH)も昔登った
というSさん(千葉、51歳)の話は口は悪いが核心をついており面白かった。
4日(日)
単独行二人(京都、横浜)は五竜岳から遠見尾根に向かったのだが、小生はリハビリ
中だからおとなしく、登って来た道を、Sさんと一緒に引き返すだけだ。小生は念の
ためアイゼンを付けて下山。
リフトから見えるスキーヤーは黒菱ゲレンデ辺りだけで滑っているが、人は多い。
下山後Sさんと別れ、八方バスセンター近くの第一郷の湯に入り、昼寝をしてか
ら15:30発の高速バスに乗り、新宿に向かったのだが、高速に入ったところで既に1
時間の遅れ、「大月から小仏トンネルの渋滞30km」であり、新宿に着いたのが22:30
過ぎであり、ガソリンは161円を示していたのにかかわらず車の利用者は相変わらず
多い。
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