【日程】2013年11月2日(土)-3日(日)
【メンバー】10名
【行程】
前日 22:50 JR代々木駅発ドリーム福井 乗車、6:30福井着
1日目 10:50 温見峠 - 12:30 能郷白山(1617.3m) -14:25 温見峠、六呂師高原キャンプ場泊
2日目 7:20 カドハラ スキー場P - 9:50 シャクナゲ平 - 11:00 荒島岳(1523.5m) ‐ 12:20 シャクナゲ平 ‐ 12:45 小荒島岳 ‐ 14:50 みずごうP
【2日(土)】 曇り
朝、高速バスで福井駅着。今日の天気はなんとか持ちそうだ。
駅近くの「なか卯」で朝食をとり、レンタカー営業所のオープンまで福井城址を散歩して時間を潰す。
車2台に分乗し、能郷白山(のうごうはくさん)の登山口、温見(ぬくみ)峠までは2時間ほどのドライブ。
曇りがちな空の下、風景は縦長なビルから横長の住宅地、田畑、ススキ野原、錦秋の山へと変わっていく。
国道157号は険路だが、細いカーブを曲がるごとに紅葉が鮮やかになり、歓声があがる。
登山口には既に10数台の車が停まっていた。
ひんやりとした空気の中を登山スタート、急登でどんどん高度を稼いでいく。
足元に気をつけつつ、きれいな紅葉を探しながら1時間ほど登ると斜度がゆるやかになってくる。
ぬかるむ道をもうひと頑張りすると、いきなりこじんまりした頂上に到着した。
残念ながら真っ白なガスで視界はない。止まった瞬間から指先が冷えてくるので、記念撮影もそこそこに下山となった。
下り道は粘土質のぬかるみでずるずる滑る。靴底の泥を草木で落としながら、ゆっくり慎重に下りる。
そのうちにガスもなくなり、眼下に広がる紅葉を楽しむことができた。
山頂のガスは登ってきた気流同士がぶつかり合って発生していたようだ。
下山後は途中のスーパーで買出しし、六呂師高原キャンプ場へ向かう。
前回(7月 岩手山行)の反省を活かし、買い物・段取りはパーフェクト!
キャンプ内の温泉で体を温めたのち、12人収容のロッジで焼肉宴会となった。
小さなハプニングはあったものの、食べ残しゼロ、翌日の朝食・昼食用おにぎりも作ってしまうという連携の良さだった。
(私はこの日、早めにダウン。皆さんはおしゃべりとTVの80年代ヒット曲に大盛り上がりし、23時就寝だったそうな)
【3日(日)】 曇り時々晴れ、のち雨
4時半起床、昨晩用意のおにぎりとお味噌汁、リーダーお手製ハム&エッグ オムレツを食べて6時過ぎに出発。
今日は登山口と下山口が異なるため、下山口に車を1台デポしてからの登山スタートだ。
登山口には沢山の登山者が集まっている。
20-30代と思われる人が多く、その殆どがタウン用のザックやジャージという軽装。
さすが100名山、若者にも人気なのか、と思っていたら、荒島岳の愛山会のボランティア活動日だったらしい。
実際に登ってみると、山頂までのルートはよく整備されており、途中、ベテランらしき愛山会メンバーと若手メンバーが協力して整備にあたっている場面にも出くわした。
愛されている山なんだな、ベテランから若者にバトンタッチされているのがまた素晴らしいなあ、と温かい気持ちになった。
登山口の旧スキー場からコンクリートで固められた道を歩き始めること45分、やっと山道らしくなってくる。
穏やかな黄色をベースとした紅葉は美しく、ところどころに現れるブナの大木は名前がつけられているものもあって、ついつい足が止まる。
昨日に比べて、道は広めで歩きやすく、黄色、ライムグリーン、オレンジ、赤、そして深い緑と、豊かな彩りを楽しみながらカメラ片手に歩いた。
2時間半程で、シャクナゲ平の分岐に到着、ここからは山頂までのピストンになる。
道の様相が変わり、鎖やはしごが登場、段差も大きくなってくるが、よく整備されているのでありがたい。
前荒島のピークを過ぎるあたりからは、東西南北どこを見ても山の端が青の濃淡レースのように連なっている。
更に20分ほどで山頂に到着すると、昨日と打って変わって360度の見惚れるようなやまなみ、やまなみ・・・
みんなビッグ スマイルで、次々に登頂記念撮影を行った。
名残を惜しんで下山スタートし、シャクナゲ平に戻る。
ちょこんとした小荒島岳を経由した後はただひたすら下るのみ。
みずごう下山口のルート(中出コース)はあまり利用者がいないのか、道は細く、やや荒れていた。
景観も望めず、最後の1時間程は雨の中を黙々と降りた。
みずごうでもう一台の車を回収し、福井へ戻る。
レンタカーを返却した後、一両だけのかわいらしい「えちぜん電車」で三国港へ向かった。
宿泊先の民宿ちひろでは、日本海を臨む温泉と新鮮な海の幸を堪能、日本人で良かったな~としみじみ実感した。
(おまけ)
最終日は東尋坊を見学。
その後に小松駅に移動し、1日目の肉三昧、2日目の魚三昧から、ラストは中華三昧ランチで締めくくる。
風情のある町並みやお寺、レトロな和菓子屋さんを散策し、小松空港から東京へ戻った。
遊びつくした3日間、紅葉と秋の味覚をたっぷり楽しみました。
皆さま、楽しい”大人の遠足”でしたね、ありがとうございました!
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