【日時】2013年11月29日(土)
【メンバー】T(L)、E
【行程】8:35 内山峠 - 9:50 艫岩 - 10:10 東屋 - 10:45 経塚山(1422.5m) - 11:20 東屋 - 12:55 内山峠
高尾駅で6時過ぎに待ち合わせ、T号で下仁田方面へ向かう。
高速を降りる頃には、真っ白に雪化粧した浅間山、ぎざぎざの妙義山、”テーブルマウンテン”荒船山も見えてきた。
内山峠に車を止め、落ち葉を踏みしめながら細い道を行く。
木々はすっかり葉を落とし、空気も澄んで、とてもすがすがしい。
頭上の小枝がところどころ白く見える。
光の加減かな、と話しながら歩いていくうちに、何かがサラサラと降ってきた。
雪ではないよね、何だろう・・・
あ・・・、樹が凍っている・・・?
霧氷だ。
初めて見た。
木の先端が凍り付いて白く輝いている。
時々その氷がはがれ、さらさらと落ちてくる。
短い針のような細い結晶が地面にも積もり、うっすらと白い。
近づいてくる艫岩も霧氷で山全体がほわっと白く、まるで雪帽子をかぶっているようだ。
大岩の鋏岩修験道場跡を抜け、岩々の急斜面を登ると、広々とした木立と草原に到着。
山頂(の一角)のはずなのに、この平坦ぶり!
なんだか可笑しくなる。
艫岩からの断崖絶壁は噂の通りで、怖いもの見たさに、ぎりぎりまで近づいて覗いてみる。
壁を横から見られるポイントが、一番高度感があり怖かった。
それにしても何でこんなにすっぱり切れ落ちているのか。
出来上がるところを見てみたいものだ。
艫岩から見渡す眺めも素晴らしい。
青空の中、真っ白な浅間山を正面に、後立山から槍穂高の山脈もきりりと浮かび上がる。
冬ならではの景色だ。
満喫した後、最高点の経塚山に向かう。
相変わらず平坦な道を、霧氷の樹林を楽しみながらのんびり歩く。
笹の葉もススキも凍ってキラキラと美しい。
急坂を最後にちょっと登ると山頂、八ヶ岳の山脈が良く見える。
峻険な兜岩山、ナイフリッジの大ローソクも、独特な形で近くに望めた。
帰りはさくさくと戻る。
あんなに綺麗だった霧氷のアーケイドは短い間に溶けて、普通の木立に戻っていた。
真っ白だった浅間山もいつの間にかグレイっぽく変わっている。
白く見えたのは霧氷だったらしい。
この時期の、朝の、一瞬のマジックだったようだ。
行きに見逃した三角点を探し、地形図を説明してもらいながら、13時前には内山峠に到着。
行動時間にして4時間半足らずの楽々コースだったが、
面白い地形、素晴らしい景観、そして思いがけない霧氷のギフトと、
なんだかとっても得をしたような楽しい山行だった。
リーダー、今度はぜひ南側からのコースもチャレンジしたいですね!
(おまけ)
下りのすれ違いで、思いがけない人に会いました!
上州と言えば(?)、そう!、群馬県にUターンされたOさんです。
お友達と二人で登りにいらしたそうです。
『この山に登るのは小学校の遠足以来です』とのこと、相変わらず爽やかでしたよ~
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