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畦ヶ丸

日程:2014年1月13日(月、祝日:成人の日)
メンバー:TH、OB、KH、GT
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行程:8:00 新松田駅集合。9:00 西丹沢自然教室ー10:00 本棚の滝ー11:15 善六のタワー12:25 畦ヶ丸頂上ー12:45-15:15 西丹沢自然教室

富士山がくっきり見える晴天のハイク日和。新松田駅からOさんの車で西丹沢自然教室の駐車場へ。登山客も少ないようで、駐車スペースにも余裕あり。

霜できらきらと輝く吊り橋を渡り、西沢に沿って歩いて行く。何度も沢に架かった梯子状の木の橋を渡るのだが、橋は雪が乗って凍結しているので、間違っても「ぽっちゃ~ん」と氷の川に落ちないように、慎重に、ちょこちょこ小股で歩く。ひんやりとした空気が気持ちよい。沢は川底がはっきり分かるほど透き通っている。しばらくゴロゴロした石の河原を歩き、広い河原のベンチに着いたところで、早めのおやつ。Tさんの伊勢土産、赤福を頂く。小腹を満たしたところで、再び沢沿いに進んで行く。しばらくしてコースから左に入り、本棚の滝を見に行く。水量は少ないようだったが、高さのある見事な滝だ。

コースに戻って、ここから沢からは離れ、高度を上げて行く。葉を落とした樹林帯の中で、馬酔木が緑の葉をつけて生い茂っている。毒があるため鹿も食べないのだそうだ。日陰の道には雪が着き始める。善六のタワを過ぎて稜線に出たころから、しっかりとした雪道になった。歩かれているが、踏み固められているほどではない。一気に白い世界となり、いっそう凛とした空気がおいしい。樹々の間からは、頂が白くなった檜洞丸から丹沢山の山々が見え、遠くには大菩薩方面の山が臨めた。畦ヶ丸の山頂は石塚が積み上げられている樹林帯の小さなピークだ。寒いので素早くお昼を取って、来た道を引き返す。

計画では周回コースとしていたが、駐車場までの長い車道歩きと寒さを考慮して、登り始めからピストンと決めていた。下りは、念のため軽アイゼンをつけて、雪道をザクザクと一気に下りる。すぐに雪が途切れ、アイゼンを外した。意外と長く感じた下り。沢に出るあたりでは木々が根こそぎ倒れており、寸断なく細かい花崗岩が崩れ落ちる音がしていた。地震でもあったら一気に崩れそうだね~と言いながら、思わず早足になる。この辺りは花崗岩でできているようで、河原の石もまるで落雁のように真っ白で柔らかい。登山口まであと一息、というところだったが、Oさん曰く、午後2時過ぎは遭難が多い時間帯らしい。ならば、ここらで小休止。お楽しみに取っていた午後のおやつ、再び「赤福」で一服した。帰りには、橋の雪もあらかた溶けていて歩きやすくなっていた。全行程中、ほとんど人とすれ違うことなく、静かな山を満喫した。

3時過ぎに登山口の西沢自然教室に到着。帰路の途中に武田信玄の隠し湯といわれる中川温泉「ぶなの湯」で汗を流す、というより温まって、ほっこりさっぱり。無色透明のさらりとしたアルカリのお湯だった。最後に新松田駅前の蕎麦屋で軽く打ち上げして解散となった。冬のハイクもまた楽し。新緑や花の咲く頃にまた訪れてみたいところですね。
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