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南アルプス 観音岳・薬師岳(鳳凰三山)

参加者:TE(L)、YO、TAK、TAM、MO(報告)
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2014/1/11(土)
夜叉神峠駐車場(10:05)~夜叉神峠(11:30-45)~火事場跡(14:57)~苺平(16:13)

1/12(日)
苺平(6:50)~南御室小屋(7:10-35)~薬師小屋(9:00-15)~薬師岳(9:30)~観音岳(10:10-25)~南御室小屋(11:52)~苺平(12:45)

1/13(月祝)
苺平(9:10)~火事場跡(9:36)~杖立峠(10:30)~夜叉神峠(11:54-12:15)~夜叉神峠駐車場(13:00)

【1/11】
新宿組・登戸組に分かれて集合、中央道のパーキングで合流、夜叉神峠の駐車場へ。駐車場で共同装備・個人装備の準備をし、いざ出発。本日は無風快晴。気温は出発時(標高1370m程度)が0度くらい、幕営地(標高2500m程度)が氷点下5度くらいだった。

あまり見晴らしのよくない樹林帯を延々と登る。正月に一体どれくらいの登山者がいたのだろうか、完璧なトレースが付いており、迷う心配は全くない。単にボッカをやっている気持ちになってくる。適度に休憩をはさみながら二日分のアルコールは重いなぁ、なんて考えながら歩いているうちに苺平に到着。

事前にOBさんから「苺平から辻山にちょっと行ったところにいいテント場があるからそこに張りなよ」とアドバイスを受けていたので、そのテント場を探す。が、しかし、苺平から辻山に行く道は要ラッセルである。「ラッセルしてまでテント場を探したくない…」と思いつつ5分程度は我慢したが、とうとう諦めることに。日暮れが近づく中、南御室まで行くか、別のテント場を探すかの選択を迫られていた。

苺平の縦走路から東へ3mほど入った樹林帯にテントが張れそうな場所を発見。後のことはあまり考えず、その場所を2泊の幕営地と決めた。「後のことはあまり考えず」と書いたのは、トイレに非常に気を使うことになってしまったからである。なにせ縦走路から丸見えなので、陽のあるうちはしゃがむことができなかったのだから。

【1/12】
本日も快晴。午後から風が出てきた。朝のテントの気温は氷点下10度ほど。山頂の観音岳では氷点下18度ほど。今日は鳳凰三山をピストンする予定の日。全員で出発・・・の予定がYOさんの体調が悪く、テントに残ることに。残りの男子4人で山頂を目指す。

何度も書いて失礼だが、我々のテント場のトイレはゆっくりしゃがむことができない。そこで我々が採ったのは、テント場で出さずに南御室小屋のトイレを借りる作戦。ゆるい下り道だったこともあり、朝一番にしては恐ろしく早いペースで南御室小屋まで歩いて、すっきりしてからピークを目指す。

南御室小屋を越えてもしばらくは樹林帯を行く。荷物が軽いのでサクサク歩ける。稜線に出て10分ほどで薬師小屋。ここで防風・防寒の装備を整え直し、アイゼンを装着する。稜線では雪が吹き飛ばされてしまうようで、吹き溜まり以外は雪がない。岩場など全く夏道と同じ状態だった。

稜線からは北岳・間ノ岳・濃鳥岳が秀麗な姿を現した。振り返ると富士山が雲海の上に浮かんでいた。なんか幸せ。

最高峰の観音岳まで来たところで地蔵岳まで行くか・ここで引き返すか作戦会議。寒気団が迫ってきているし、だんだん風も強くなってきているので引き返すことに。

テントに帰ってくるとYOさんは元気になっていた。歩き足りないので、一人で辻山までのラッセルに行くことに。辻山からの白根三山も奇麗だったそうです。

【1/13】
本日も快晴。気温は朝のテントが氷点下20度ほど。夜叉神峠駐車場が氷点下5度ほど。

「荷物をまとめて下るだけなので、すぐ終わりだろう」と思ったら甘かった。昨日はYOさんが体調不良だったのだが、今日は私(MO)が体調不良。下りはいつもの80%くらいのスピードで行けるが、登りが全然駄目で、10歩進んだら深呼吸が必要なほど。肺に痛みがあり、息がすぐにあがってしまい「あぁ、きっと無酸素で8000m峰に登っている人ってのはこういう状態でヒラリーステップみたいに無茶苦茶な難所を通過しなきゃならないんだろうな」なんて考えつつ、休み休み歩く。

そんなこんなで迷惑をかけつつ、なんとか下山。温泉に入って帰京した。


1/14-19
私事ですが、この山行後5泊6日ほど肺炎で入院しました。冷たい空気を吸い過ぎると肺炎になるってのは本当です。寒さに対して体は鍛えられても肺は鍛えられません。寒い山に登るみなさまは充分に注意してください。
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