fc2ブログ

Entries

檜洞丸(主役はシロヤシオ)

●日程:5月25日(日)
●メンバー:T[幹事]、O、M、TZ、OT、HT、GT
s-2049.jpg
●行程:9:30西丹沢自然教室 - 10:27 ゴーラ出合 - 11:24 展望園地 - 12:23シロヤシオ群生地 - 12:48石棚山分岐 -13:04檜洞山頂上 13:38 - 13:53石棚山分岐 -14:52石棚山 - 15:43 板小屋沢の頭 - 17:06箒沢公園橋バス停

シロヤシオツツジが咲く頃、西丹沢は山開きの日曜日を迎える。西丹沢自然教室には大勢の人が登山届けに列を作っていた。やはり狙いはシロヤシオだろう。少し蒸し暑いくらいだけれど上々のお天気。

沢沿いにツツジ新道を歩き始めると、白い花崗岩に覆われた沢に心地良い水の音が聞こえる。道に紫の花弁が散らばっているので、見上げてみると藤が咲いていた。あそこにもあるよ、と指差す方向につられて後ろを振り返ると、藤の花房が新緑の中に顔をのぞかせている。自然の絶妙な色合い。山は芽吹きと共に花も一斉に咲き出していて、期待が高まる。こうしてゴーラ出合までは足取りも軽やかに進んで行った。

そして待っていたのは、意外にも長く続く急坂。蒸し暑さもあって、汗が吹き出す。ついこの前までは涼しくて水もそれほど要らなかったのに、もう夏に向かっていることを実感。水は多めに持って来なければ、と早くも反省する。多くの人に歩かれているツツジ新道は、整備されているものの岩がゴロゴロで土も粘土のようになっている。足を置くのに丁度良さそうな大きさの石に手をかけた途端、その石が突然ぐらり、と揺れて私の足元に落下。直撃とはいかなかったけれど、脚で受け止めてしまった。青あざの予感。道には結構、浮き石があった。

汗と、青あざ確定と、急坂で重くなりつつある脚で、へこたれそうになってきた気分を紛らわしてくれたのが、笹の花。Mさんの「え、これ、笹の花じゃない?」の一言に、皆一斉に道沿いを覆っている笹を見る。黒っぽい稲穂のようなところから細い小さな黄緑色の花がついている、というか垂れ下がっている感じ。笹の花は60年に一度咲くとかだそうで、これはラッキーである。でも、笹の花が咲くと凶作になるとも言われているらしく、果たしてラッキーと言って良いのやら。

登り始めて3時間近くになって、行く手に白いものがチラチラ見えてきた。シロヤシオだ。丁度群生地にはベンチとテーブルが置いてあり、人々が大休止を取っている。花付きが良くて見事なシロヤシオの木々。地に咲く花も綺麗だけれど、木に咲く花は格別な気がする。でも、頂上はまだこの先。エネルギーを補給しててっぺんを目指す。

頂上はそれなりに開けているが、これといった展望もなく、シロヤシオもない。疲れた脚を休めつつ、昼食の大休止。予定ではつつじ新道をピストンすることになっていたが、Tさんお勧めの石棚山コースで下りることにする。このコースの方が、シロヤシオが綺麗だとのこと。ちょっと脚が重いけど、頑張るか。

石棚尾根は、賑やかだったツツジ新道と打って変わって人が少なく、歩き始めると、なだらかな道にブナ林が広がり、なんとも気分の良いコースだ。そして、シロヤシオがトンネルのように道沿いに咲いている。ここ数年通ったというTさんによると、4年前の咲きっぷりに匹敵する当たり年だという。ラッキーだ。シロヤシオは、別名ゴヨウツツジといって、内親王愛子さまのお印の花だそうだ。子供の手を広げたような5枚の葉っぱの中心に真っ白なツツジの花が一輪咲く。そしてそれが、木いっぱいに一斉に咲き誇っている。香りがする花ではないのだが、周りの空気を柔らい香りに包んでしまうような光景だ。登りでへこたれた気分と脚の重みが、不思議と消えて行く。脳から幸せ物質が分泌されたような感覚。シロヤシオマジック。でも、これは決して私だけに起こっている訳ではないようだった。他のメンバーの顔を見れば一目瞭然。皆、口角は上がっているのに、目尻は目一杯下がっている。幸せな顔。何故か無言。

すっかりご満悦の一行は、Tさんに予告された通り、その後ザレて荒れた道を下りる事になる。上のほうは、あんなに綺麗に整備されていたのがウソのように手が行き届いていない。時間をかけて、慎重に下りる。半分以上の行程が荒れているが、気持ちが満たされているせいか、頑張れる。夕方、箒沢のバス停に到着すると、タイミング良く新松田行きのバスが来た。やはり、ラッキーである。

スポンサーサイト



0件のコメント

コメントの投稿

投稿フォーム
投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

Appendix

プロフィール

アルプス灯会

Author:アルプス灯会
Since 1975. 今年で48周年

FC2カウンター

月別アーカイブ

ブログ内検索