日程:2014年 6月11日(水)
メンバー:KA(L)、KO
前日からの本格的な雨の予報により、今回の新人のためのクライミング講習会は、西武秩父線高麗の日和田山から、高麗より二駅先の東吾野駅徒歩5分にある平戸の岩場と呼ばれる小さな岩場に変更になりました。
11時すぎに東吾野駅の改札を出ると、道は濡れていましたがほとんど雨は降っていませんでした。早速、レインウェアとハーネスを着けて、KAさん作成のレジュメを見ながらロープワークの講習を受けます。
今日は、エイトノット、インクノット、ハーフノット、マッシャー結びを使います。一通り復習、確認した後、平戸の岩場を目指して出発。
岩場には、東吾野駅から線路を渡り本当にあっという間に着きました。
本格的な雨が降るという予報の割に、雨がちっとも降っていません。それどころか空が明るく鳥の鳴き声さえします。「雨、降りませんねえ」と言うと、KAさんが「そりゃ、私が念力でずっと降るな~降るな~とやっていたからね」
前夜から、降るなら早朝からどっさり降って欲しいなと思っていた私とは大違いな心ばえ。教えていただく身で申し訳ない気持ちになりました。
まず始めは、ハイキングで悪場を通り抜ける際のロープの使い方です。
太い幹に120センチのスリングをカウヒッチ(タイオフ)で結び、動かないようによく絞ります。もっとしっかり固定するためにもう一度先端を結び目に通します。その太い幹のある場所から、リードをする者がロープを支点に掛けていきます。最終地点の支点まで着いたら、インクノットで自己ビレイをして、もう一つカラビナを使いハーフノットでセカンドのビレイをします。その後はロープの回収の練習です。以上を役割を交代して何度か練習をしました。
次に懸垂下降の練習です。
懸垂下降は何度かやったことがありますが、今回は二ヶ月ぶりです。期間が開きすぎて少し怖いです。平戸の岩場は降り始めがほんの数十センチですが、コンクリート90度の絶壁なのでどうやって足を置いてよいのかとまどいました。もたもたしていると、KAさんが自分で角に足を掛けてやってみせてくださいました。濡れたコンクリートはすべりそうで、苔むした岩はぬるぬるするし、降り始めはおっかなびっくりでした。ですがそんなに怖がらなくても、マッシャーを使ってバックアップしているので安心です。さらに今日はロープが雨を含んでいるので摩擦がとても効いて、手を少し握っているだけでもぴたり止まって、むしろスムーズに降りる方に苦労しました。
下へ降りるとKAさんが「もう一度やっておきましょう」
二度目は比較的、恐怖感もなくスムーズに降りられたような気がします。
次に重りを使ってのビレーの練習です。
置いてあるクーラーボックスの中にバーベルの重りが入っていて、それを使っていいそうです。ところが、クーラーボックスを開けてみると中には何もありませんでした。
「盗られちゃったんだな・・・。ひどいなぁ」とKAさん。そこで、ザックを重りにしてビレー練習をすることにしました。ザックの重さはたった15キログラムぐらいですが、いきなり落ちてくると怖いので思い切り踏ん張り、ロープを持った右手を下にしました。ところが、ちっとも手に重みを感じません。握った手を放してみると、ザックが数センチずつズリッ、ズリッと落ちてから、空中でぴたりと止まってしまいました。
どうやら、カラビナでセットしたことと雨に濡れたロープのせいですべらなかったようです。「やっぱり滑車じゃないとだめだなぁ」とのことでした。
この時点で15:00。雨がいよいよ本降りになってきたので岩場を後にすることに。
今回の講習では、KAさんに、勤務明けでお疲れにもかかわらず懇切丁寧に教えていただいて、本当にありがとうございました。やはり回を重ねて、コンスタントに練習することは大切だと実感しました。
池袋までの車中宴会も楽しかったです。
またどうぞよろしくお願いいたします。
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- 2014-06-23
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