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みんな大好き小熊餅!日光男体山

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●日程:2014年6月22日(日)
●メンバー:KI、KA、KA友人、T(R)、I<L>
●行程:9:55一合目 → 11:15五合目 → 13:15山頂14:12 → 16:45一合目

   色は匂へど 散ぬるを  我が世誰そ 常ならむ
   有為の奥山 今日越えて 浅き夢見じ 酔いもせず(作者不詳)

ということでいろは坂を越え日光男体山へ。そして天気の変わりやすいこの時期は一週間前からちょこちょこ天気予報とにらめっこ。五日前くらいまでは強い雨風で登山不適格レベルであった。そのうち晴れちゃたりするだろうなんて気楽に考えていた。初リーダーの私Iは前日メンバーに改めて決行か中止の連絡をする予定だったが、多少雨が強くても風がなければとりあえずは現地まで行ってみて判断するというふうに考えていた。

前日の予報は午前曇、午後雨、風は弱いので決行メールをみなさんにした。みんなからのノリノリな返信メールにこちらも心がはずむ。

当日。
天気が悪い予報のためか道路も順調に流れている。ときよりフロントガラスに激しく打ちつける雨が今後を不安にさせ車内の空気を重くする。よって車内は消極的発言の禁止と相成る。

ほぼ予定通り中禅寺湖に到着した。二荒山神社にある第二駐車場にはすでに三、四台あり思ったより人が登ってる雰囲気だ。小降りの中レインウェアを着込んだり慌てず準備、駐車場出発。レインウェアの擦れる乾いた音に胸が躍っていたのは私だけか、否。

入山料一人500円を払い、札所で今回の山行の目的でもある絵馬を買う。その札所でピンクのハートマークが真ん中にある縁結びの絵馬を発見。オレ書く!なんて言ってた木○さん、結局買ったのだろうか。

さておき山頂に向け登山道入口の鳥居をくぐり抜ける。本降りの雨。この雨は八、九合目まで続く。晴れの日ばかりじゃないこういう天気もまた楽し。

男体山は山容から言って登りは登りっぱなし、下りは下りっぱなし。入口の標高1280m、山頂2484m。今はひたすら登る。三合目から四合目は車道。五合目からはほぼ直登。岩も大きくなり濡れたそれは滑りやすいかと思ったが意外に大丈夫であった。

それよりもレインウェアの湿り具合が気になる。上半身はしっかり撥水しているが、太ももあたりに濡れている感触があり、見た目も撥水していないような感じがする。雨が浸み込んでいるのか内側からの汗のせいなのか。メンテナンスに課題が残る。

木○さんがここでヘッドライトを取り出しのぞき見するように岩の隙間を照らす。なにを探しているかというとヒカリゴケだ。黄緑の蛍光色に光るあれだ。ここ男体山にも生えているらしい。見られたら幸運くらいの気持ちでいると木元さんが七合目の小休憩中にのぞいた岩の隙間を見て歓喜の声をあげた。そこには自然には似つかわしくない細かい発光物が。みんな代わる代わる観察した。

九合目あたりから赤茶色の小さい溶岩石になり、森林限界を超える。山頂に着きそうで着かない雰囲気がしばらく続く。後ろから見ていて何名かのモチベーションが気になる。進行方向左手に祠が見え、ちょっとすると男体山を開山した勝道上人像が現れた。ここまで標準タイムで予定通り。山頂を実感するためにみんなで山頂碑を探すが見当たらない。腑に落ちないが山頂で一番高そうな場所で記念撮影。そこにはステンレスにクロムメッキを塗った神剣がそびえている。

ふと思えば雨がやんでいるので山頂で昼食休憩をとる。雲がわずかに切れたりするが展望は良くなく、本来なら中禅寺湖、日光白根山、太郎山、女峰山が目を細めると見えたり見えなかったり。そして例の絵馬にみんな思い思いのコメントを書く。嬉しいかな非公認会旗と一緒に記念撮影。写真撮ってくれたメガネのおじさんが非常に丁寧だった、「もう一枚撮りますね」とか言ってくれた。

だいたい30分を山頂で過ごし下山開始。登りと同じくリ○さんに先頭をお願いした。なんでも下山の時の一歩一歩の足の置き方に萌えるとか萌えないとか。そんな話をしながら揺らめく炎が目の奥に見え頼りがいを感じずにはいられなかった。それに初めての山で歩くペースと休憩のタイミングがちょうど良く感動。

下りも岩が滑りやすいのかと思いきやぬかるんだ泥に足を持っていかれることが少なくなかった。雨が上がり気温が上がれば蒸し暑く必要以上に汗をかくことを想像していたがそこまでには至らず上着を脱いでの体温調整で大丈夫であった。甘~いコーヒー牛乳好きの川○さんは汗だくだった。

予定通りの標準タイムで登山道入口の鳥居に無事到着。ここに洗い場があるので靴についた泥をたわしで洗い流す。ちょうど猿軍団の中らしくあたりから「キューキュー」と鳴き声がした。おサルさんとメンチの切り合いをしたという話を川○さんは興奮冷めやらぬ感じで語っていた。絵馬を所定の場所に納め安全祈願完了。

帰り支度をすませ、市営日帰り温泉「やしおの湯」へ。湯上りの川○さん車内で曰く「ヌルヌルして、キ・モ・チ・イ・イ(薬師丸ひろ子「セーラー服と機関銃」風)」。佐野インターにてさっぱりな佐野ラーメンを食し、東北道も混雑なし、無事解散。

総括:メンバーに恵まれ充実した山行になりました。感謝、これ本当デス。


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