fc2ブログ

Entries

岩場でのセルフレスキュー訓練

ハイキング程度の登山道でも危険個所がないとは限らない。「私は難易度が高い山にはいかないからロープワークは関係ない。」はたしてそうでしょうか?灯会のメンバーなら全員が早めにマスターしておきたいセルフレスキュー。新人Tが報告します。あなたはできますか?「私はできる」と自信を持って答えられますか?

【日時】 2014年9月21日(日曜)
【場所】 奥武蔵・東吾野駅 阿寺の岩場
【訓練メニュー】簡単な岩場でのセルフレスキューの練習、スリングの結び方、カラビナの使い方、ハーフノット(ムンターヒッチ)でビレーの仕方、岩の登り方、降り方、懸垂下降体験、など。
【参加者】K(L)、M、T
s-2263.jpg
10時30分~11時10分 東吾野駅前にて。
河上Lより本日の訓練概要の説明と本日習得すべき技術の説明があった。岩場に向かう前に、実際にカラビナとロープワーク使ってまずは基礎の基礎を学ぶ。
1.ハーフノット(ムンターヒッチ) ビレー用、懸垂下降用
2.インクノット(クローブヒッチ) セルフビレーや固定に使う
3.エイト結び ロープ端末の結び
4.クレイムハイスト結び スリングの巻き付け結び
5.マッシャーノット結び 懸垂下降技術
説明をよく聞く→やってみる→できない→指導を受ける→やってみる→できない→指導を受ける→なんとかできる→できる。何度も繰りかえして頭に叩き込んだ。

11時10分 駅から岩場へ歩いて向かう。通常、岩場までは40~50分ほど。今回は途中途中で、駅前で習得したはずの技術を復習しながら歩いたため時間がかかった。
KL 「はい、Mさん。ハーフノットやってください。」「はい、Tさん。インクノットやってください。」
M、T「はい・・・」「う~ん、、、」

こんな調子で岩場に着くころには何とか習得(したはず)。だが、しかし、、、、

12時15分 岩場に到着。簡単に食事を済ませてさっそく訓練開始。簡易ハーネスをセッティング(これがなかなかできない)して、カラビナにセット。ヘルメット、スリング、カラビナをつけて岩場に対峙。安全のためにKLが事前にロープを岩場に張る。受講者の2人は登る人(クライマー)、確保する人(ビレイヤー)と役割分担し、交互に登る降りるを体験していく。緩い傾斜面なので登ること自体はさほど難しさを感じないが、ロープを使ってのものとなると慣れていないのでもたつく。クライマーとビレイヤーの意思確認がしっかりできていないとタイミングがうまく取れないので岩では危険だ。

ビレイヤーはロープを緩めないようにしっかりクライマーの動きを確認しながらロープを送り出す。下降時は、ロープを信じていいのか、やはり不安(疑念?)なため、どうしても余計な筋肉に力が入ってしまい動きがぎこちない。
 
今回はほぼ知識ゼロでの訓練だったため、今何をやっているのか、この動作がなぜ必要なのか、次に何をすべきなのか、理解もままならず、Kさんの指示通りに動くことも出来ず、頭の中が?だらけで終わってしまった。

この報告書は、詳細に訓練内容を書きたかったのですが、正直レポートが書けないくらい、実はよく覚えていないことが発覚しました。Kさん、すみません。
16時10分 訓練終了。

【訓練が終わってわかったこと。感じたこと。】
1.必要な場面で基本動作がすぐにできないと現場ではまったく意味がないこと。
2.頭で考えなければ出来ない動作は必要な場面では使えないこと。
3.そのためには繰り返し、繰り返し何度も訓練するしかないこと。
4.このような訓練は、灯会の全メンバーが最初に身に着けるべき最低限の訓練であること。

帰りは各自持ち寄ったアルコールとおつまみで乾杯して居酒屋電車となりました。

スポンサーサイト



0件のコメント

コメントの投稿

投稿フォーム
投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

Appendix

プロフィール

アルプス灯会

Author:アルプス灯会
Since 1975. 今年で48周年

FC2カウンター

月別アーカイブ

ブログ内検索