日程:2015年1月11日(日)
メンバー: 講師:K(L)、生徒:O(報告)

行程:西武池袋線東吾野駅10時集合、駅にてロープ結び方講習後、阿寺の岩場11:40着、昼食後講習、岩場15:40頃~東吾野駅16:10頃
今日は、いよいよセルフレスキュー講習。ハイキングの途上での悪場対応のためのロープワークを中心に講習を受ける。
11月の例会山行のときも、本日の講師のKさんがリーダー兼講師で体験したが、本格的なのは初めてでドキドキである。
まず駅で、本日の概要の説明と、本日の記念にスリングにすると120センチになる6ミリロープを練習用に頂き、実際にカラビナとロープを使ってまずは、ロープの結び方を習う。(Kさんの手作り資料もいただきました)
1.ハーフノット(ムンターヒッチ):ビレー用、懸垂下降用・・・カラビナに結ぶ
2.インクノット(クローブヒッチ):セルフビレーや固定に使う・・・カラビナに結ぶのとロープの端を結ぶ2パターンを行う
3.エイト結び(エイトノット):ロープ端末の結び
4.ダブルマッシャー結び:一本の紐からスリングを作ってみる
(4.は捨て縄等のとき大事なスリングを浪費しないためできるようにしておくようにとのことでした)
以上をやってみる。
1~3はいずれも11月にやったはずだが、インクノットの端に結ぶパターンが上手くできない。
何度も聞いて、駅のベンチに結んでみる。
一応、その場ではなんとかできるようになり、岩場に向かって歩きながら、再び結び方の練習。
途中、今日の練習場所である阿寺の岩場を整備されたOさんの自宅に寄ると、Oさんはちょうど表でアイゼンのお手入れ中。ご挨拶と使用料一人100円也を支払う。
11:40頃岩場に到着。Kさんが、まずは今日の訓練のためのロープを岩場に張り、簡単に食事を済ませる。今日は、なかなか寒くKさんは相当着込んでいる。このときは、「そんなに寒いかな」と思ったが、後で考えれば、Kさんはやっぱり寒いよ。生徒がもたもたしているときにじっと待たなければならないのだから。
いよいよ訓練スタート。
最初の難関、簡易ハーネスは、何とかクリア。ヘルメット、スリング、カラビナ類を身につける。
今日は、生徒一人なので、トップとラストをKさんと交互に行う。
登山道の途中に悪場があって、そこを登って通過し、再び下山時にも通るという想定。岩場そのものは、緩傾斜であるが、岩場を通過している人に合わせてロープを緩ませずに送るのは、なかなか難しい。
この時、カラビナに自己の安全確保のためにインクノット(クローブヒッチ)、ロープの送り出しにハーフノット(ムンターヒッチ)をするのだが、さっきあれほど練習したのになかなか上手くいかない・・・・本番って難しい。
続いて、岩場のトラバースと懸垂下降に移る。
Kさんが張ったロープにプルージック結び(巻き付け結び)でスリングを通して自己の安全環付カラビナに結びつけ、トラバース開始。中間の支点では、プルージックを新たに結んで安環に結び、古い方のプルージックをはずして進む。
続いて懸垂下降。これも11月にやったはずだが、やっぱり忘れている。
ロープにKさんの新人向けお勧めのマッシャーノット結びで自分のハーネスに連結する。
でも、私は懸垂下降そのものがわかっていなくて三点確保で降りようとしてしまう。
Kさんから懸垂下降は、体を岩場に対して平行に足は岩に対して垂直の感覚で、ロープに体重をかけるように言われるも、なかなかできない。
おそるおそる足が岩に垂直になるように努力するも、なかなかできない。
それぐらいだよとKさんに言われたときには、もう地面に足が着くくらいのところ・・・。
あっという間に、午後3時。4時半には暗くなるのでここで撤収。ロープの仕舞い方(振り分け結び)を習って、ロープを片付ける。
東吾野駅からクロスシートの電車で本日のお楽しみ車内小宴会。いつもよりも体と頭(こっち重要!)を使ったせいか、ウイスキーが美味しい。
Kさん、勤務明けでお疲れにもかかわらず懇切丁寧に教えていただいて、本当にありがとうございました。
雪訓もそうでしたが、何度も練習して、現場で迷いなく使える、自分の技術にしないとだめですね。また教えてください。
~阿寺の岩場について~
東吾野駅近くのOさんが自費で整備されています。使用料一人100円、トイレ使用料一人100円、現場近くの駐車場1台500円です。きちんと整備いただいていますので、感謝の気持ちをもって使用し、使用料はきちんとお支払しましょう。
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