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堤講師による雪上訓練

日時:2015年4月11-12日(土-日)
メンバー:T講師、YO(CL)、YE、KS、TM、FK、MZ、TR、TK(記録)
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場所:富士山5合目
行程:
 1日目 新宿(TM車)・西国分寺(KS車)6:30-8:30馬返し9:00-12:20佐藤小屋13:00-16:00過ぎ、終了
 2日目 朝食6:00-出発7:00-12:30終了-佐藤小屋13:15-15:00馬返し、解散。

ガイドのTさんによる雪上訓練。私はロープレスキュー含め参加は3回目。毎度怒られてばかりだが、何を質問しても即座に納得の回答を得られるので、受講者としてストレスが無い。

中央道は空いていた。馬返しに8:30ごろ着、準備をして集合。Tさんは前夜から車中泊。出発前に早速注意される。ピッケルやストックのプロテクションは外す、傘は差さない、雨の日のスパッツはパンツの下、ロープはザックにかけず濡らさないよう中に入れる、などなど。自分では思っていてもなかなか人に注意できない。

佐藤小屋まで、雪道だがアイゼン無しで登る。雪質からキックステップがよく効く。終始雨だが雪で周囲は明るく、サングラスを着けるも湿気ですぐ曇り役に立たない。2合目と4合目過ぎで休憩し、3時間程で到着。雨が止まないため気が滅入る。小屋で休憩&準備、200mほど先の斜面へ移動。この日はアイゼンを置いていく。
順に滑ってスロープを作る。各人がバラバラでダラダラ動いてまとまりがないと怒られる。ほかにも登山者としての常識が無さすぎる、と。滑落停止、停止後の立ち上がり方、耐風姿勢の練習。一人がハーネスにロープをかけて俯きで停止した姿勢になり、ピッケルの刺さり具合確認と修正のため、3名がロープをひき斜面を駆け下りる。シャフトは引きとひねりを使い分ける。各人に細かく指導いただく。撤収は雷を想定して駆け足。

小屋に戻り、濡れたウェアを乾かすなど落ち着いた後、(リーダーはロープ練習を予定していたようだが)Tさんの許可が下りたので夕食前から飲み始める。小屋には我々の他に8名。これだけ空いていると快適。小屋主の本気とも冗談とも取りかねる夫婦漫才にオロオロしながら、しかしTさんの「顔」をいいことにご夫婦の好意に甘え放題。

朝食後、準備&アイゼンを装着して出発。一面が雲海で、見上げると快晴。我々の昨日の練習場の少し先に、雪崩跡が確認できる。荷物をデポする際は、ザックの括る場所を気をつけること、中身の出し入れが楽になるとのこと。アイゼン歩行や休憩時の姿勢を練習した後、再び滑落停止の練習。 この日も皆の行動がバラバラだと怒られる。上手くできないとアイゼンを没収だと脅される。前転した場合、肩から転倒した場合、頭からスライディングした場合、仰向けで頭から落ちた場合、ピッケル無しの場合、様々なバリエーションを想定した滑落停止の練習。そのうちTさんが背中から馬乗りになり、羽交い締めでピックの刺し角度をマンツーマン指導。この方は手を抜かない。しかし女子はセクハラになるとやってもらえなかった。気付けば正午過ぎ。

小屋に戻り休憩し、身支度して下山。途中の傾斜のきつい斜面で、ピックではなくブレードを使って登るのだと。私はいつもピックしか使ってなかった・・・。往路は雪道だったのに、帰りは泥道。Tさんの後ろを歩いて、足の置き場を真似した。興味深い体験談を聞きながら、飽きる間もなく馬返しに到着。各自感想を述べて解散。よく怒られた2日間だったが、前回からの参加者は一同、『Tさん丸くなったね・・・』と。ここにきてやっと、パーティがまとまった。

雪上訓練翌日の今日は、体中が痛い。一生懸命ピッケルを握って、親指と人差し指の付け根が昨日から腫れている・・・。目は治ってる。サングラスをしてたのに雪目なのか、痛くて涙が止まらなかった・・・。皆さん、お疲れ様でした。
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