日程:2015年4月18~19日
メンバー: WS、T、WK

行程: 18日(土) 田貫湖駐車場10:05-長者ヶ岳山頂11:35-下山開始12:00-田貫湖駐車場13:00
田貫湖駐車場は桜が満開。 観光客や釣人、ハイキング客で駐車場は満杯。
駐車場までの道路脇にも20台ほどの車が停めてある。
辛うじて一台分空いているいる所を見つけ駐車する。
駐車場のトイレに寄って体操をしてから、ゆっくりと登山開始。
湖の向こうに富士山は見えるが、上の方に雲が掛り始める。
もう営業を辞めたバンガローの脇の歩きにくい丸石の石畳を上がると、道は杉の植林帯に入る。
10分程で分岐を過ぎ、歩き始めから20分で第一ベンチ。上着を脱ぎ給水。
まだ見えている富士山を眺め一息つく。
程良い傾斜の道を一定のペースで着実に高度を稼ぐ。木の階段が続くが、土は流れ去りまるでハードルの様に成っていて歩けたものじゃない。
皆そう思うのか林の中に出来た、確りとしたトレースを歩く。
第三ベンチ辺りから深いガスに包まれる。
晴れたら富士山が良く見えるだろう山頂は、こんなに登ってたんだと驚くほどの人の数(30名弱くらい)。
気温も下がり風も出て、麓は8℃の表示が有ったので今きっと零下。
写真を撮り、おにぎりを食べ、飼い主にシーフードヌードルをねだる可愛い犬を眺めてから、早々と下山開始。 さむいさむい。
雨も落ちてくる中滑りやすい落ち葉の道を慎重に下る。
長者ヶ岳は、危ない所も迷いそうな所も全く無い、足慣らしには最適なとても良い山だった。
行程: 19日(日) 麓駐車場6:35-毛無山山頂9:40-下山開始10:20-地蔵峠11:00-麓駐車場13:05
麓の有料駐車場(1日500円)に車を置き歩き始める。
神社の横を過ぎ5分程で地蔵峠との分岐。右手の毛無山と表示が有る方へ進む。
このコースはとにかくずっと急登の連続。見事な程登り一辺倒。
所々の岩場もロープが有り、危ない所は無い。
登るにつれ見えていた富士山が雲の中に隠れる。
三段に分かれている不動滝を暫し愛でて息を整え、ジグザグ道を一歩一歩上がる。
富士山展望台手前で追いついて来た地元のおじさんが、この山は個人の所有で、昔一度だけ有ったトレラン大会で早い人は一時間で頂上に行った。等々、色々話してくれる。
富士山展望台、アルプス展望台共、今日は眺望無し。
辛うじて手前の七面山の大崩がどうやら分かるくらい。
これも晴れていれば目の前に富士山が迫るはずの山頂でお湯を沸かしカップ麺とおにぎりの昼食。
昨日の犬がここに居たら、キュイ~ンキュイ~ンと大変だったろうね。と、話しながら食べる。
食後のコーヒーを飲んでいる間に誰も居なくなってしまった淋しい山頂から寒風に背を押される様に下山。
なだらかで気持ち良い稜線を地蔵峠を目指す。
地蔵峠には木漏れ日の下、小さな双体地蔵と新しめのお地蔵さんの二つが祀られている。
右手は山梨の下部。左手は静岡の朝霧高原。
こんな所を越えて行くんだから昔の旅人は大変だ。
地蔵峠から下ると、沢へ降り切る手前の山の中腹に苔むした石垣の連なる昔の金山跡が有る。
戦国の頃のだろうか?
道の左右に幾つもケルンも積んであり一種異様な雰囲気。
美しい沢を何度も渡渉し
(※1.ルートファインディング困難な場所、2・3個所有り。 ※2.水量が多い時は渡渉は無理。)、
盛りに輝くレンゲ躑躅や優しい新緑に癒されながらのんびりと下る。
広葉樹の森と深い渓。紅葉の頃もとても良さそうだ。
時々パラリと落ちる雨も強くはならない内に麓駐車場に無事戻る。
山では10名に満たない人にしか逢わない静かな行程だったが、駐車場には計20台程の車が停まっていた。
やはり200名山の毛無山。 なかなか歩き応えも有り、上り下りでは全く違う様相のコースを味わう事の出来るとても良い山だった。
両山とも次回は是非、晴れて展望が良い日に登りたいと強く思った。
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