【参加者】 LOG、U、OT、K、T(報告)
【日程・山名】 5月2日(土)行縢山(むかばきやま)、3日(日・憲法記念日)祖母山(そぼさん)、4日(月・みどりの日)大崩山(おおくえやま)、5日(火・こどもの日)高千穂観光、6日(水・振替休日)韓国岳(からくにだけ)・硫黄山

【コースタイムなど】
(初 日)6:50羽田空港-8:30宮崎空港9:10-(レンタカーにて移動。以後略)-11:45行縢神社P-12:33行縢の滝12:55-14:55行縢山山頂14:28-15:57行縢神社P(参拝)16:30-20:00ほしこがinn尾平
(2日目)4:32ほしこがinn尾平-尾平越駐車場5:08-7:25古祖母山7:39-8:43障子岳8:52-11:00祖母山山頂11:32-13:00宮原分岐13:06-15:05尾平鉱山跡登山口-15:58車デポ地点-高千穂温泉(入浴)-祝子川バンガロー
(3日目) 4:25登山口-5:12大崩山荘5:35-6:02渡渉点6:12-7:47袖ダギ8:32-9:18下湧塚9:25-9:41中湧塚9:50-10:33上湧塚基部11:00-11:26りんどうの丘11:29-12:43亀岩下トラバース13:00-15:03分岐15:10-15:44渡渉点-16:05大崩山荘16:10-16:45林道登山口-19:10高千穂・旅館千寿
(4日目) 高千穂観光-霧島高原国民休養地
(最終日)6:53韓国岳登山口-硫黄山-8:35韓国岳山頂9:28-10:40硫黄山10:48-10:58韓国岳登山口-高千穂神社-さくらさくら温泉-16:00宮崎空港18:15-羽田空港19:55
【山行コメント】
注1.山の難易度(難から順に特A、A、B、C)としたが、山歴3年、雪山未経験者の体感です。
注2.ロング山旅による疲れのため?記憶が一部不鮮明な箇所あり。事実でない箇所がありましたらコメントでフォローをいただきますと幸いです。
(初 日)宮崎空港で藤倉組と合流。山容が特徴的な行縢山(むかばきやま)829.9m※危険個所無いため難易度C。
我らが御用達スーパー「はつみちゃんたかのセンター」で各自行動食・昼食を調達。空が青い。遠くに目をやれば山峰がポコポコと2つある奇岩絶壁な山容が目に入った。行縢山だ。いよいよ行縢神社登山口からゴールデンな九州山行のスタート。歩き始めてすぐに汗が流れ落ちる。途中、行縢川に架かる瀧見橋からの眺望がすばらしい。耳を澄ませばだんだんと滝音が大きくなってきた。行縢滝(日本の滝百選であって落差77m、幅30m)は、一枚岩から直下に流れ落ちる様が見事であって、思わずカメラに納めながら巨石を下って滝壺から真上を見たら、、、青い空から真っ逆さまに轟音とともに水が滑り落ちている。この滝を見るだけでも価値があるであろう。古くから真言宗修験道の霊山と聞くが、ここで滝行を行ったのであろうか。低山ながら歴史あり、滝あり、簡単な渡渉あり。このお山がヤマケイアルペンガイド13九州の山『山と渓谷社』に載っていないことが不思議。下山後、行縢神社で山行の安全を祈願した。エッ、賽銭箱横にヘンな狛犬?イヌじゃあない。なんだ、なんなんだ。容姿をうまく説明できないがサルかも。狛犬好きのNちゃんが写真を撮りまくっていたことが印象的だった。
お宿は、祖母山麓青少年旅行村ほしこがinn尾平。尾平小・中学の廃校を再利用したヨーロッパ調、レトロ感いっぱいの建物、かつて賑わったであろう尾平鉱山の面影はまったくなく、ひっそりと山中に佇んでいた。天井が高く清潔感あり、山行初日の宿としてはふさわしくワクワク感が込み上げてくる。Fさんのお勧めの宿。
(2日目) 信仰の山祖母山(そぼさん)1756m※日本百名山。難易度A(理由雨)
宿から尾平越トンネル登山口から古祖母山、障子岳、祖母山山頂、宮原コースで下山。
大分県側(宿から行ってトンネンル手前)の登山口は閉鎖されていたため、トンネンルをくぐってすぐ宮崎県側の登山口からスタート。※登山口までは車は2台、宿に1台仮置くため車をピストン。藤倉・田中が後から追っかけることに。途中から雨がポタポタ。ソボ降る雨の中、祖母山山頂を目指す。途中いくつものピークを越えて梯子、岩、をやり過ごす。雨に濡れたアケボノツツジが美しかった。およそ6時間歩いた果てにやっと祖母山に辿り着いた。今日は第59回山開きだ。残念ながら山頂祭は中止であったが、記念の品(バンダナ)配布のため役場のイケメン?が登ってきてくれた。待っていてよかったよ~~。
バンダナをゲットし写真に納まって下山開始。体が冷えたようで重い。山頂下の小屋で小休止、蒲田?に出稼ぎに行っていたというおもろいおっちゃんから開山祝いの酒を振る舞ってもらった。
(3日目)山深い大崩山(おおくえやま)1643m※難易度特A。祝子川(ほうりかわ)本流の渡渉、ワイヤーロープ伝いに渡る象岩直下の長いトラバース、梯子(固定されていない恐ろしいものが数個あり)とロープで岩登り岩下りなど難所連続ありのため、初心者、体力のない人、単独はお勧めできない。今回は湧塚ルートを登って、山頂踏まずの坊主尾根コースで下山。
まず、登山口から大崩山山荘を目指すも夜明け前、暗いためルートがはっきりせず苦労する。通常より時間がかかる。山荘で藤倉組と合流。湧塚ルートで山頂を目指すことに。祝子川渡渉点、(余談だが、「としょう」ってなんですか?とウッチーが車の中で質問していたが、実は私も知らなかったことをこの場で告白いたします)橋が流されていてない。石伝いに慎重に渡る。最後、でっかい岩を越さないと向こう岸には渡れない、緊張感が一気に増す。岩に架かる幅10cm程度、長さ1m程度の頼りない添え木に足をかけ、Fさんの手助けを借りながら1人ずつ慎重に登っていく。ここでアクシデント発生!K下さん、2度軽く落ちる。あちゃ~~。残念。
アケボノツツジ、花をつけてはもちろんのこと、花が落ちても可憐であって山道をピンクに染めて登山者を楽しませてくれる。リンドウの丘を経由してピークは踏まずに坊主尾根コースを下山。Fさんによればピークは展望もなく時間をかけて行くほどのことはないとのこと。湧塚ルートの全景が見渡せる場所で集合写真パシャ。象岩のトラバースが出現。でたー。緊張。岩に架かるワイヤーはおnewで安心感はあるが、足場が狭く切れ落ちしかも長い。20mはあったろうか。滑落したら命はない。Fさんから声がかかる。「一人ずつゆっくり、ロープを離さずに。岩になるべく沿って、、、」実にスリリングなトラバースを経験できた。
(4日目)高千穂あたりを観光
高千穂峡五ヶ瀬川に架かる峡谷の手漕ぎボート(定員3名)遊び。事前情報で混雑が予想されたため、OG・Kが朝食前に整理券取りに行ってくれた。感謝!整理券は7時配布で既に列、列、列。ツワモノは寝袋持参とのメールが入る。宿メンバーは朝食を済ませてしばし待機。整理券を無事受け取ることができ、Nちゃんの朝食が済むのを待って出発。わさわさ行列の間を縫ってチェックイン。駐車場も奇跡的に空きがあってセーフ。さっそくボートに乗る組みをジャンケンで決める。「OT(漕ぐ人)、OG(餌やる人)、T」と「U(漕ぐ人)、K」に分かれて乗船。漕ぎ出しすぐ、カモ軍団がNちゃんのカモ餌(卵ボーロ)を狙い襲撃してきた&T、軽くカモに噛まれる。
峡谷は聞きしに勝る絶景で、制限30分のところ15分ほどオーバーとなるほど川遊びを堪能する。帰る頃順番待ちが4時間半とクレイジィーな状況に。Nちゃんの活躍にメンバー全員感謝!ある情報によれば、GW中は6時間半待ちにまでなったもよう。高千穂峡のボート、恐るべし。
高千穂あまてらす鉄道(通称:あま鉄。軽トラ?を改造した2両編成の車両。)スーパーカートに乗車。高千穂駅から高千穂鉄橋までを往復するトロッコだ。運転手のおじさんがマイク片手に名調子のガイドをはじめると、頬に爽やかな5月の風を感じながらトロッコが新緑の中をトコトコ、トコトコと進みはじめた。「あ~、緑のトンネル、気持ちよかね~」。すると今度は目の前に真っ黒なトンネルが迫ってきた。中に入ると突然レーザー光線が数々の模様を作り出し、暗闇のトンネル上部を映し出す。なんてブラボーで愛のある演出なんだ。トンネルを抜けたら、いよいよ鉄橋だ。そこはまさに天国であった。鉄橋の上でトロッコが止まった。鉄橋は岩戸川の水面から105m(なんと高さ日本一。通天閣より高いとマイクのおじさんは解説していたが微妙な感じ)という。余談だが、誰もがこの鉄橋を楽しみに乗り込むのだが、安全上の配慮から風速による制限があり、鉄橋の前で引き返す場合があるという。さらに余談だが、あま鉄には鉄橋の先にでっかい夢があったのだ。将来、鉄橋の先のトンネルを超えて隣町まで伸ばしたいとのこと。感動したよ~~。がんばれ、我らのあま鉄。(OTさん、こんな感じの力の入れ具合でよかったでしょうか?)
高千穂駅に戻ったら今度は車両の展示を見学。ここでもOTさん大はしゃぎ。車掌帽を被って運転席に納まったり、指さし確認してみたり、車両の下にもぐったり、、、正直、私はあまり興味なかったが、OTさんのはしゃぎようを見て、この人はほんとに電車を愛しているんだなあと感心した次第。余談だが、彼は、バス停を見れば近寄って時刻表を確認する。とにかく電車道やバス道にやたら詳しい。レンタカーで移動中はナビ担当として大変ご活躍をいただきました。感謝。
続いて、OTさんのリクエストで大隅横川駅駅(鹿児島県霧島市横川町、JR九州肥薩線)に立ち寄る。昔、どの田舎にもあった小学校の校舎のような懐かしい木造駅舎である。もちろん無人だ。開業は1903年(明治36年)で当時の駅舎の様子を今に伝えている。ちなみに駅舎は国の登録有形文化財に指定されているらしい。(OTさん、こんな解説でよかったでしょうか?)
最後のお宿は、霧島高原国民休養地「シンフォニーコテージ」シューベルト2号を1棟借。施設内の温泉にゆっくり浸かって宴会となりました。
(最終日)霧島連山/韓国岳(からくにだけ)1700m※難易度C
えびの高原(硫黄山)周辺の入山規制が5月1日午前11時に解除されたとの情報があり、登山口を急遽大浪池からえびの高原(硫黄山登山口)に変更。硫黄山1317m脇を経由して韓国岳ピストン、硫黄山を軽く散策するルートとなった。
標高差500m程をゆっくり登った。登山道はしっかりで危険はない。ただし、いつ入山規制が入るかわからないので、山行を計画される方は事前に情報を入手しておきたい。高度を上げるほどに高原周辺の山々の火口がはっきり現れてきた。不動池火口、大観音御池火口、白紫池火口。山道にはミヤマキリシマやキリシマミツバツツジがちらほら咲いていました。下山途中、ありゃ?花のピンクがやけに目立つなあと思っていたら、朝からの気候のせいで気温どんどん上昇し、花びらが膨らんだ模様。韓国岳山頂は爆裂火山の異名通り噴火口が大きく荒々しい、また眺望は見事であった。高千穂峰、中岳、新燃岳、獅子戸岳、夷守岳、甑岳(こしきだけ)、白鳥山、硫黄山など。写真を撮るなどゆっくりしていたら、突然ドド、ドーンという地響きのような爆発音を聞いた。方角的には桜島?しばらくすると遥か南方桜島の山頂あたりからまっすぐあがった噴煙を目視。確かに桜島であった。
下山後は、ある旅行情報誌で九州女子旅人気ナンバーワンの湯、さくらさくら温泉で汗を流すことに。泥湯で泥遊びを堪能した。KさんとOTさんは核心部以外互いに泥を塗りあったようだ。TもOTさんから塗りましょうか?と声を掛けていただいたが、あまり美しい絵にならないため丁重にお断りしました。泥プレー好きにはある種楽しみな温泉と思料。湯上り後、確かにお肌がスベスベしたような感じがした。余談だが、女性風呂でははたしてどんな泥プレーが繰り広げられていたのであろうか。
温泉の後は、一路宮崎空港へ。空港で買い物・食事などして羽田へ戻って解散となった。余談だが、羽田に近づき高度を下げた始めたころ、K下さんが自信たっぷりに指し示した暗闇に浮かぶ●●は、まったく●●ではなかった、との指摘を受け失笑を誘っていた。
みなさま、大変お疲れさまでした。最後に、ナイスな企画していただいたNちゃん、楽しい山行でした、ありがとう。Fさん、岩やはしごの連続でリーダーを務めていただきましてありがとうございました。一人では決していけない山でした。安全に行けてよかった。感謝!感謝!
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