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7月例会山行 奥多摩 日向沢ノ峰

【日程】2015年7月12日(日)
【メンバー】会員20名、お試し1名
【行程】JR青梅線 川井駅 9:24=清東橋バス停 9:55-棒ノ折山11:55-槙ノ尾山 12:40-おはやしの頭 16:00-日向沢ノ峰 16:10-蕎麦粒山方面分岐-1380地点-川乗林道-川乗橋バス停 18:55

バス停を降りると、百軒茶屋キャンプ場から水遊びを楽しむ子供たちの喚声が聞こえる。
うーん、今日は登山より川遊び日和かも・・・。
前日に続き、今日も猛暑の予報。熱中症対策に多めの水とスポーツ飲料、塩飴を用意したが、それにしても暑い。

21名を3班に分け、Oさん、Mさん、Eが班長となり、無線機を持ってスタート。
林道歩きの後、登山口に取りつく。最後尾のグループがポイントを見逃して直進しているのに気付き、無線機で交信。
さっそく出番がありました。

樹林の中をゆっくりゆっくり登る。
早く風のある稜線に出たいところだが、振り返っても後続班が見えない。
少し離れすぎたかなと思っていると、無線連絡が入った。
残りの2班それぞれで体調不良者が出て、うち一人は気持ちが悪くて座り込んでしまっているとのこと。
この天気だ、熱中症の恐れがある。
取りあえず待機し、状況確認を待つ。

交信することしばし、下山も検討したが、休憩して体調が戻ったとの連絡を受けて続行決定。
調子が悪かったメンバーのザックは、安全を期してMさんが背負ってくれ、全員揃ったところで再度山頂に向けてスタートした。

この暑さだが、山頂には多くの登山者が食事を楽しんでいる。
ちょっと曇っているけれど、奥多摩の山並みが淡く見える。

さて、今日はここからが本場。
集合写真撮影後は速やかに日向沢ノ峰に向かう。
細かいアップダウンが続く尾根は、道を境に、南側が人工の、北側が自然の樹林となっていてコントラストが面白い。
目印の送電線を超え、最後の急登。
「痛い!」と声がして振り向くと、メンバー二人が虫に刺されたという。
タイツの上からかなり深く刺されたようで、別のメンバーが虫さされの薬を渡す。
(後日談ですが、このうちの一人は翌日足が腫れあがり、病院に行ったとのことです。)

ハプニングが続くが、何とか、おはやしの頭、日向沢ノ峰に到着。
この先、蕎麦粒山の手前の1380m地点からは、地図にルートの無い尾根を下る。
本当にここ??という藪の中、OBさんを先頭に慎重に降りる。
いやな下りは思ったより短く、あとは細い道をつづらに辿って川乗林道に合流。
疲れた足に林道歩きが堪えるが、励まし合ってラストスパート、19:09の最終バスに間に合った。

奥多摩駅の目の前にある「天益」の生ビール&餃子が、しみじみ美味しかった~!

いろいろありましたが、全員無事に下山できて何よりでした。
参加の皆さま、お疲れさまでした。
そして、無線機がとっても有効なこと、良く分かった山行でした。

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【熱中症について】
この時期、いろいろなメディアで取り上げられているので、今さらかと思いますが、
先日、山岳医療について少々学ぶチャンスがありましたので共有します。

◆予防
・高温順応    暑さに慣れるまで、成人で約7日程度はかかる(と認識する)
・水分・塩分摂取 登山前に水分を500ml摂取。登山中は2L-の水分を携行し、30分おきに250mlの水分と塩分を補給する
・熱の放射を促す 衣類は締め付けすぎない、時々皮膚に冷たい水をかける

◆対処
・体を冷やす 衣類を緩める、ガーゼなどで肌をびしょ濡れにして扇ぐ、腋の下・首・鼠蹊部にアイスパック(濡れた布でも)を置く
・水分摂取 水分を取る。塩分を一緒に取ることで吸収を良くする
・涼しい場所に移動 水平に寝かせ、足を挙上する
(注: 重症度によって対応考慮)

講師の先生が、「登山を始める前に、体の中の水を循環させておくことが大切」とおっしゃっていました。
朝しっかり水分を取り、登山の前にトイレにも行っておく。
そうやって体内の水分の巡りを良くしておくことが、熱中症の予防にもつながるそうです。

我が班でも副班長のUさんが、「歩き始める前に水を飲んだ方が良いよ」と声をかけてくださいました。
意識して取り入れたら良いと思います。
ありがとうございました。


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