日程】2015年7月18日~19日
【メンバー】WS、M、WK、I、T、E、A、K

【行程】
18日7:40折立~太郎平小屋12:00
19日4:15太郎平小屋~6:27薬師岳山荘~7:30薬師岳山頂~8:25薬師岳山荘~9:55太郎平小屋、10:40太郎平小屋~
2:15折立
17日金曜日の夜11時、池袋発の高速バスで富山駅へ向けて出発。車内は3列シートでゆったり快適だ。
18日土曜日5時半に富山駅着。東京を発つ時には雨が止んでいたので微かに期待をしていたが、バスを降りれば富山は本降りの雨。どうなることかと思いつつ、コンビニで各自買出しをした後ジャンボタクシーで折立へ。
容赦ない雨の中、折立ヒュッテから7:40、皆、黙々と登り始める。個人的には、土砂降りの中の山行は決して嫌ではない。それも味わい深い山の表情の一つかと。
1時間程登り、樹林帯を越えた辺りから雨だけでなく強風が容赦なく吹きつける。時々、身体が倒されそうになり踏ん張る。よろけるのは自分だけ?と不安になり、宮川さんに「強い風に倒されそうになりませんか?」と伺うと「なりますよ」とのことで、少し安心する。
太郎平小屋まで後1時間のところで左太腿がつり始める。ハイドレーションのチューブが後ろに回ってしまい水分補給がおろそかになってしまったことと、横殴りの風雨で身体、特に下半身が冷えたことが原因か。ウールの手袋やメリノの長袖を持って来なかったことを少し後悔。メンバーの皆に立ち止まってもらいツリ薬を飲む。幸い、薬が即効し再び歩き始める。
12:00太郎平小屋に到着。風雨が弱まる気配が見られないので薬師岳山荘までは行かず、ここで泊まることにし、次の日早い時間に頂上を目指すことにする。
19日日曜日、朝4:15太郎平小屋を出発。夜中の2時頃はひどい降りだったのに、幸運にも雨が止んでくれた。真っ暗でガスっている中、ヘッドランプを着けて薬師岳に向けて出発。木道がきれた辺りから沢音がし始める。水辺を行くのは楽しい。しばらく行くと雪渓だ。リーダーが指摘してくれる危険箇所に気を付けつつ、一人一人慎重に雪渓を渡る。
薬師岳山荘を越えてしばらくすると日本海からの風が強く吹き付けるようになり、急に冷えを感じ始める。山頂に近づくにつれ、ますます風が強くなり体感温度がぐっと下がる。早朝よりは晴れてきたものの、頂上からの眺望は未だグレー一色だ。しかし不思議と残念な気持ちはしない。それでも下り始めてまもなく、急に晴れ間がのぞき、ところどころ雪渓が残る山々がいっせいに現れると、自然と歓声があがる。
下るにしたがいどんどん晴れて、とても来た時と同じ道とは思えない。風もなく穏やかな明るい景色。行きには強風と雨のせいで花も開けず2~3本しかないように見えたニッコウキスゲも、帰りには一斉に花が開いて華やかな群生の様子を見せてくれた。(ニッコウキスゲは1日花なので一斉開花を見られてラッキーでした)
早朝から歩き始めて10時間近く、2;15ようやく折立ヒュッテに到着。その後、ジャンボタクシーでリーダーお勧めの生地(いくじ)温泉へ。
生地温泉では海の幸を思い切り堪能しました。ご飯も美味しかった!
20日月曜日は、朝食後に町を散策。海岸からは遠く能登半島が臨め、足元の透き通った水に魚影が揺ら揺らと揺れています。町を流れる水路にもまた、大きな魚が悠々と泳いでいました。町中に湧いている清水(「しょうず」と言います)を一つ一つ巡り、味わい、富山の豊かさを実感しました。
帰路は初めての北陸新幹線。糸魚川から約2時間、あっという間に東京に着いてしまい、楽しく豊かな足掛け4日間が終わりました。
リーダーのSさん、素敵な山旅を企画してくださりありがとうございました。また、一緒に歩いてくださったメンバーの方々、ありがとうございました。
機会がありましたら、またぜひご一緒してください。
個人的な反省点
・ツリ薬の芍薬甘草湯68番は早めに飲んでおくこと(予防しておくべきだった)
・悪天候が予想されるときは防寒着を多めに(もう少し寒かったら危なかった)
・雨が予想される時はザックの中味を予めビニール袋に入れておく(ザックカバーをかけておいても、暴風雨でザックはどこもかしこもびしょびしょになりました)
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