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奥穂まったり宴会山行

日程:2008年7月19日(土)~21日(月)
参加メンバー4名 
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行程:7/19(土) 上高地BT(6:18)→明神館(7:15~7:25)→徳沢(8:10~8:20)→横尾(9:15~9:55)→本谷橋(10:50~10:55)→涸沢ヒュッテ(13:05)(泊)
7/20(日) 涸沢ヒュッテ(7:35)→穂高岳山荘(10:20~13:05)→奥穂高岳(13:35~14:00)→穂高岳山荘(14:35)(泊)   
7/21(月) 穂高岳山荘(4:55)→奥穂高岳(5:40~5:55)→紀美子平・前穂分岐(7:27~7:32)→重太郎新道→岳沢→上高地五千尺ホテル前(12:00)
      
18日金曜日、新婚のリーダー夫妻+1名の千葉県民組は熱帯夜の新宿駅に集合。都庁前バス乗り場へ。バスの乗車を待つ間、同じ日程で西穂~奥穂縦走に灯会メンバー3名で臨むOさんとばったり。二日目の穂高岳山荘での再会を誓い、それぞれ「さわやか(でない)信州号」に乗車、一路上高地へ。19日早朝、予定時刻より早く上高地バスターミナルへ到着。出発の準備を始めようとした矢先、リーダーの携帯に、伊那から参加のメンバーから2時間ほど遅れるとの連絡が。予定では7時に明神館で合流して共同食材の積みこみの分配をあてにしていたのに…。仕方なくリーダー手荷物を抱えながら、本日の目的地涸沢ヒュッテへ向けて歩き出しました。BTから明神館、徳沢を経て、3時間ほど歩いた横尾で再度休憩。もしかしたらそろそろ追い着くのでは、もう少し待ってみようか、などと思案していたら、絶妙なタイミングでもう1人のメンバー登場。2時間の遅刻も見事に挽回、今回も新たな伝説をつくってくれました…。ようやくメンバー全員そろって出発。しばし樹林帯を歩き、本谷橋を過ぎるといきなり急登。さっきまでの緩やかな道に慣らされていたためか登りモードへの切り替えにしばし苦しみながら進む。しばらく行くと左方に残雪が。樹林帯を抜けると、目の前には一面の雪渓。すでについている踏み跡をたどりながらキックステップで一歩一歩慎重に進む。上方に山小屋の屋根が見えてきているのだけれども、ピーカンの太陽の光の照り返しと前夜の寝不足に思わぬ苦戦を強いられ、やっとの思いで涸沢ヒュッテへ到着。部屋へ荷物をおき、テラス席で、リーダー持参の乾そばをゆでてつくったざるそばと、生ビールで乾杯しました(生ビールは遅刻してきたメンバーからのご馳走)。夕食まで部屋で仮眠をとり、夕食後は談話室で持ちよったおつまみと、さながら居酒屋かと思わせるほどの充実ぶりのヒュッテの売店で調達したワインと焼酎で宴会。午後8時にお開きにして就寝。
翌20日は6時起床。外はあいにくの霧雨模様。各自朝食を済ませ、涸沢ヒュッテ出発。パノラマコース経由で一路穂高岳山荘へ。途中、だんだん雨もやんきて、時折ガスの切れ間から青空と山が綺麗に見えてきたので、このまま晴れてくれないかと期待しながら、奥穂高岳直下の穂高岳山荘に到着。でも相変わらず周りはガスがかかったままで、時折冷たい風も吹く中、小屋の外のテーブル席でリーダーの指揮で具沢山ラーメンをみんなで調理、寒さの中で食べたラーメンの味は格別でした。その後仮眠をとり、空身で奥穂高岳山頂へ。残念ながらガスは晴れず、眺望はゼロでしたが、何はともあれ山頂へ無事登頂できてよかった、ということで記念写真を撮り、下山。小屋へ戻り、西穂から来るはずのOさん御一行の到着を待ちわびながら、夕食までの間、部屋で早くも宴会開始となりました。そうそうこの日は私たちの仲間の祝宴の日。お2人の幸せを祝って乾杯しました。その後食堂で夕食。このとき私たちとテーブルで相席となった仙台からいらしたご夫婦と、実は前日私たちと同じ涸沢ヒュッテに泊まっていたということや、東北の山のことなどいろいろ伺いながら和やかに談笑しながらの食事となりました。夕食後は、明日の早起きに備えて夜7時前には就寝。二日目の疲れでぐっすり眠れるかと思いきや、連休中で満室状態の相部屋、予想外の暑さと同室の他の登山客のいびきに苦しめられました。相部屋の山小屋に泊まるときは耳栓は必需品のようです。
翌21日午前3時。リーダーにやさしく(?)たたき起こされ起床。外は星がきれいに出てるよとのちょっぴり嬉しい報告に眠い目をこすりながら、ヘッデンの明かりだけの暗い食堂で各自朝食と出発の準備。窓の外を見ると山の稜線がだんだん明るくなってくるのが見えました。パッキングを済ませ小屋の外へでると、早くもご来光を拝むギャラリーができつつありました。私たちもカメラ片手にその列の中へ。眼下の山々の間に広がる雲海と日の出の太陽の光のコントラストの美しさに感動。ご来光の余韻に浸りたいところでしたが、今日は行程も長く先を急ぐということで、前日空身で登った穂高岳山頂へ向けて出発。山頂へ到着すると、前日とはうってかわって360度見事な大パノラマ。遠くには富士山の姿も見えました。晴天バージョンの山頂での記念写真を撮り、岳沢方向へ向けて下山開始。時折クサリ場の登場する吊尾根の急斜面を慎重に進む。途中でハクサンイチゲなどの花々も。紀美子平・前穂分岐を過ぎ、重太郎新道の下りはクサリ場、ハシゴが断続的に続き、さらに緊張の連続。時折前日の雨で岩や土が湿っていて滑りやすくなっている箇所もあり、また標高も下がってきたためか虫の大群にも苦しめられ、気持ちは早く先に進みたいのだけれども思うように緊張と疲れとで足が思うように進まない。そんな自分の情けなさと、後ろを歩いてくれているメンバーへの申し訳なさとで頭の中で葛藤しながら、とにかく黙々と歩を進めるのみ。ようやく岳沢ヒュッテ跡までたどり着き、ここからストックを使いながら、上高地へ向けて再び下りはじめました。途中、岳沢名物天然クーラーに癒され、ここで少し元気を回復。あともう少し。そしてようやく、観光客でにぎわう上高地五千尺ホテル前に到着。予定より1時間くらい押してしまったけど、何はともあれ全員無事に下山できてよかったよかった。
帰りは、上高地バスターミナルからバスで沢渡駐車場へ向かい、車で波田町さざなみの湯で汗を流し、昼食後、千葉組3名は松本駅から特急あずさで帰京しました。沢渡駐車場から帰りは松本駅まで車で送ってくれたK君、お疲れのところ申し訳なかったですが、本当にありがとう。
さて、穂高岳山荘で残念ながら再会を果たせなかったOさん御一行ですが、二日目の雨で予定を変更されて一日ずらして予備日使用で無事西穂~ジャンダルム~奥穂縦走を果たされたそうです。穂高岳山荘で感動の再会は果たすことはできませんでしたが、何はともあれ無事下山されてよかったです。
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