【日程】2017年2月4日(土)~2月5日(日)

【メンバー】YE(L)、SK講師、HM、OT、EN、OK、NY、KB、NK
【行程】2月4日(土)
11:52渋の湯⇒13:02分岐⇒14:35黒百合平(テント設営)
上尾育ち視点で報告しますね。
今回初めての雪山テント泊体験のチャンスを頂きました。
バリエーション部の企画に参加させて頂きました。
正直人一倍寒いのが苦手。どれだけ寒くなるのかと氷点下の領域にびびるびびる。
寒さ対策に何度もお店に通う。
計画の段階から装備、登行のイメージをつけていく。冬山ならではの装備道具(ビニール大、雑巾、ロート、茶こし、竹ペグetc) も教えて頂く。
いざパッキングするも、入らない。入らない!(白菜が入らない!)
いるものとの優先順位、自分の体力との相談…。
前日SKさんが交通状況確認してくださり、今回はJR、バスを乗り継いで渋の湯へ向かう。
渋の湯到着から、各々準備を済ませ出発。
(準備に手間取りすみませんでした。)
渋の湯から黒百合平まではストックを使っての歩行。普段はストックをなかなか使いこなせないが、雪道はあると断然便利なことを実感。
樹林帯の中を、見上げると冬の透き通った濃い青の中にぽっかり白い上弦の月も見える。ほとんど無風の独特の静かな空気感に雪山に来ているんだなあ、とワクワクする。
さて、雪山訓練の実践。登りの斜面でのキックステップ、凍結している下りは、かかとで踏み込めとアドバイスを受けるが、腰が引ける。
頑張って登っているとすぐに汗をかく。しかし、休憩すると一気に冷える。できるだけ汗をかかないようにとのアドバイスも初心者組へあり。
また冬山は脱水になりやすい。休憩の毎にリーダーから水分をとることの声がかかる。(必ず喉がかわく前に少しずつ水分は摂っていくこと)
そういえば用意した行動食もさほど食べていない。お腹が減っているなあ。
14:35黒百合平到着。テント設営適地を皆で考え、まずはスコップで雪ならし。
肩を組んで整地作業開始。楽しい~~♪
大の大人たちみんな張り切っています!
男性テントは新しいジュピター(6人用)、女性テントはステラリッジ(4人用)が今夜の我が家。経験者の方に教えて頂きながらテント設営実行する。割り箸を十字にして麻紐でくくり、ペグ代わりにする竹ペグの実践も各々経験する。
テント設営終える頃には手足末梢がすでにかじかんできている。
これは雪山ではまずいんだろうな。
もっと厳しい条件下ではこれで作業することはとても厳しいなと痛感。
スピーディなテント作成が求められること、実感しました。
女性テントチームは早々にテント内に逃げ込み、ENさんが用意してくれた網で焼き物での宴会開始。いろいろ嗜好物が出てくる。笑
ちょっと遅いけど、お正月気分♪おもちが食べられとっても嬉しかったんだな(^_^)
YEさん、ほっこりありがとうございました。
テント内では、雪から水の作り方をYEさんとENさんに教えて頂く。
テント内では結露に注意することも教わる。
焼き物ですでにお腹はいっぱいになったところにお鍋で温まり締める。
就前テントを出ると、夜空には、星が鮮やかに煌めいている。
オリオン座、カシオペア座、SKさんが北斗七星も発見する。おー!本物のプラネタリウムだ♪♪
すでに眠いモードの私とOTさんはごそごそ寝支度して20時30分ごろには就寝。
お隣のテントではまだまだ夜の宴が続いておるようです。
ゴーという飛行機の音が近い。空が近い。お山の上にいるんだな…。テント泊を実感する。
OTさん、テント生活温かく見守って頂き、ありがとうございました。
2月5日(日)
【行程】7:12黒百合平⇒7:17中山峠⇒8:27天狗岳山頂⇒9:25黒百合平(テント撤収)⇒12:09渋の湯
朝5時に起床。ENさんが雑炊を手際よく用意してくれるのを見守る。
キムチ雑炊温まりました!ありがとうございました。
もう一呼吸、お茶タイムもとり、昨日雪から作ったお水で朝の水分もしっかり摂っておく。
また本日用のテルモスのお湯も温めなおしてそれぞれに常備。
本日は道具をピッケルに持ち替えて、7時過ぎに黒百合平出発する。
(今回内心一番ドキドキしたのは目出し帽の装着です笑)
アタックにいらないものは全てテント内に置いていく。
5分ほどしてすぐに中山峠到着。ここでアイゼンの装着をする。中山峠からは岩々しているところも多く、また傾斜も出てくる。アイゼン歩行に集中しているとピッケルの向きへの意識を忘れてしまう。稜線に出ると風が強くなる。フードをきちんと被るように声がかかる。耐風姿勢の講習もある。ここら辺は多分余裕がなかったのでしょう。残念ながらあまり景色の印象がありません…。
8:27東天狗岳山頂到着。皆で集合写真を撮る。
残念ながらガスって雪がちらつき始めてくる。
HMさん情報だとマイナス5℃とのこと。止まっていると寒い。ここでもひと休憩、水分を摂っておく。
下山開始後の山頂直下、一部岩が露出してルートが細くなっている緊張箇所あり。
狭い道通過時のアイゼン歩行での足の置き方についてHMさんにアドバイスを頂く。
稜線はついさっき通ったルートなのに、すでに踏み跡が分からなくなっている。
入門コースだが初心者の単独は危険だな。条件下でも大分印象が違うのだろう。方角を見通しルートを確認しながら下っていく。
中山峠を無事に経由しテントを傷つけないようにと、テント場の少し手前でアイゼンを外す。テント内で一息入れたあと、テント撤収作業開始。吹雪いているので皆黙々と作業する。ここからの下山路はノーアイゼンの方が安全(かえって引っ掛けて転びやすい)と講師の方々の判断。下りが苦手のため自分は大丈夫だろうかとも思うが、ストックに助けてもらいながら無事に下ることができました。
渋の湯で緊張をほぐす。
昨日とは一変、本日は冬の街に様変わり、外は横殴りに吹雪いている。(テント泊本番が今日でなくて良かった~~本音)
今回は風も弱く、気温もさほど低くなかったとのことですが、私にとっては十分な雪山体験でした。
厳しい環境下であるからこそ、ウエアや道具の理解、歩き方、休憩ポイントなど、判断力や技術力は磨いていく必要があると実感しました。より繊細さが求められるな…。
すぐにとりだせるようなポジショニング、パッキングバランスなど課題もいろいろありますが、体験を通して一つ一つ、自分で考えてみることが大事だなと思いました。
今回の訓練山行、動物や植物もほとんどお休み中の厳しい環境だからこそ、見上げた空の青、夜空の星空の鮮やかさが沁みました。
YEさん、SKさん、貴重な雪山テント泊体験の機会をありがとうございました。
ご一緒して頂いた皆様、ありがとうございました。
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