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カナダ旅行記

【日程】 2017年7月7日~17日
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【メンバー】 I、E、O、M、TK、TN、Y
【行程】 成田=バンクーバー=ジャスパー~コロンビア大氷原~レイク・ルイーズ~キャンモア~カルガリー=成田


7月7日(金)
 17:00 Narita =(AC004)=> 9:35 Vancouver  20:30 Vancouver Central Station 発 (VIA鉄道車中泊)

午前9時半、9時間のフライトを経てバンクーバーに到着。6人集結すると自動入国審査を済ませスカイトレインの駅を目指す。陽射しは強いが日陰は涼しくカラッとしている。蒸し蒸し日本脱出だ!
あっちだこっちだ指差しながらセントラル駅に到着。先にカナダ入りしていたNさんと無事合流し、グランビル・アイランドを目指す。バンクーバーの滞在はあと6時間ほど、このレジャーアイランドで昼食を済ませると、食糧探し、お土産物色、地ビール堪能と思い思いに過ごす。
セントラル駅に戻り午後6時を回ると早くも自由席の列ができていた。そう、私達はこれからVIA(大陸横断特急)に乗り、20時間かけてジャスパーを目指すのだ。6人はフットレスト付座席(エコノミー)、Mさんはワンランク上の寝台(スリーパープラス)に乗り込む。両クラスは行き来できないのでMさんとは暫しお別れ。
20:30出発。30両編成の列車は汽笛を鳴らしながらコトコト進む、特急なのに中央線各駅よりゆっくりだ。
7月のカナダは22時を過ぎてもまだ明るい。座席で「乾杯!」といきたいところだったがパブリックスペースでの飲酒は御法度。食堂車に接続するガラス張りの展望車に移り飲みながら談笑する。
(TN記)


7月8日(土)
 20:00 Jasper 着 (International Hostel Hi Japer 泊)

一寝入りして展望車で朝食をとっていたが、列車は停車したまま一向に動かない。気づけば4時間経過、、、乗務員の説明によると、大規模な山火事で管制塔に被害がおよび復旧作業中とのこと。周りは動揺する様子もないが、よくある事なのか??
列車はゆっくり動きだすも景色は白い煙で霞み、黒焦げになった山肌や草原の間を走り、しまいには燃え燻る山間を徐行で抜けていった。日本では考えられない光景にだだカメラのシャッターを切る。
大幅な遅延に対する乗務員の対応は完璧で、Mさんにスケジュールの変更を伝えるため特別エコノミーまで連れてきてもらったり、レンタカー会社に事情を伝えてくれたり、とても親切だった。
火災地帯を抜けて暫くすると、ロッキーの山々が見えはじめた。ハイライトのマウント・ロブソンの勇姿が現れると歓声とカメラの嵐、カナディアンロッキーに突入だ!
20時過ぎ、4時間遅れでジャスパーに到着。荷物を回収し、レンタカーの手続きをし、スーパーやリカーショップで買い出しをしてホステルに着いたのは23時。翌日のうち合わせをすませると、大部屋を抜き足差し足移動し2段ベッドに潜り込む。お休みなさい、爆睡。
(TN記)


7月9日(日)
 Jasper周辺観光 (Whistlers Campground 泊)

10:00出発 11:00着~11:20出 Maligne Canyon 12:50~13:20 lunch(鳥居マーク)
14:10着 周遊コース 14:50 Medicine Lake 15:30 Malign Lake 17:00 Jasper shopping & tent設営

昨夜 Hostel到着時、蚊に攻め立てられたのが嘘のような清々しい朝 出発の準備をする。
計画していたトレイルが熊の出没でクローズだということで、観光協会のお薦め観光地へ
本日は観光のみ♪

市内15分くらいでの道端で子熊発見。こんな身近にいるなんて びっくりです。

海底であった地層が隆起し、数千年もの年月をかけて削りだされた渓谷は深く吸い込まれそうであった。
ハイキングコースは日本でたとえるなら猊鼻渓、厳美渓の景勝地のようでした。
地図には鳥居マークが何ヵ所かあり、「カナダは随分信仰心が熱いのだなぁ」それが休憩のテーブルマークに皆(笑)

その後Medicine Lakeに立ち寄った。
2015年の森林火災の痛々しい姿に心が痛む。
その先のMaligne Lakeで一息入れ湖畔からの景色に癒される。

キャンプ場へ
昨夜宿泊地から5分くらいの所へ到着。
テント設営後、買出班、料理班(バーベキュー)に分かれた。
shopping後、広大なcamp場には水場が一ヶ所のみ ? ...
行って驚いた。
水場はcampingcar用のgasolinestand形式になっており、びっくり !
ここに場違いな私達(笑)プラテパス片手に蛇口をひねり水を補給。

夕飯は豪華
ビール、赤ワイン、
ステーキ、ピリ辛ソーセージ、パプリカ、玉ねぎ、パン、ハム、チーズ、サラダ、チップス等
ゆったり楽しんだ。
夜も22:00くらいまで薄明るいので得した気分です。
ああ~明日以降に大期待してお休みなさい。
(M記)


7月10日(月)
Jasper -> Lake Louise (Lake Louise Campground 泊)

7:00 起床  8:50 Whistlersキャンプ場発 11:30 Athabasca Falls  13:20 Icefield Center着
15:45 氷河ツアー&Skywalk   20:50 Lake Louise キャンプ場着   23:45 就寝

本日は WistlersからLake Louiseのキャンプ場へIcefield Parkway(国道93号線)を南下して約240kmを移動。
午前中に Jasper で今晩の食材の買い出しと各自ショッピングを済ませて出発。

Jasper を出て間もなく、道路脇に車が何台か停まっている。何か野生動物がいるサインだ!
なんとブラックベアの親子だ。しかも子熊が3匹もいる!かわいい~。木に登ったりしてくれる。Lucky!

道中の観光ポイントはいくつかあるのだが、時間の関係でTourist Infomation で勧められたAthabasca Falls に寄る。勧めるだけのことはあり、豊富な水量により複雑に削られた岩の間をゴーゴーと音をたてて流れ落ちる滝は見応え十分だ。さらに滝の周りにトレイルがあり、様々な角度から滝を見ることができ、もろに滝しぶきを浴びるところからは、きれいな虹も見ることができる。ただし、迂闊に岩に足を踏み入れてはいけない。2年に1度はスリップ事故があり、その体は水の勢いでなかなか上がってこないという。Watch out!

さらに車を走らせ、コロンビア大氷原へ。ばっちり氷河の上を歩くには氷河ツアーに参加するしかない。氷河歩きのみでよかったのだが、ツアーにはもれなくGlacier Skywalkが含まれるという。来る途中で見かけた絶壁から空中にちょこっと飛び出た半円形の通路みたいなもの。見たかぎりは世界7大ガッカリのひとつに入れてもいいような施設だ。ツアー出発を待つ間、遅めのランチでバイソンのハンバーガーを食べてみる。ちょっとワイルドな感じはしたがそれほどクセもなくそこそこいける。

ツアーはまずバスに乗り、タイヤが人の背丈ほどあるアイス・エクスプローラーというごっつい雪上車に乗り換え、20分程で氷河の上に連れていってくれる。国際色豊かなガイドドライバーたちのトークが面白い。雪上車から下りて30分程、氷河の上での自由時間。このアサバスカ氷河は北半球最大規模だという。足下には300mもの分厚い氷があるのだ。しかし、ヨーロッパと同様にここの氷河も年々後退が進んでいる。溶けた氷河の水を飲むと10年若返るというので、ペットボトルに汲んでゴクゴク飲んだが果たして効果のほどは?

全然期待していなかったGlacier Skywalkは意外と良かった。ここは数ヶ国の言語のイヤフォンガイドがあり、日本語も用意されている。音声ガイドの日本語が微妙なアクセントなのもうけた。ガラス張りのプラットフォームの280m下には氷河で削られてできた渓谷が広がっている。この建築は国際的な評価も受けているという。世界7大ガッカリなんて言ってゴメンナサイ。

Lake Louiseに着く手前で最後のGas stationというところで給油する。かなりぼったくり価格だ。ガス欠でないかぎり、ここでの給油はすすめられない。

Lake Louiseのキャンプ場には、明るいうちに到着。Jasperで仕入れたサーモンのソテー、ホタテのベーコン巻、ミニトマトのソテーというメニューで乾杯!美味しかったぁ、ごちそうさま~。
(Y記)


7月11日(火)
 Banff 観光 (Lake Louise Campground 泊)

夜半から雨で、今日こそは登山!と思っていたが、敢え無く観光に予定変更。
まずはカナダで最初の国立公園、Cave and Basin National Historic Siteへ。
洞窟や温泉に生息するカタツムリ、カナダの歴史映像や昔の生活展示等、無料だけれどなかなか見応えがある。

お次はBanff Upper Hotsprings(温泉)。
みんなこのために水着を持参したのだが、小さい温水プールにしか見えない割にお高く、見学のみで終了。

最後は森にたたずむホテル The Fairmont Banff Springsでお茶を。
おしゃれな雰囲気にどきどきしながら足を踏み入れたら、すでにカクテル タイムに切り替わっていて、またもや見学のみ。
お金を使わない清く正しい一日、、。これもまた良し。
(E記)


7月12日(水)
 Fairview Mt.(2,744m) 登山  (Lake Louise Campground 泊)

8:30 キャンプ場出発、レイクルイズ駐車場へ。
9:20 レイクルイズ湖畔の登山口を出発、樹林帯の中を歩く。
高度が上がるにつれ、花が目を楽しませてくれ、登りのきつさを忘れさせてくれる。
サドルバックよりガレ場に、斜面が急になり歩きずらくなる。
山頂直下で雷鳥に出会う。
12:50山頂、360度の展望、ビクトリアマウンテンや回りの山々や、眼下にレイクルイズを見ることが出来る。
13:45下山を開始する、途中で雨が降り始めるが、暫くして雨は上がる。
15:45 レイクルイズ湖畔につき、駐車場へ。
キャンプ場へ帰る。
(O記)


7月13日(木)
 Lake Louise -> Canmore  (The Hostel Bear 泊)

 Lake Agnes, Big Beehives & Plain of the six Glaciers トレッキング

レイクルイーズ 09:20 ~ ミラーレイク 10:15 ~ レイクアグネス 10:50 / 12:10 ~ ビッグビーハイブ頂上 13:05 / 13:30 ~ ティーハウス 15:40 ~ レイクルイーズ 18:00

レイクアグネスの湖畔でお茶もしたいが、氷河も見たい・・ということで、2つのトレイルを合体させたコースを行くことに決定。スタートは前日と同じレイクルイーズだけど、今日の方が天気も良く、高級ホテル・シャトーレイクルイーズにまで入り込み撮影大会となってなかなか出発できなかった(笑)。

散歩感覚で歩けるレイクアグネスまでのコースは軽装の人が多く、重装備(普段通り)かつゆっくり歩き(これも普段通り)の私たちはちょっと浮き気味か?その名の通り湖面にきれいに風景を映すミラーレイクで、これまたその名の通りハチの巣のような岩山のビッグビーハイブを見ながら小休憩。レイクアグネスティーハウスへ到着すると長蛇の列で一瞬ひるんだものの、TKさんがうまいこと空席を確保して下さり、無事に着席してティータイムとなった。深く考えず注文したチャイが意外においしくて得した気分に。レイクアグネスを出発するとしばらく湖畔の楽しいハイキング♪と油断したところで、ビッグビーハイブの背中側を行くつづら折れの急登が登場。登っては休み、休んでは登ってを繰り返し、少し回りこむとそこにはごほうびの絶景、ビッグビーハイブ頂上からのレイクルイーズが待っていた。テンション高めに写真撮影や昼食の大休憩とした。

後ろ髪をひかれつつ、レイクルイーズへ注ぐ6つの氷河が見られるというプレイン・オブ・ザ・シックス・グレイシャーズへ。ちょっとした雪渓を渡ったり、「ドーン」という大音響とともに雪崩が起きているのが見えたりするうちに、遠かった山や氷河がどんどん近づいてきてティーハウスに到着した。やはり昔に比べるとずいぶん氷河は後退しているらしいが、6つも同時に見られてしまうのはなかなかない経験だろう。更に氷河近くまで行くこともできたが今回は見送り、レイクルイーズへ向けて歩いていると「ピーピー」と鳴く声が聞こえ、見回すとそれらしき小動物が。今回見たかった動物の一つピカ(ナキウサギ)だと勝手に思っておくことにした。帰りの湖畔周辺では険しい岩壁とそれを登る人たちがいたり、レイクルイーズの楽しみ方はつくづく奥が深い。
(I記)


7月14日(金)
Mt. Yamnuska 登山 (The Hostel Bear 泊)

宿8:30~9:45登山口10:00~12:20肩12:35~13:45折り返し~17:10登山口

快晴、登山口までのドライブも楽しい。Route-1Aから登山口への道へ。目立つ標識なく、地図をよく見ていないと見落とす。突き当りに駐車場、超人気スポットではないようで、駐車の車は10台もない。準備して出発。

最初は樹林帯、よく日が当たっていて、今までに観ない花もある。同じ花でも成長具合が違い、また新鮮。写真は撮る組に任せて、私は先に進む。途中、3か所にView point。高い山は見えず、森のような樹林帯。なんとハートの池。登るほどにハート形に近くなっていく。少し汗をかきながら、この山の「肩」に到着。駐車場で会った2人組の男性と少し話をし、ザックをデポして出発。ここからはチャレンジルート。

まずはチムニー、問題なくクリア。何がチャレンジか?ザレ場だから。登りはよくても、下りが怖い。快晴なのにルートがはっきり見えない。岩に青マークがあるも、油断をすると外れる。トラバースに進む。強く足を置いたり、躓いたりすると、、、サヨナラだ。鎖場通過。ここも足場が狭く、頼りたくないが鎖がありがたい。Mt.Yamnuskaまであと1時間ほど?のピークで撤退を決める。心残りはあるが、もともと肩までの予定であり、メンバーは普段から岩・ザレ場に慣れておらず、予想以上に時間がかかっていたため。ピークまで行けても、戻りの体力が残っているか、、、。

下山時にルートを見失う。最後を歩く私が、様子を見に戻る。横着をして最短ルートと思って上ったが、見当が外れ、皆のところに戻るのに苦労する。やばい。岩はザレと一緒に落ちていく、木は細く捕まると罠のようだ。冷や汗かきながら皆のところに戻る。ルートは間違っていなかった、ということで先に進み、無事下山。カラスが1羽、なにか黄色い人工物を銜えて、休憩する我々の前を通過。なんだろね?と眺める。「肩」に戻って、ハッ!Eのランチ、やられた。ザックの上蓋に入れていた、ファスナーちゃんと締めていたのに、奴が開けて、銜えていったらしい。う~感心。下山途中、3人の若い女性グループがやってくる。うち1人は割れた箇所を通過できず、腰が抜けてしまい、半泣き。友人2人は大丈夫だ、必要なのは勇気だ、とけしかける。この後彼女らはどうなったんだろうか。無事「肩」まで戻り、ランチ休憩。Eっち、楽しみだったホットケーキサンド、カラスのおやつになり、可哀そう。雲が増えて、行きほど景色には見惚れず。しかし終日いい天気で大満足。

宿に到着後、もう自炊は飽きて、5名は外食。近所のレストランでクラフトビールとハンバーガーを注文。

肉を楽しむなら、ハンバーガーが一番なのではないか?と思う。

宿泊先のCanmore、この町が一番心地よい。Jasper~Lake Luiseまでは、スーパーの商品やガソリン代が驚くほど高かったが、ここは納得の価格。店も多く、長期滞在にはよさそうだ。明日からはもう山に行かないと思うと、内心落ち着く。成田から1週間以上履き続けたパンツを、やっと洗濯する。8人用相部屋でただ1人の男性、チリから職探しで来ていたマックス、気の毒だったな。明日からはよく眠れるのではないか。
(TK記)


7月15日(土)
 Canmore -> Calgary (Hotel Clique CalgaryAirport 泊)

ホステルを9時半に出発、キャンモアのダウンタウンを30分ほど自由散策後、カルガリーに向かう。カナディアンロッキーの山々とお別れし、広大な牧草地を抜けると、突如ビル群があらわれた。久々の高層建築に圧倒される。カルガリーではカウボーイの祭典「カルガリー・スタンピード」が開催されていて、会場近くの老若男女は皆ティンガーロンハットにブーツのウェスタ~ンな出で立ち。登山服の7人は、Why Japanese people?状態だった。ここで4時間ほど自由時間にし、6人はショッピングに駆け回った。Yさんはスタンピードに入場し、羊の毛刈り大会、キャンピングカーや豪華ジャグジーの展示、パレードやロデオショー等、多彩なイベントを楽しんだらしい。
夕方、再び7人集合し、ホテルにチェックイン後レストランに繰り出す。これがカナダラストナイト、ステーキをほうばりビールを飲み干し思い出話に花を咲かす。楽しい時間はあっという間に過ぎ、ホテルに戻ると数人はジャグジーへ。再び写真を見ながら旅行を振り返った。楽しかったな~。
(TN記)


7月16日(日)
 13:00 Calgary =(AC009)=>  7/17 14:20 Narita 帰国

10時チェックアウトで空港に向かう。あと2日カナダに滞在するNさんとはここでお別れ。(羨ましいぞ~!)残る6人は13時の便で日本に帰国。お疲れさまでした。
(TN記)


7月17日(月)
 14:20 Narita 帰国 解散

エアカナダ009便は、ほぼ定刻通りに成田到着。
カナダでは浮いていた平たい顔族の6人は、周囲との違和感を感じることはなくなったが、ジメジメとまとわりつくような夏の暑さを嫌というほど感じながら、思い出とお土産を手にそれぞれ家路に着いたのでした。

以上


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