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八幡平 / 裏岩手連峰縦走

八幡平 / 裏岩手連峰縦走
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【メンバー】T(L)、E、O、K、KO、S、SZ、H、T(報告)
【日程】2018年7月14日~26日
【行程】
1日目:八幡平登山口8:05~八幡平山頂8:30~八幡平駐車場9:11-9:23~畚岳(もっこだけ) 9:50~諸桧岳10:40~前諸桧岳11:40~嶮岨森12:20
~大深山荘(泊)13:10
2日目:大深山荘4:05~大深山4:38~八瀬森分岐4:54~小畚山5:39~三石山6:49~三石山荘7:20-7:40~大松倉山8:15~犬倉山分岐9:30-9:45
~姥倉山10:54~切通し11:20~大地獄分岐11:48-11:53~お花畑12:25-12:35~不動平14:00~八合目避難小屋(泊)14:30
3日目:八合目避難小屋4:25~岩手山頂5:17-5:28~平笠不動避難小屋5:55-6:05~焼走り7:05~焼走登山口(下山)9:10

【天候】1日目:くもり時々晴れ。 2日目:くもり時々晴れ。小畚山及び岩手山不動平付近は霧・強風。 3日目:晴れ。微風。

【報告】
●7/14(土) 余裕の高原逍遥
夜行バスとタクシーを乗り継いで八幡平に朝8時に到着。梅雨まだ明け切らぬ北東北ではありますが、岩手山(南部方富士)の雄姿の眺め、さらにこれから行く縦走路の山脈みも見渡せて、申し分のない天気です。さっそく荷物をデポして足慣らしに八幡平を目指します。『八幡平の真価は、やはり高原逍遥にあるだろう』と深田久弥が日本百名山で言っている八幡平は、一面のアオモリトドマツの森の隙間に、木道を進むたびに大小の沼々と草原が広がります。とても気持ちのよい足慣らしでした。
駐車場に戻り身支度を整え、改めて出発。まずは畚岳(もっこだけ) です。隊列の先頭はEさん。3日間を通じて先頭でした。スピードが安定していて隊列の速さを良く調整してくれていました。(映画『八甲田山』で、高倉健の徳島隊を先導した、秋吉久美子の演じた頼りがいのある案内人のようでした。)
畚岳は登山道の両側をニッコウキスゲが続いていました。『歩き始めの標高が高くて歩くたびに低くなる』という余裕の行程です。イワカガミ・マルバダケブキ等の花を見ながらほぼCT通り大深山荘に着きました。心配していた避難小屋の利用者は定員を超えることなく、予備で持ってきたテントは使わずにすみました。
道の途中で取ってきた笹竹の筍の皮むきを皆さんが手伝ってくれて、食うとこあるのか?と思っていたのですが、何とか酒のつまみぐらいの量になり、さっそく茹でていただきました。夕食の仕込み・水汲みと皆さん協力して準備をしました。そのまま乾杯・酒盛りに入りワイン・日本酒・焼酎、そして食事、楽しい時間でした。皆さん早々に横になったにもかかわらず、地元出身のSさんと意気投合し、北上夜曲とか遠野物語を大声で唄いました。無事初日は終了しました。

●7/15(日) 霧有り強風有りお花畑有り酒類無しの10時間超
2日目は10時間超の長丁場です。今日も先導はEさん。朝4時すぐの出発にもかかわらず皆さん元気です。小畚山はガスの中の強風で寒く難儀しましたが、3時間ぐらいで到着した三石山荘は、湿原の中のニッコウキスゲの群落の中に建つ、木造のとても気持ちの良いところでした。小さなアップダウンを繰り返し、途中登山道にあった熊糞を横目で見ながら犬倉山分岐に到着。犬倉山はどうします?黒倉山はどうします?のOさんとSさんの問い掛けに、『もちろん巻きで』とその都度即答したT隊長。長丁場ですから無理はしません。大地獄分岐・お花畑と、他にもたびたび休憩タイムを取って調整してくれます。さすがにお花畑からの不動平までの登りはちょっと疲れました。珍しいイソツツジや、ハクサンチドリ・イワイチョウ・ハクサンシャクナゲ。
森林を抜けるとそこは不動平。強風で一気に冷えます。寒っ。ガスに囲まれ山容はまったく分かりませんが、足元の高山植物は一気に増えました。ヨツバシオガマ・マルバダケブキ・ミヤマハンショウヅル・ベニバナイチヤクソウ・イワブクロ。不動平避難小屋のあたりで道が不明瞭でしたが、戻って無事八合目避難小屋に到着。2日目もほぼコースタイムです。風で大分冷えました。八合目の小屋は100人収容の有人の避難小屋です。水場は小屋前の広場の生簀にどんどこ流れています。受付を済ませ場所を割り振りしてもらってやっと一段落。
さっそく水汲み・料理の準備と手分けして始まりましたが、ここでアクシデント。あらら。ビール・酒類の販売がまだやっていないことが判明!!なんということでしょう!!楽しい晩餐の宴が窮乏生活に。皆さん少しずつ昨夜残していたビール500と350が各1缶、日本酒ワンカップ2つ。以上を分け合っていただくという、とても印象に残る体験になりました。このリスクをあらかじめ想定して残していたOさん他に感謝です。小屋の消灯は夜8時なのですが、大きな小屋のせいか、感謝しながらいただいたお酒のせいか、長い行程のせいか即熟睡でした。(途中目が覚めたのは、7時過ぎに5人家族が辿り着いた時。こんな遅い時間に。)

●7/16(月) 感動の山頂・感動のコマクサ
3時過ぎ起床。朝ごはんをいただいて、日の出を拝んで4時半近くに出発。3日目は昨日と変わって微風晴天。不動平から上の火山礫の岩手山の山肌がしっかりと確認できます。登り詰めてお鉢の一角に立つと、火口跡とお鉢の先にある最高地点の薬師岳までくっきりと見渡せます。足元はコマクサとイワブクロ。振り返れば盛岡あたりの下界の広がりと、雲の上に浮かぶ早池峰山がとても幻想的です。荷物をデポして山頂へ。Oさんが昨日歩いたお花畑の奥にある御苗代湖をさして、旧岩手山の火口と教えてくれます。『ここから見ると旧火口の外輪山がよく解るねえ』八幡平と岩手山の溶岩の流れる質の違いとか地質学も知識豊富で、風貌からも宮沢賢治のようです。個人的には高3以来の岩手山山頂。あの時はガスで何も見えなかったので、初めての景色。初めての山肌。富士山のような山頂に感動です。
記念写真を撮って、焼走り方面に向けて下山開始。ウスユキソウ・イワギキョウ・ミヤマカラマツ・モミジカラマツ。林の中を大分下っていよいよ焼走りのコマクサ。こんな低い標高ですごい広さ一面に咲いています。上ってくる人も沢山いて人気のコースのようです。写真撮影に忙しい思わず笑顔になる道でした。
下山後すぐの「焼走りの湯」に直行して汗を流し、昨夜我慢したビールで乾杯。その後予約した送迎タクシーで盛岡駅に戻り、駅前での焼肉&冷麺&ビール。この流れるようなタイムスケジュールとセッティング、リーダーの企画に感謝です。雨を覚悟しての3日間でしたが一度も合羽を着ることなく、時々青空、最終日は日の出も見れて山頂は晴天と、晴れ男・晴れ女の集団のチカラに感謝2の3日間でした。

  ・懐かしき岩手の山の思い出は 優しく紅き駒草の花
  ・天地の生まれし南部片富士の お鉢をめぐる灯の列

【感動ポイント】
①大深山荘の水場のお花畑。コバイケイソウが大当たり。一面に咲いてました。
②三石山荘周りのニッコウキスゲの群落。沼の周りが黄色いじゅうたんでした。
③岩手山山頂の早朝の景色。よく晴れて山頂付近が良く見えました。遠く早池峰が雲に浮かんでいました。
④焼走りのコマクサの群落。1,300Mぐらいの標高なのに一面に咲いていました。北燕岳とか蓮華岳に勝るとも劣らない規模です。

【ヒヤリハット】
コース上に特に危険な場所はありません。
熊の糞を見たときと、不動平避難小屋あたりでガスの中、八合目避難小屋までの下山路を見失ったことぐらいでしょうか。ガスの中は注意が必要です。
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