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下ノ廊下

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【日程】平成30年10月11日(木)~13日(土)
【メンバー】Y(CL)、M、O、T、I
【天気】11日:雨、12日:雨のち曇、13日:晴  
【行程】12日:ロッジくろよん05:25 ~ 06:10 黒部ダム~ 07:40 内蔵助谷出合 ~ 09:50 黒部別山谷出合 ~ 11:40 十字峡 12:10 ~ 14:25 仙人谷ダム ~ 15:40 阿曽原温泉小屋
13日:阿曽原温泉小屋 06:10 ~ 08:05 折尾谷 ~ 09:30 志合谷 ~ 12:20 欅平

◆10月11日(木)
翌朝早く出発するため、ロッジくろよんに前泊。
扇沢~黒部ダムを走るトロリーバスは今年で運行終了し、来年からは電気バスへ変わるということで、期せずして記念的な乗車となる。
濃霧で黒部ダムはあまりよく見えなかったけれど、こんなに人がいないのもある意味貴重?と自分たちを納得させる。
ロッジまでの道では紅葉、苔、キノコなど思いがけない発見があってなかなか楽しい散歩だった。

◆10月12日(金)
朝起きると予想以上の雨に中止という言葉が頭をよぎり、OさんとTさんは断念。
残りの3人は回復傾向であることを鑑み「行けるところまで行き、危険と感じたら戻る」ということに。
ロッジくろよんに宿泊しないと見られない放水開始の瞬間を見てからスタートしようと、まだ薄暗いうちにロッジを出発する。
公式開始時間はこの時期07:00だが、06:15から段階的に?放水を始めるらしい。
「旧日電歩道」という小さな案内を見落として違った道に入ってしまったり、
しつこい霧雨にレインウェア(上着のみ)を身に着けたりしている間に放水への興味は薄れてしまったが、
歩道を降りきった河原からシャワーのように水が出ているダムを拝むことができた。

内蔵助谷を過ぎ、新越沢あたりからいよいよ「下ノ廊下」感が出てくる。
今年は例年より雪渓が少ないため全て歩道が出ていて、高巻きのハシゴも使わずわずかな渡渉で先へ進むことができた。
黒部別山谷からはさらに道幅が狭くなり高度感も増すが、不安を感じるような場所には必ず番線が張ってあるので心強い。
一番困ったのは対向者とのすれ違いで、退避する場所を十分には確保できない中、声を掛け合って抱きつくようにしながら行き違った。

白竜?と思いながら白竜峡を通過し、十字峡では間近で見られるところまで降りてエメラルドグリーンの水と見事な十字っぷりを観察。
半月峡、S字峡を過ぎて、黒四地下発電所の送電線取出口が見えるとテンション急上昇。
山奥にすっくと立つ鉄塔がやけにまぶしく萌える。
途中壁から落ちる湧水が滝のようになっている地点が2か所あり、
走っているグループもいたけれど、滑落するより濡れた方が100倍マシだと腹をくくって慎重に進んだ。

だんだん感覚がマヒしてしまうが、仙人谷ダムで作業していた方から昨日滑落事故があったと聞き、改めて油断大敵と自分に言い聞かせる。
この日のために「高熱隧道」を読んできたので、熱気と硫黄臭に包まれた施設内でちょっと胸が熱くなる。
ここから急登のち急降下でなんとか阿曽原温泉小屋に到着すると、ちょうど女性の温泉タイム。
野趣あふれるお風呂に身も心も癒された。
水量が豊富なためせっけんを使っても構わないというのはびっくり。
この日は1部屋12枚の布団に19人が寝る状態で、女性は2人で1枚をシェア。
その程度なら問題ないと思ったけれど、実際には寝返りも打ちづらく結構つらかった。

◆10月13日(土)
紅葉シーズンは欅平到着が遅れると宇奈月温泉までのトロッコ列車が満席でなかなか乗れないらしいということで、
かなりの人が夜明け前に出ていたが、私たちは念のため夜明けを待って出発。
いきなりの急登に「この先は水平なはず」と自分を励ますと、本当に笑っちゃうぐらい水平な道が延々と続いているのが見えてきた。
道幅は昨日よりも広いものの、高度感はこっちの方があるかもしれない。

折尾谷のトンネルを抜け大太鼓展望台に到着すると、インスタ映えしそうな断崖絶壁にテンションMAXであっちもこっちも写真撮影。
対岸に見えるクライミングの名所だという奥鐘山の大岩壁には圧倒された。
そして、いよいよヘッドランプ必須の志合谷トンネルへ突入。
天井が低く、いきなり出っ張りに頭をぶつけてヘルメットのありがたみを噛みしめる。
短いが湧水の雨と避けようのない水たまりもあって、足回りの防水対策はある程度考えておいた方が良い。

欅平の喧騒が聞こえ始めたが、ここからが意外と長かった。
鹿島槍ヶ岳や白馬三山、毛勝三山など角度が変わるたびに見えてくる山々で気持ちを奮い立たせながら足を運び、ダメ押しの激下りを制覇してやっと欅平に到着。
トロッコ列車の予約に走ると、あっさり10分ほど後の便に乗れてしまった。
すれ違う列車も最初は空席が目立っていて、あれ?混んでない?と思ったら、後半は満員御礼。
まだ紅葉には少し早かったからか、土曜日だから出足が遅かったのか、理由は定かではないものの、早く行動するに越したことはないですね。
「湯めどころ宇奈月」で温泉に入り、「きときと庵」で白エビを食べて大満足で帰途につきました。
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