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会津駒ケ岳

日時:2019年7月20日 (土)~21日(日)
メンバー:3名

行程:
<20日 >駒ケ岳登山口11:05~滝沢登山口(階段のとりつき部分)11:30~水場13:05~駒の小屋14:40
<21日 >駒の小屋5:10~会津駒ヶ岳山頂5:30~中門岳6:10-6:30~駒の小屋7:10-7:35~大津岐峠8:50~キリンテ登山口10:30

今回は直前のウェザーニューズの予報が、土曜が80%、日曜日が60%にも関わらず、雨らしい雨に降られず、雨具を1度も使わなかった。決行を決断したリーダーに感謝である。

20日
早朝発の東武特急に乗り、会津高原尾瀬口で下車し、尾瀬行きのバスに乗った。会津高原尾瀬口のある南会津町は普通のひなびた町といったところだろうか。
バスに揺られながら、爆睡すること約1時間、駒ケ岳登山口のある檜枝岐村に入ると独特な空気を感じた。
美しい古き良き時代を感じながらも、完全に時代に取り残された感はない。
ググって見てわかったことだが、この村は平家の落人伝説があったり、村人の名字がほぼ3つしかなかったり、言葉も東北弁とはだいぶ離れたものだったり、独特な文化があるとのこと。

駒ケ岳登山口バス停で下車し、虫除けを念入りに振るなど身支度を整え、滝沢登山口より登山を開始する。直前までの降雨の影響でぬかるんでいたが、比較的歩きやすく、順調に高度が稼げる道と言う印象だろうか。
水場を過ぎると、花が次々に出てくる。

今回の山行を通し、ゴゼンタチバナ、サラサドウダン、チングルマ、イワイチョウ、ミツバオーレン、アカモノ、イワカガミ、ツマトリソウ、イチヤクソウ、ウメバチソウなどを見ることが出来た。
池塘にお花畑が見えてくると小屋もまもなく、ほぼ予定通り駒の小屋に到着した。

駒の小屋は、ある意味この山の1番の名物と言っても良いだろう。小屋番さんがいい人で温かい空気を作ってくれる。
この日は雨でキャンセルが続出したようで、宿泊者が少なかったため、全員が自炊室に入れた。なんと宿泊者全員プラス小屋番さんで宴会となった。常連の宿泊者さんからは、日本酒にワイン、スイーツなどが差し入れられる。美味しかった。この小屋のは唯一の欠点はトイレが外にあり、そこまで少し歩くことなので、飲み過ぎには注意である。食事が出ないので自炊となる点も注意。

21日
スケジュールに余裕が持てるように4時に起き、中門岳の往復をすることした。
しかし、起きて朝ごはん用のお湯を沸かしている時に大事な事に気づいた。
「小屋番さんが起きないからジュースが買えない。」
普通の営業小屋では考えられないが、早出の人も少なく、食事の出ないここでは、早起きの必要はない。
そこでお湯を多めにわかし、それをペットボトルとテルモスにつめて駒ケ岳へ向けて出発した。

木道は濡れていたので慎重に歩き、20分ほどで駒ケ岳の山頂へ。尾瀬や谷川、日光方面の眺望は勿論、遠くの遠くには富士山も見える。そして雲海、来て良かった。

記念撮影をして、中門岳へ。木道は、変わらずつるつるに滑るし、所々雪が残っており、どう歩くか少し迷ったが、先頭を引っ張る哲也氏が良いペースを作ってくれる。眺望に池塘、お花畑と絶景しかない広々した稜線を歩き、駒ケ岳から40分ほどで中門岳へ。
ここは、休憩用の椅子が設置され、湖畔のリゾートのような雰囲気。長めに休憩をとってから、2度ほど木道で滑りながら駒の小屋に戻った。待望のジュースを買い、荷物整理をしてキリンテへ下山開始。
ここでもA氏が良いペースを作ってくる。

大津岐峠を経て、尾瀬までつながるこの稜線はどこまでも歩きたくなる絶景の広がる稜線。
今日も雨は降っていない。
直前までの降雨の影響によるドロドロと道幅の狭さがあるので、慎重に歩を進めなければいけないところではある。
大津岐峠手前で小休止をし、多少の名残惜しさを感じながら、大津岐峠からキリンテ方面へ下る。

この下山道、多くの人には歩かれていない模様。歩きづらいと言う訳ではないのだが、「頭注意!」の箇所多数である。
良いペースのおかげか、想定より早く下山し、予定より早いバスで会津高原尾瀬口の駅に戻った。

バスで檜枝岐の中心街の様子を改めて観察してみたが、施設は割りときれい目だし、やはり時代には取り残された感はない。これも後にググったのだが、登山道の整備費などは、クラウドファンディングで資金を集めているらしい。
駅近くの食堂でご飯を食べ、(山の王様そばは、きのこや山菜盛り沢山ですごい)夢の湯(お湯は源泉掛け流し、ひなびた温泉旅館)で汗を流し、帰路についた。
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