
【日程】12月1日(日)
【天候】晴れ
【メンバー】計10名
【行程】箱根湯本8:50~湯坂城址9:20~浅間山11:15~鷹ノ巣城址11:40-12:05~湯坂路入口12:15~精進池畔(箱根石仏群)12:45-12:50~お玉ヶ池12:55~箱根の森休憩広場13:45-13:50~元箱根港14:15
【報告】
箱根湯本駅改札前に全員集まるとリーダーから手作りのしおりが配られる。行程の他、箱根クイズあり、算数クイズあり。登山前にまずは脳トレ。頭の固い私には算数クイズは少々難問。答えが気になりつつ登山スタート。
今回の山行の前半は箱根古道湯坂路ハイキング、後半は箱根石仏群を巡るコース。
箱根湯坂路は旧東海道が開通する以前の鎌倉時代に京都と鎌倉を結ぶルートとしてできた道で、源頼朝もこの道を歩いたという。
登山口は何と歩道のない国道1号線沿いにある。箱根峠越えの最初の難所だ。全員無事国道を横断し登山口にたどり着く。登山道はあまり歩かれていないのか少し荒れている感じはあるが30分もすると湯坂城址に着く。戦国時代には小田原城の出城として北条氏が防衛の拠点としていた城だそうだ。
湯坂城址から浅間山まではなだらかな道が続き、山桜やもみじ、楓の木が多くちょうど紅葉の見頃を迎えていた。太陽に照らされた赤、黄の葉が青空に映えとてもきれいで皆思い思いに写真に収めていた。
浅間山(804m)山頂はちょっとした草原の広場になっており、この日は大勢の登山客で賑わっていた。人混みを避け私達はその先の鷹ノ巣山(834m)でお昼休憩をとることにした。鷹ノ巣山山頂からは外輪山の駒ケ岳等望むことができ、ここで集合写真を撮る。
鷹ノ巣山を下り国道1号線に出ると、今度は石塔石仏巡り、歴史のお勉強タイム。しかし既に予定の時間より1時間近く遅れていた為、東光庵はカットし石仏群へ向かう。今回私が楽しみにしていた一つがこの石仏群。国道沿いの小道には鎌倉後期に建てられた石仏や石塔が点在する。巨大な岩に彫られた二十五菩薩像など地蔵信仰の名残が感じられる。当時は地獄、極楽思想が強く街道の難所の箱根越えは地獄に思われ旅人の救いとして多くの石仏が造られたそうだ。700年以上前に作られたものが今も見られることに感動。
石仏群を過ぎると精進池に出る。神秘的な雰囲気の漂う池で大蛇伝説の残るのも頷ける。国道を横断し暫くするとお玉ヶ池。ここも悲しい伝説の残る池だ。江戸に奉公に出た少女お玉が故郷の伊豆が恋しく帰ろうと関所を破りをし処刑される。そしてこの池で首を洗ったのがお玉が池の名前の由来なのだとリーダーから説明があった。
お玉ヶ池から程なく石畳の旧街道に入る。
滑りやすい石畳を下るとゴールの芦ノ湖だ。私達がゴールした時、ちょうど真っ白な富士山が出迎えてくれた。
箱根には何度も来ているが、湯坂路を歩いたのは今回が初めて。城跡に古道、石仏群と古に想いを馳せ歩く箱根路もなかなか趣があり、また違った箱根の魅力を発見することができました。山行計画から下見、ガイドまでしてくれた節子さん、そして今回ご一緒していただいた皆さんありがとうございました。
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- 2020-01-16
- 日帰りハイキング
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