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浜石岳〜薩埵峠から海越しの富士山〜

s_薩た峠

【日時】2021年12月19日(日)快晴
【メンバー】4名
【行程】
東海道本線 興津駅9:00→国道一号→9:45薩た峠10:00→立花分岐→13:00浜石岳(707m)頂上13:35→14:05(東海自然歩道バイパスコース終点)15:25由比駅

予定されていた12月の雪上訓練が豪雪のため中止となり、翌日に予定されていた日光白根の代替案として、リーダーが提案してくださった青春18きっぷを活用したプラン。静岡は申し訳ないくらいの快晴で、海と富士を眺めながらミカン畑を歩くハイキングは爽快だった。

興津(おきつ)駅から海岸沿いの国道一号を20分程歩く。山腹を切り開いて街道とした中ノ道に入り、緩やかな舗装路を歩く。観光課や「浜石岳を愛する会」による道標が数多く設置され、迷うことはない。みかんの最盛期で、無人店舗には熟したみかんが置かれ、農家の方の「甘いよ」の一言に皆買い込んだ。ほどなく薩た峠に到着。

歌川広重の東街道五十三次に描かれている薩た峠。海に突き出した地形は東海道三大難所の1つと言われていたようで、今は眼下に東海道本線、国道一号、東名高速が海に突き出し、駿河湾を隔て雪を戴く富士山を臨むことができる。『万葉集』の「田子の浦ゆうち出でて見れば真白にぞふじの高嶺に雪は降りける」もこの辺り。古くから風光明媚なところだったようだ。

峠を過ぎてから道標と地図を頼りに海を見ながらの舗装路が続く。しばらく行くと、左手に立花、浜石岳の道標があり登山道に入る。コース10キロ弱、約4時間と書かれていて、日の短い頃なので一同少し焦る。実際には3時間もかからなかった。途中竹林を抜け、急な登りが所々あるが、ほとんどが針葉樹の樹林帯のよく整備された歩きやすいハイキング道。頂上まで展望には恵まれない。道標はたくさんあるが、細かい分岐が多いので、道を間違えないように確認しながら進んだ。

緩やかで広い頂上へ抜けると一気に景色が広がった。眼前が富士。長い裾野の先には沼津アルプス、箱根外輪山、伊豆半島が続く。手前には海が広がり陽を受けてキラキラしている。右手には三保の松原。ゆっくり昼休憩を取って下山を開始するとすぐに駐車場に出た。地元住民の憩いの場のようだ。ここからは舗装路を下り、街道を由比駅へ。桜えびの季節にはまだ早く、熱海まで戻って風呂と海鮮料理を楽しんだ。18きっぷは乗り降り自由なのが素晴らしい。次回は桜エビ目当てで由比に訪れてもよいかもしれない。
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