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乾徳山報告

日程  :2008年9月27日(土)
参加者:4名
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ハイカーがわんさか犇いた電車を相模湖で降りて、ディパックを揺らしながら改札へ向かうと車で先着していたTさんが「ここだよ」と手を挙げる。
 今日の例会山行乾徳山は4人パーティーののんびりハイク。
 東京辺りでは雲の厚かった空も郡内に入ると青空も垣間見える。
勝沼で高速を降り、たわわに実った葡萄畑の間の道を塩山に抜けると、恵林寺近くで徳和経由西沢渓谷行きのバスを追い越す。満員の人を乗せバスも重そうだ。
 9時40分徳和部落奥の神社に車を置き、体操をして登山開始。
小楢や楓の青い葉がきらめき、まるで初夏の頃の山の感じ。ほてって来た体に広葉樹の森のひんやりとした空気が心地よい。
たあいのない話をしたり、登山道の石にうずくまる沢蟹を観察したりしながらゆっくりと高度を稼いで行く。
 国師ヶ原の辻を越え月見岩で三度目の休憩。吹き付ける風が冷たく頂上の方は暗い雲が広がっている。
天気が持ってくれれば良いが・・。
扇平を通過してからは紅葉の先駆けの森の中、アイゼンの跡の付くゴーロの登り。
 見晴らしの良いテラスの岩場からは眼下に牧丘や塩山の町並みが広がり、向こうには雲の上に富士山を望む絶景。
 「やっぱり富士山は大きいね。」「今も誰か登っているかな?」
その度に話すのは同じ様な事だが、まあ正直な所そんなもの。
 ガイドブックを熟読し、前から天狗岩の鎖場を心配していたお試しのSさんもTさんの指導の下、難なく鎖場をクリアし13時25分無事乾徳山頂に到達。
写真を撮ってから風を避け岩の間で大休止。IリーダーのドリップコーヒーとTさんの大きなタッパー一杯の梨、皆の行動食を分け合って食べる。
 「良かった良かった。山は天気が一番。この山は雨の時は危ないね。」
 「雨の時は向こうの大菩薩へ行こう。」
あちらのパーティーも我々と同じ事を話している。
 展望も悪くなってくるしだんだん体も冷える。13時55分下山道へ。
急降下の湿った土の道を滑らない様に慎重に下り、15時15分高原ヒュッテへ。
 「こう言う所にも泊まるんですか?」とSさん。
 「いや。こう言う所には泊まらないね。国師ヶ原にテントを張った方がずっと気持ちが良い。夜なんか出てきても困るし。」
 暮れかけた16時半車に戻る。ザックを降ろし靴紐を緩めてほっと一息。
花かげの湯(500円)で汗をながしてさっぱりした後、牧丘の威勢の良い中々いけるラーメン屋でお腹を満たして心身ともに満ち足りた子羊達を乗せ、
 T号は一路東に向け中央道を加速して行くのでした。


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