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南ア南部/黒法師三山縦走

日程  : 2008年11月22日(土)~24日(月)
参加者: 3名
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○2008/11/21 ムーンライトながら
○11/22 快晴 豊橋~(飯田線)~水窪~(タクシー)~9:15野鳥の森~11:15麻布山~12:25前黒法師山~15:40バラ谷ノ頭(標高2010地点)(幕営)
○11/23 快晴 7:40バラ谷ノ頭~黒バラ平~9:10黒法師岳~11:45千八百十ピーク~ヘリポート平で休憩~15:00前黒法師岳
○11/24 晴~雨 7:45前黒法師岳~8:35白っつかれノ頭~11:30寸又峡温泉

「深南部という名のあこがれ 南アルプス・黒法師三山縦走」というと岳人2007年11月号の記事だが、今回歩いたのは、そこで紹介されていたコースと同じなので報告は省略・・・・

・・・では身もふたも無いので報告致します。

 ちなみに黒法師三山とは、前黒法師山、黒法師岳、前黒法師岳の三山をいいます。何だかヨクわかりませんね。山名は紛らわしいですが風景は岳人グラビア通り素晴らしいです。

○11/22
 水窪よりタクシーで野鳥の森に向かう。先日雪が降ったとのことで、途中から車道が雪道となる。水窪タクシーは零細タクシー会社だが運転手の腕は良く、雪道を夏タイヤで麻布山登山口まで入ってくれる。
 登山口から麻布山山頂までは2時間ほど、登山道は整備されており日帰り登山者も多い。犬連れの人もいる。麻布山山頂を過ぎると「この先道標なし、お気をつけて」の看板がある。しかし、その先の前黒法師山まではハッキリした道がある。前黒法師山を過ぎると、いよいよ、道というよりはふみ跡を辿る旅になる。途中迷い易いという広い尾根に出る。平らな地形に巨木が点在し、思わずテントを広げたくなるような景色が広がる。下草はあまり濃い所は無く、藪こぎの苦労はほとんど無い。1682ピークからバラ平の頭へ登る途中で、ほんの数センチだが雪がつき滑り易い。3人揃って軽アイゼンをつける。晩秋というより初冬の山である。バラ平の頭は、膝下ぐらいの笹薮に疎林が広がるのどかな山頂となっている。先客のパーティーのテントが一張ある。我々もここに泊まるとしよう。

○11/23
 早朝からアイゼンをつけての下りとなる。黒バラ平におりるとここにもテントが一つ。単独行のようである。背丈の低い笹原に立ち枯れた木が点々と立つ、絵のような景色だ。笹の丈が低いのは、鹿の食害か。おかげで藪漕ぎの苦労は無い。黒法師に登ると丸盆岳の分岐にザックが一つ。丸盆へ往復している人がいるようだ。我々は丸盆へは行かず、先に進むこととする。黒法師岳を後に下ると尾根沿いの道となる。道迷い注意との岳人記事であったが、天気が良く視界があるので大きい地形が見わたせ、迷う心配はまずない。途中で温度も上がってきたのでアイゼンを外し、のんびりと尾根沿いの踏み分け道を進む。やがて林道の跡が現われ、ヘリポート平の広場となる。ここもテントを張りたいところだ。
 ヘリポート平のはしから尾根にとりつくと、のどかな笹薮の光景は終わり、密集した樹林帯の登山道となる。こうなってしまうと奥多摩や秩父の山と大差ない。前黒法師岳を登る。ここでテントを張る場所を探す。山頂はあまり広くなく、少し先の樹林の間の空き地に張ることとする。

○11/24
 天気予報では、今日から天気が崩れる模様だが、朝方の天気は悪くは無い。天気が悪くなる前に早く下ってしまうとしよう。途中でずいぶん立派なイワカガミの群落がある。鹿はイワカガミが嫌いなのだろうか。寸又峡へつながる林道に出ると、寸又峡からの観光客がたくさん歩いていた。我々も観光客の仲間になろう。

○まとめ
■藪山初級コース。読図で大きい地形が読めれば迷う心配は少ない。藪こぎも難所も無いが、夏はヒルが出るらしい。
■前黒法師山~ヘリポート平の間の疎林と笹藪がコースのハイライト。幕営地と風景写真の被写体には事欠かない。デジカメの電池切れに注意。
■黒バラ平の下で水は取れるらしいが、やはり水は担いだほうが安心。
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