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春の雪上訓練

20220409_春の雪上訓練_s

【谷川岳 マチガ沢】
4月9日(土) 晴れ
メンバー:12名

マチガ沢出会いで訓練を行う予定だったが、雪が充分有ったので、ロープウェイ駅周辺で訓練を行いました。青空の下、4月の谷川とは思えない暑さの中での訓練となりました。

2班に分かれて、下記の訓練を行いました:
ツボ足での歩行訓練
アイゼン装着練習
アイゼンを付けての歩行訓練
ワカンでの歩行訓練
耐風姿勢
滑落停止
ビーコン操作
弱層テスト

今回は参加人数も少なかったので、効率良く訓練が行え、予定よりも早く訓練が完了しました。
お疲れ様でした。

3月例会山行 三浦富士、武山

s_三浦アルプス

【日程】2022年3月13日(日)
【メンバー】11名
【行程】9:30京急長沢駅~10:15三浦富士~10:55砲台山11:10~11:30武山12:00~12:45津久井浜駅

【報告】春、のんびり山行の始まり♪
9:30京急長浜駅出発、登山口は住宅街を過ぎたところから。歩き出すとすぐに暑くなる陽気で衣類調整をする。一部ロープがあるような急登があるもののしっかりとしたコースなので歩きやすい。

三浦富士の山頂はあまり広くなくて祠がいくつか並んでいる。残念ながら向こうに見えるはずの山々は見えず。

途中見晴台でひといきついてから砲台山へ向かう。ここは昭和初期に作られた砲台跡だそうだ。

マル危(?)/倒木を潜り抜け、杖が必要な坂道を登ると武山に到着。ここには「アゼリアハウス」なる休憩所があり、のんびりお昼休憩をとる。展望台からは富士山が見える!はずだったがかすんで今日はお預け。

さぁ、あとはマグロを目指すのみ!いっきにくだり、途中の津久井浜観光農園案内所で野菜をゲットしてから津久井浜駅にたどり着いた。

ここからは各自お楽しみ、マグロを堪能されました♪
桜も咲いていて、もうすっかり春!
参加いただいた皆様、久しぶりにおしゃべりしながら楽しく歩けました。ありがとうございます。改めて、灯会で山歩きができるようになって良かった~、と思いました。

転進先は快晴! 焼岳南峰(中の湯からピストン)

s_こくどの焼岳

【日程】 2022年2月26日(土)
【行先】 焼岳(南峰)(中の湯からピストン)
【メンバー】 タマさんCL、Y、ぐぅぐぅ、kokudo(報告)
【天候】 快晴風弱し
【コースタイム】
2/25
タマ車:東京西郊某駅23:45頃→3:10頃、沢渡3:30就寝。
2/26
5:30起床。沢渡6:30(予約タクシー3440円)6:41中の湯ゲート6:44~7:23中の湯温泉7:40~8:03新中の湯登山口8:06~10:05広場10:20~11:50焼岳(南峰)12:12~12:53広場13:05~14:18新中の湯登山口~14:35中の湯温泉14:40~15:15中の湯ゲート15:25(予約タクシー3440円)→15:36沢渡泊
2/27
沢渡9:00頃→下島豆腐~清流の里野菜、ワークマン寄り道→松本インター11:30頃~12:15頃境川PA~14:00東京西郊某駅

 土日で中央アルプスの将棋頭山へ桂木場から往復の予定であったが、アタックする日曜日の天気が悪そう・・・何とか土曜日に登れる山はないか? ということで急遽決まった焼岳。
 テント泊の準備は要らなくなったものの、土曜日朝発が金曜日夜発になり、残業の多いメンバーは四苦八苦。
 某駅を0時前に出発。高速を快調に飛ばして3時には沢渡に到着。駐車場でテントを張って仮眠。テントの床に古毛布を敷いていただいて快適。でもやっぱりちょっと床は冷たかった。
 2時間程の仮眠で5時半起床。お湯を沸かして食事をとって、テントを片して、6時半に予約したタクシーへ。
 ものの10分ほどで中の湯のゲートに到着。ゲートは閉まっているが門番はいなかった。支度をしてスタート。風も弱く空は青い。中の湯旅館を過ぎ、はじめはショートカットルートを行ったが、その後トレースは旧国道沿いになったのでそのまま従って新中の湯登山口へ。雪が多く踏み跡以外はズボッと埋まる。
 新中の湯登山口から1時間強の所でアイゼンを装着。急坂をあえぎ登って、さらに1時間で焼岳の見える広場に到着。右手に霞沢岳。正面に明神と焼岳。そして空は変わらず真っ青!
 広場から尾根にすぐ取りつくルートもあったが、標準のコースを取る。沢の真ん中を進んでいる先行パーティもいる。(どうもスキーだったようです)
 広場からは急斜面をぐいぐいと登る。もう樹林帯を抜けているので、高度が上がるにつれ展望が広がってきた。右手前方には前穂高。後ろには中央アルプス、そして南アルプス。左後方には乗鞍岳。そして、左手に白山も見え始めてきた。
 急坂はきついけど、うれしい! 急坂で後ろを向くとバランスを崩しそうなので、景色を見るときは、ピッケルを雪面に突き刺して足場を固めてから振り返る。そして懐からカメラを取り出す。写真は下手くそだが、景色は美しい。
 一度平坦な箇所に登ってから、ピークのすぐ左下を巻きながら登るところがちょっとした岩場になっている。登りは「えいやっ」とピッケルの力と前爪を使って乗り越えたが、下りは怖かった。下りの時には先行者のE女史に足場の位置を教えてもらった。ありがとう!
 岩場を過ぎるともう頂上だ。明神岳、前穂高岳、奥穂高岳、ジャンダルム、西穂高岳、南岳、槍ヶ岳。さらに左に振って、野口五郎岳。小さな三角が鷲羽岳、すぐ左が水晶岳。さらに左、なだらかなのが双六岳。いったんへこんで尾根が手前に出てきたピークが抜戸岳。尾根続きが笠ヶ岳。遠くの白い山が白山。また近くなって乗鞍岳。中央アルプス、南アルプス、そして八ヶ岳も頭のほうが見えている。
 痩せているので雪庇を踏み抜かないように注意して写真を撮る。風も弱く、雲一つない青い空。そして白い山々。
美しい。
来てよかった。

帰りは早い。頂上直下の岩場だけが怖かったが、それ以外は、雪も緩んできていて、踵から足をおろせば、ズボリと埋まって、落っこちることもない。途中で尻セードもやったが、あまり滑らなかった。
広場からは樹林帯を黙々と下り、中の湯ゲートで待ち合わせたタクシーで再び沢渡へ。

今日はもう疲れているので、沢渡の温泉民宿で1泊。お風呂とスキ焼宴会を楽しんだ。ただ、皆、昨夜の寝不足もあり、二次会は無し。
 朝風呂に入ってから、これまたボリューム満点の朝食をいただいてからのんびり出発。
 途中下島駅前の下島豆腐でお土産を買ったり、農協の野菜販売所へ寄ったり、ワークマンに入ったりと、なかなか前に進まない。ただ、高速に乗ってしまえば渋滞もなく無事出発駅に到着。まだ、昼過ぎといったところ。
 今シーズンは、本命に行けないで、転進先で好天に恵まれている。これは、転進先をメインにした方が良いか?

2月例会山行

【日程】2月20日
状況判断により中止

快晴微風の大展望! 木曽駒ヶ岳

s_木曽駒から

【行先】 木曽駒ヶ岳
【日程】 2022年1月10日(月祝)(麓に前泊)
【参加者】 タマCL、Y、ぐぅぐぅ、kokudo(報告)
【行程】
9日 午後東京発(自家用車利用)16時頃 伊那
10日 伊那7:00(コンビニ、下道経由)7:50頃菅の台バスセンター
菅の台バスセンター8:35(臨時バス)9:10しらび平駅9:25(臨時ロープウェイ)9:33千畳敷駅9:50~(途中2回5分ずつ休憩)~10:47乗越浄土10:48~10:50宝剣山荘10:58~11:10中岳11:12~11:20木曽駒ヶ岳 頂上山荘~11:38木曽駒ヶ岳11:50~11:58木曽駒ヶ岳 頂上山荘~12:08中岳~12:18宝剣山荘12:28~12:30乗越浄土~13:07千畳敷駅13:55(定期ロープウェイ)14:02しらび平駅14:10(定期バス)14:45菅の台バスセンター・こまくさの湯で入浴、16時半頃出発。

4.山行報告
 1月7日~10日の3泊3日、聖岳東尾根のお誘いを受けて、ウキウキこの日を待っていたが、どうも天気が芳しくない。晴天は期待できそうだが、アタック日の9日は30m以上の強風が予想されていた。
しかるに8日と10日は天気よさそう。
でも7日に急に休む訳にも行かず、10日にアタックできる山ということで、当初から転進候補として上がっていた「唐松岳」そして新たに、「木曽駒ケ岳」「焼岳南峰」の3つが候補となり、参加者の多数決で「木曽駒ケ岳」に決まった。

 9日13時、東京西郊の某駅集合で、中央高速は渋滞もなく、途中、南アルプス、甲斐駒鳳凰、八ヶ岳、北アルプスの展望を楽しみながら、伊那には16時過ぎに到着。
中央アルプスには雲がかかって今一つ天気は良くないが、明日は風弱い晴天予報。予報を信じて、「見晴らしの湯」で入浴後、伊那市街の居酒屋で伊那料理を堪能。
馬刺し、おたぐり(馬もつの味噌煮込み)、ローメンなどを堪能。ホテルの割引券で最初のビールがタダだったのを勘案しても安かった。
 その後、お決まりの宿での二次会をスタート。
はじめに、ぐぅぐぅさんが、誕生日が近いリーダータマさんために用意したケーキをご披露。その後は、記憶が無くなってしまい・・・
翌朝、リーダータマさんとkokudoはどうも二日酔い。マスクをしていると自分の吐息で酔いそう・・・。

 伊那市駅そばのホテル7時に出発し、コンビニ経由下道で菅の台バスセンターには8時前に到着するも、バス停にはすでに長い列。8時のBC始発の臨時便。8時15分の定期便には乗れず、結局BC始発8時35分の臨時便でしらび平へ。そして、ロープウェイは9時25分の臨時便に乗ることができた。
(ちなみにこの冬季間はモンベルカード等の提示でロープウェイが特別割引になります。ホームページをよく確認してお得に行きましょう!バスセンターのチケット売り場でもカード等を提示すれば割引が受けられます。)
ロープウェイは満員。でも、高度が上がるにつれ、南アルプスが屏風のように広がり、そして、富士山がちょこんと顔を出してくれた。
 千畳敷駅から外に出ると、そこには本当に濃い青い空と白い雪と黒い岩の宝剣の頂。
素晴らしい!
年末の時には、すぐ傍にある神社でさえかすんでいたのに。
支度をしていてもちっとも寒くない。そして歩き始めて20分もしないうちに1回目の衣類調整が必要なほど暑い。
バス2台分の先行者がいるのでトレースはバッチリ。カールの坂道をぐいぐいと高度を上げていく。
が、二日酔いにこの急坂はつらい・・・息が切れる・・・でも、汗を流すうちにアルコールも吹き飛んでいく。

 浄土乗越直下は、登りでもきついくらいの急坂。でも、ステップが切ってあり、これを使って滑落しないように慎重に進む。
乗越までたどり着くと、中岳や八ヶ岳、浅間山などの展望が広がる。振り返ればさらに大きくなった富士山と南アルプスの屏風もさらに大きく広がる。
 宝剣山荘の陰で休憩を取った後、今度は中岳へ登る。
(宝剣山荘の風下側では、小屋を利用してテントを張っている方がいた。賢い!)
中岳へと登ると、御嶽山がどーんと、そして空木や南駒など中央アルプスの南部も、そして遠くの展望もさらに広がりを見せる。

 一度、頂上山荘へと下る。ここは風が吹き抜けるのか、積雪の表面が凍っていた。アイゼンがガリガリ言っている。
 そしてもう一度登り返すと、いよいよ木曽駒の頂上!
北アルプスもドーンと今日はさらに奥の山々も見えている。
とにかく見渡す限りの大展望。
大喜びで写真を撮りまくるも、弱いとは言え風が冷たいので、先ほどの宝剣山荘まで戻って休憩を取ることに。

 そして、今度は浄土乗越からカールを下っていく。
はじめは傾斜を緩くスロープ状にしてあるトレースを行くが、途中から既に切られたステップを頼りにまっすぐ下っていく。
まず、緩いスロープ状の所から方向転換をして下っていくところで下を見ると・・・
ウー怖い!
(ちなみに、別パーティの方がそのままスロープを進んで夏道の方に行きそうになっていたが、そちらは危険なので、呼び止められていました。)

 1歩先、2歩先のステップを注視しながら、後ろ向きで慎重に下りていく。
雪も柔らかいので、滑って落っこちそうという感じではないが、高度感が恐怖を呼び起こす。
しばらく後ろ向きで降りていくと、最後尾のリーダータマさんが、
「そろそろ傾斜も緩んできているよ」と声をかけてくださる。
確かに、一部広めのステップになる所も出てきたので、ここらで向きを変えられそう。
ピッケルを突き刺して、慎重に体の向きを変え今度は、横這いで下り始める。
雪が柔らかいので、下りやすい。
それでも、バランスを崩さないよう、アイゼンをひっかけないように慎重に下りる。先行のぐぅぐぅさんやY女史はすいすいと下っていく。

やがて、正面向きに体の向きを変え、もういい加減傾斜が緩くなってきた所で、シリセードで下る。
早いし、らくちん!
あっという間にカールの底へ。

今日の難所を越え振りかえれば、相変わらず濃い青と白と黒の世界。
うーん楽しい!
 名残惜しいが、帰らなければならない。
千畳敷駅では、下りロープウェイが出発したばかりなので、ゆっくり支度して、喫茶室で南アルプスの屏風を眺めながら待つ。

 帰りのロープウェイは、満員で乗り切れなかった人は20分後の臨時便で対応していた。
下山後は、こまくさの湯で入浴(ここも、モンベルカード提示で50円割引)して、体を温め、食堂で腹ごしらえをしてから帰京の途に就いた。
(この日は渋滞がなく、2時間半ほどで帰ることができた)

 リーダーのタマさんはじめ、ぐぅぐぅさん、Yちゃん、至らぬ私を連れて行ってくれて、ありがとうございました。

1月例会山行 景信山

s_2022_1月例会

【日程】2022年1月16日(日) 晴れ
【メンバー】A班8名 B班8名
【行程】小仏バス停9:20→小仏峠10:25→11:25景信山12:20→小仏峠13:05→13:30小仏バス停

1月例会山行の幹事コースです。当初恒例の餅つき山行予定でしたが、コロナ感染者増加に伴い餅つきは中止となり、通常登山のみの実施となりました。

集合場所が、現地小仏バス停9時15分、高尾駅北口2番乗場から小仏行きバス8時32発に乗車しました。当日バス乗り場は30人位並んでいて増発便がありバス2台が小仏行きでした。(オミクロン影響なのか立ち客まではなく座れました)
小仏バス停で参加者集合。リーダーより参加者確認、本日予定の案内が行われ、その後2班に分かれ9時20分にスタート。

小仏バス停から登山口まで移動、朝気温が低く一か所道路が凍った箇所(水たまり程度)がありましたが、他は問題なく歩けました。続いて登山口から小仏峠までの歩道ですが、こちらも10日前降雪がありましたが、まったく雪も残っておらず、また凍って滑るような箇所はなく、チェーンスパイクは準備して行きましたが使用する箇所はありませんでした。
小仏峠に到着後10分程度休憩し、その後景信山へ。小仏峠から景信山の歩道も同様、凍った箇所はなくスムーズに歩けました。往路はゆっくりしたペースでしたので約2時間で景信山山頂に到着しました。他のB~Dコースの皆さんは到着されておらず、幹事コースA班が1番乗りの到着でした。

到着後、餅つき予定でした景信茶屋青木側テーブルに場所をとり、それぞれ昼食をとりました。当日の景信山山頂は風もなく日差しがありダウンを着るまでもないような気温でした。
登山者は、前回(2年前)と比べて少ないように感じました(休憩テーブルは1/3くらい空いていました)。また青木前の餅つきは、2グループ(各5~6名)が行っていました。

その後全コースの参加者が景信茶屋青木前に集合。適時昼食をとった後、全員で集合写真を撮影。その後各班ごと下山開始。当班Aコース復路は、同じコースを戻るコースでした。

少し気温が上がり、土がゆるく滑りやすい場所もありましたが、スムーズに下山でき13時30分には小仏バス停に到着しました。山行終了後、徒歩で高尾駅に行くメンバーとバスで行くメンバーに分かれ解散となりました。(小仏バス停・高尾駅行きバスですが、増発便がありバス3台来ていました)

今回山行は、餅つきは中止となりましたが、久しぶりに会メンバーの方々との再会でき、近況の話をしたり、行きたい山の話をしたりと、とても楽しい山行となりました。リーダー班長、参加者の皆さま、ありがとうございました。

浜石岳〜薩埵峠から海越しの富士山〜

s_薩た峠

【日時】2021年12月19日(日)快晴
【メンバー】4名
【行程】
東海道本線 興津駅9:00→国道一号→9:45薩た峠10:00→立花分岐→13:00浜石岳(707m)頂上13:35→14:05(東海自然歩道バイパスコース終点)15:25由比駅

予定されていた12月の雪上訓練が豪雪のため中止となり、翌日に予定されていた日光白根の代替案として、リーダーが提案してくださった青春18きっぷを活用したプラン。静岡は申し訳ないくらいの快晴で、海と富士を眺めながらミカン畑を歩くハイキングは爽快だった。

興津(おきつ)駅から海岸沿いの国道一号を20分程歩く。山腹を切り開いて街道とした中ノ道に入り、緩やかな舗装路を歩く。観光課や「浜石岳を愛する会」による道標が数多く設置され、迷うことはない。みかんの最盛期で、無人店舗には熟したみかんが置かれ、農家の方の「甘いよ」の一言に皆買い込んだ。ほどなく薩た峠に到着。

歌川広重の東街道五十三次に描かれている薩た峠。海に突き出した地形は東海道三大難所の1つと言われていたようで、今は眼下に東海道本線、国道一号、東名高速が海に突き出し、駿河湾を隔て雪を戴く富士山を臨むことができる。『万葉集』の「田子の浦ゆうち出でて見れば真白にぞふじの高嶺に雪は降りける」もこの辺り。古くから風光明媚なところだったようだ。

峠を過ぎてから道標と地図を頼りに海を見ながらの舗装路が続く。しばらく行くと、左手に立花、浜石岳の道標があり登山道に入る。コース10キロ弱、約4時間と書かれていて、日の短い頃なので一同少し焦る。実際には3時間もかからなかった。途中竹林を抜け、急な登りが所々あるが、ほとんどが針葉樹の樹林帯のよく整備された歩きやすいハイキング道。頂上まで展望には恵まれない。道標はたくさんあるが、細かい分岐が多いので、道を間違えないように確認しながら進んだ。

緩やかで広い頂上へ抜けると一気に景色が広がった。眼前が富士。長い裾野の先には沼津アルプス、箱根外輪山、伊豆半島が続く。手前には海が広がり陽を受けてキラキラしている。右手には三保の松原。ゆっくり昼休憩を取って下山を開始するとすぐに駐車場に出た。地元住民の憩いの場のようだ。ここからは舗装路を下り、街道を由比駅へ。桜えびの季節にはまだ早く、熱海まで戻って風呂と海鮮料理を楽しんだ。18きっぷは乗り降り自由なのが素晴らしい。次回は桜エビ目当てで由比に訪れてもよいかもしれない。

冬の雪訓

【日程】12月18日
【山域】谷川岳 天神平
【メンバー】28名

悪天候予報のため、予定していた会主催の訓練を中止。
Sリーダーの下、新人・希望者を中心に天神平付近で自主訓練を実行。

12月例会山行 明神ケ岳

s明神が岳

【日程】2021年12月5日(日)
【メンバー】17名
【行程】
大雄山駅8:25―道了尊行バス8:38―道了尊 9:00―見晴小屋 10:11―11:54着 明神ヶ岳 12:33発―矢倉沢峠14:55―金時登山口バス停 15:20

道了尊から急坂を登る。鬱蒼とした杉が林立している。この杉林は、調べてみると宝徳3年(1451)に最乗寺5世春屋宗能が、山中の草木を伐採することを堅く禁じた掟書を出したことに始まるとの事であった。 見晴小屋に到着した時には厚着をしていた事もあって背中が汗ビッショリになっていた。歩いている途中に木を運んでいたと見られる古くなったロープウェイの残骸を見かけた。山頂付近におおきな石が転がっていて少し歩きにくかった。
明神ヶ岳山頂に到着すると大勢の登山者がいた。眺めは良く大涌谷の噴気を見る事ができた。ここからは富士山が見えるとのことなので機会があれば次回チャレンジしたい。景色を見ながら昼食をすませ、記念写真を撮って明神ヶ岳を後にする。
途中で金時山、明神ヶ岳山頂 小田原市街と相模湾がきれいに見えた。

尾根を下っていると犬を連れた登山客に出会う。見ると犬の足が汚れていて、ズボンが汚れるので気をつけた方が良いとのこと。スパッツを持ってくれば良かったと後悔する。
矢倉沢峠のうぐいす茶屋に到着するが営業していなかった。別荘と思われる建物の脇の道を下って行くと舗装道路に出て、金時登山口バス停があった。着いて間もなく箱根湯本駅行きのバスが来て乗り込む。
弥次喜多の湯に入浴後、箱根のお土産を買い帰宅。
とても楽しい1日であった。

レベルアップ企画 地図読み山行(奥多摩・麻生山)

s読み

【日程】 2021年11月27日(土)
【参加者】 7名
【行先】 奥多摩・麻生山

【山行報告】(by kokudo)
もう何度目か忘れてしまった毎度おなじみの地図読みコースで今年度の地図読み企画を敢行。さすがに飽きられたと見え新人とお試しさん3人のほかはベテラン3人の参加者にとどまり、これなら一回の説明でみんな聞こえるなと安堵しつつ準備を進めた。
 武蔵五日市駅前のバス停集合としたが、手前の1番乗り場の大行列(桧原村、都民の森方面)と間違えてしまう人もいた。集合場所はやはり改札前か・・・
 はじめバスは結構な混雑だったが、すぐに下車する人がいて、登山客はそんなでもない。

白岩滝バス停前で地形図について簡単なレクチャーとコンパスの使い方を講義するが、谷あいで日が差さず寒い! 松尾バス停なら多少は日が差すのでこれは失敗であった。
今日のコースは麻生平までは沢、以後は尾根道が基本となるルート。ということは、前半は冷気が残る谷の道のため寒い・・・。

バス停から15分ほどの車道終点のトイレで少し休んでから、滝場の続く沢へと入っていく。紅葉はもう終わりくらいの感じだが、滝と相まって美しい。途中道の崩落により、高巻道に付け替えられているが、通過に特に支障はない。
 沢の方向をコンパスで確かめたり、高圧電線が下からは見えにくいことを確かめたりしながら、沢を詰めていくと麻生平に出る。
ここは、日の出山から東北方向への展望が広がる。
朝のうちは晴れていたが、いつの間にか雲が広がっていて、ちらちらと雪が降ってきた。積もるほどの降りではなかったが、雪が舞うほど寒いのかと思いつつ、体を温めるためにも頂上へと急ぐ。そして、急坂を詰めると東側のみ展望が開けた麻生山山頂へと着く。

 今日は眺めがよい。筑波山やスカイツリーなどもバッチリ見える。
 さあ、あとは下るだけ。今度は尾根道なので、小ピーク(尾根の分かれる所)に着くたびに、現在位置とこれから進む尾根、進まない尾根の方向をコンパスで確かめていく。
はじめはなかなかうまくいかない人もいたが、最後のあたりでは問題なくできるようになっていた。よかった!

送電鉄塔を潜ったあとから急坂を下って、つるつる温泉へと到着。希望者は入浴して、寒さに震えた体を温めてから、武蔵五日市駅へのバスに乗った。

【一言コメント】
カワセミさん
数年ぶりに地図読み山行に参加しました。また、自粛続きで約2年ぶりの会山行も楽しかったです。
最近の山行はスマホGPSによる位置情報山行がほとんどで、これからはこれが主流になることでしょう。しかし、山域全体の広い地域を把握すること、GPSのバックアップなどには、地図は欠かせないものです。GPSと地図の住みわけの模索がしばらく続くものと思います。そのためにも、山行には地図は必須で読図技術は必要な技術と思っています。このことを忘れないためにも、機会があればまた参加したいと思っています。リーダー、お世話になりました。

焼き肉のたれさん
地図読みに何回か参加していますが、まだまだ立体として把握するのが苦手です。地形図を見たら尾根や沢が3Dで浮かび上がってくる!!、というのが夢~

ジャネットさん
今回のコースは3回目ですが、しっかり地図を見て歩くと毎回気づきがあるものですね。
普段の山行でじっくり地形を見ながら歩く事はないので(日が暮れる)、地図読みに特化して挑むと、うろ覚えや理解不足が明確になります。
リーダーの解説やテキストはとても分かりやすく勉強になります。今年も楽しい講習ありがとうございました。

新人Sさん
今回初めての地図読み山行で、新品のコンパス片手に「頭まっしろ…」になりながらも、リーダーの「怒りませんから、何度でも聞いて下さい。大丈夫ですか?わかりますか?出来ましたか?」という優しさと忍耐強さに励まされ、
ベテランのカワセミさん、焼き肉のたれさん、ジャネットさんのありがたいアドバイスと強力なサポートの元、また、新入会のMさんとお試しのKさんは、山歩きには慣れていらっしゃって心強く、ラストチェックポイント32番前には「おお!ふむふむ!なるほど!そっかー」とどうにかこうにか地形を把握できるようになり、地図読みの楽しさを教えて頂きました。
時々小雪の舞い散る中、リーダーが「寒いですから、あまり時間かけずに早く温泉入りに行きましょう」とおっしゃっていたので、私の頭の中にはもう温泉マークしかありませんでしたが、いやいやこれがどうして、リーダー、最後まできっちり、しっかり、確実にご指導下さって流石です。この日は天候に恵まれて景色も良く、秋色に美しく色づいた麻生山から見た関東平野と遠くに筑波山を眺めて「あー こういう所に住んでるんだなー」とあらためて深く感動しました。時間をかけて精密な資料作り、わかりやすい説明と万端の準備をして下さったリーダー、ご一緒して下さった皆様、どうもありがとうございました。とても楽しく勉強になりました。どうぞお身体を大切に、良い年をお迎え下さい。2022年もどうぞよろしくお願い致します。

新人Mさん
今回、とても有意義な地図読み会に参加できましたこと嬉しく思っております。
コンパスを使っての現在地・方向の確認については、机上で勉強はしておりまし
たが、実際にはほとんど使っていなかったので、とても良い勉強になりました。
資料も作成していただき、ありがとうございました。寒い中、皆さんに、助けてもらいながら楽しく山行できました。

お試しKさん
先日はありがとうございました。
普段は自分の足元の道と、遠くの稜線しか意識せずにいましたが、今回の「地図読み講習」では、周りの地形を把握して歩くことの重要性、なによりも“楽しさ”を実感しました。コンパスを使って地図に無い道を進むことは、ちょっとした冒険のようであり、また周りの地形を意識することで、普段の登山とは違う「山の中に分け入っている」感覚がして、密度の濃い時間を過ごすことができました。1人でコンパス片手にバリエーションルートというのは私にハードルが高いので、初心者にも優しいバリエーションルート企画があれば、是非参加したく思っています。よろしくお願いします。

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